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高知の思い出料理~オクラのお好み焼き~

長男が3歳。長女が1歳の時。
私達は高知県に住んでいました。

高知県の夏は、神奈川とは違い、日焼けすると
肌がこげ茶色になるほど日差しが強い土地でした。

高知県では、夏野菜がたくさん穫れます。
ピーマン、なす、トマト、ニラ、生姜、にんにく。そしてオクラ。
一袋100円で、神奈川県の2倍ほどの量が入ったオクラが買えました。

子ども達がまだ小さかったので、幼児食を作る必要がありました。
住んでいた場所は、市街地から離れ、コンビニもない場所だったので、
子供達を連れてお出かけする時には、お弁当は必須でした。

そんな時に誕生したお料理が
「オクラのお好み焼き」でした。

簡単に作れて、栄養たっぷり。
子どもが手づかみで食べても、ボロボロこぼれにくくて、
持ち運びが楽。

冷凍保存ができるので、たくさん作って、
お出かけ前にレンジで温めてすぐに出発!!
とても便利なお料理です。

作り方は簡単です。

【材料】
卵 … 1個
水 … 卵と同量
薄力粉 … 水に入れて、ホットケーキの生地と同じくらいの固さになる量
塩 … 小さじ1/2位
かつお節 … 口を開けてしまって、使い切りたいものでOK!
オクラ … 6,7本位
長ネギ … 1/4本位
ひき肉 … 一握り位(鶏でも豚でもOK)

【作り方】
①オクラを小口切りにします。

②ボールに卵、水、塩、薄力粉を入れて、だまがなくなるまで混ぜます。
そして、あればかつお節を入れます。旨味も栄養も増します。

③さらにオクラ、ネギ、ひき肉を加え、ザックリと混ぜます。
あまり混ぜすぎると、肉が小麦粉と混ざり過ぎて、
お肉の食べ応えがなくなってしまうので注意。

油を多めにしき、熱したフライパンに生地を流し込み、
大人のお好み焼きよりも、薄めに生地を伸ばします。

④表が焼けたら、裏返します。
ふっくら焼きたい時は蓋をします。
サックリ焼きたい時は、蓋は開けたままで焼きます。

そして、お弁当箱に詰めやすいように、四角く切ります。
幼児食は、これをジッパー袋などに入れて冷凍しておきます。
その日の子供の食べ具合によって、量を調整しやすいので、
本当に重宝しました。

すぐに食べる時には、ソース、マヨネーズ、さらにかつお節、青のりをかければ出来上がりです!

オクラが入っているので、しっとりして小さな子でも食べやすいです。
山芋に近づけたい時は、オクラをみじん切りにするともっと食べやすくなります。

当時は、このお料理をこんなに上手に作れていませんでした。

あれから13年。毎日上手になろうとそんなに意識はしてきませんでしたが、
子ども達の健康を守るため、喜んでもらえるように
ただただ、一生懸命食事の支度をしてきました。

この頃の子供は一番目が離せない年頃です。
慣れない土地での生活で、本当に大変だったことを思い出しました。

でも、そんな大変な状況だったからこそ、このお料理は生まれました。
久しぶりに思い出して作った「オクラのお好み焼き」
なんだかちょっとウルっとしてしまいました。

私の経験が、誰かの役に立ったらいいなと思います。

毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。