うまく生きてしまうオトナに捧げたい。泳げないのに海に飛び込む覚悟があるか?-映画Sing Streetを観た。

You can never do anything by half; do you understand that?

RaphinaがCosmoに言ったこの一言が頭から離れない。
何事も中途半端じゃダメだ。
やるからには全力で、命をかけてできるほどの強い想いを持ちたい。

いまにも沈んでしまいそうな小さなボートでもダブリンからイギリスを目指すほど、強い想いを持ちたい。

Raphinaのように、たかがミュージックビデオの撮影で海に飛び込めるほど。
泳げもしないのに。

映画『Sing street』を観た。
音楽も、60年代風なファッションも、撮り方も、美しかった。
一番美しかったのは、きらきらとした少年たちの笑顔。
高校生のバンドのために一生をかけるかのような、真っ直ぐな想い。

私の周りにはいつも、やりたいことに向かって真っ直ぐ突き進む人がいる。
そんな人は、決まってきらきらとした笑顔をしている。
その人は理想のものを手に入れるために声に出し、手足を動かし、仲間を得て、進んでいる。
私はいつもそんな人たちを見ていた。うらやましいなあ。声が大きいなあ。
私はいつも新しい世界を見たいと、周りを見回してばかりで突き進みきれずにいた。
あるいは、周りを見回すことに全力になっていたのかもしれない。

You can never do anything by half; do you understand that?
わかってる。痛いほどわかってる。
このままじゃ何にもならない。

描きたいものをしっかり描いて、声に出して、真っ直ぐ進もう。
これが描きたいかわからない、なんて、描いてみないとわからない。

理想のものを手に入れるために、泳げもしないのに大海原に飛び込む、
そんな気概を持ちたい。

You can never do anything by half; do you understand that?



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