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六ケ所村ってどんなところ?5年間住んでみた感想

この記事のページを開いた方は理由はどうあれ青森県の六ケ所村に興味を持った方だと思います。

筆者は仕事で六ケ所村に五年間住んでいたので、その経験を踏まえてよかったところやイマイチだと感じたところを紹介していきます。

六ケ所村ってどこ?

六ケ所村は青森県の東端に位置しており、隣接している比較的大きな町として南には三沢市、北はむつ市があります。村に駅はないので車が必須になります。車を持っていない方はバスやタクシーを使う必要がありますが、かなり不便だと思います。一応、小さい子供がいる方や高齢者がいる方には村からタクシーの無料券が配られるようです。

六ケ所村アクセスガイド

また、太平洋に面しており、泊地区では漁業が盛んで古くから六ケ所村に住んでいる方が多いです。私は尾駮地区に住んでおり、こちらは六ケ所村にある核燃料サイクル施設に関係の仕事をしている方が多く住んでいる比較的新しい居住エリアになっています。

ここでは私が住んでいた尾駮地区での生活を中心にご紹介します。

六ケ所村の風土は?

北国ということもあり、当然冬は厳しいものになります。早ければ11月から寒くなり始め、4月までは暖房が必要になります。降雪量もそれなりにありますが、それよりも年間を通して風が強いこともあり、地吹雪になることが多いです。筆者は雪国育ちなので冬道の運転経験は十分ですが、それでも何度かホワイトアウトで事故りかけたので本当に注意が必要です。スタッドレスと4WDは必須だと思います。

5月には暖かくなり始め、春っぽさを感じますが、それも一瞬で6月からは太平洋から「やませ」が吹くので霧がかることが多くなります。これは六ケ所ならではの気候だと思います。

やませ

やませ霧写真やませは8月くらいには終わり、本格的に暑くなり始めますが9月になると涼しい日も増えてきます。10月には秋を迎えますが、個人的にはこの時期が一番過ごしやすく、この季節で止まればいいのにと思っていました。

どこで買い物をしてるの?

かなり田舎なのでみんなどこで買い物をしているのか気になると思います。

尾駮にはリーブというスーパーがありますので一通りの食料品はここで買います。また、薬王堂やホーマック、ローソン、ファミマもあるので一応最低限のものは村内で買えます。ただ、品ぞろえはあまりよくないのでそういう場合は三沢やむつまで行ってドライブと買い物を楽しむパターンが多いと思います。筆者はよくドライブを兼ねて八戸まで遠征をしていました。片道1時間半くらいかかりますが、頻繁に通っていると慣れてしまいます。笑

どうしても欲しいものが近くにない場合はAM〇ZONや〇天で買えるので買い物でそんなに困ったことはないです。

どこで遊んでいるの?

よくも悪くも自然がいっぱいなのでアウトドアが好きな方は楽しめると思います。海釣りしたり、三沢の砂浜でサーフィンしたり、野辺地の馬門温泉スキー場でスキーをしたり、小川原湖キャンプ場でBBQしたり、ちょっと遠出して十和田湖でジェットスキーをしたり、とにかく自然を使った遊びなら何でもできるんじゃないかという感じです。温泉も多いので温泉好きにもおすすめです。

一方、商業娯楽施設は少ないので三沢市か八戸市や青森市まで遠征が必要になります。一応カラオケはろっかぽっかという商業施設がありますが、主にスパ施設という感じなのでカラオケを目的に行くにはイマイチかなという感じです。家族で1日ゆっくりする分にはいいかもしれません。

まとめるとアウトドア派にはいい環境だと思いますが、インドア派には物足りなく感じてしまうかもしれません。筆者はインドア派だったので休日の遊び方には困ることが多かったです。

公共施設のクオリティが高い!

六ケ所村はエネルギー関連施設が多くあるため、村の財政は潤っているようです。そのため、公共施設は綺麗で立派なものが多いように感じました。

私は図書館によく行っていましたが、あまり混んでおらず冷暖房も省エネの時代に逆行するようにガッツリ効いているので長時間勉強などで滞在するにはとてもおススメです。併設しているスワニーという施設にはたまに芸能人が来てコンサートなどが開かれています。

また、村営の屋内プール「ろっぷ」もよく行っていました。村営というと設備が古いイメージがありますが、こちらは2018年ごろにできた建物であり、とてもきれいです。私はプールではなくトレーニングルームをよく使っていましたが、大人200円で居心地もよかったので週一で通っていました。


以上、六ケ所村に5年間住んでみた感想でした。これから六ケ所村に住むことになるという方に参考になれば幸いです。




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