アジアカップ準々決勝での日本対イラン戦について思ういくつかのこと

去る2月3日(土)、カタールのアルラヤンでサッカーのAFCアジアカップの準々決勝が行われ、日本はイランに1対2で敗れました。

最新のFIFAランキングで17位の日本と21位のイランが対戦した今回の試合は、アジアサッカー連盟(AFC)における二強の顔合わせでした。

前半に守田英正選手が先制点を挙げたものの後半はイランが同点に追いつき、最後はペナルティーキックにより逆転したことは、今大会の実質的な「頂上決戦」にふさわしい、見応えのある試合となりました。

もちろん、伊東純也選手の離脱は他の選手たちに少なからぬ動揺を与えたであろうものの、それ以上にイランの猛攻という表現がふさわしい攻撃が日本の勝利に対する執念を上回ったと言えるでしょう。

「アジア1位」であり、大会史上最多となる4度の優勝を達成している日本にとって、AFCアジアカップの優勝は当然目指すべきものと思われるかもしれません。

しかし、今回の試合は、3回という日本に次ぐ2番目の優勝回数を記録しているイランの底力を改めて示します。

それとともに、予選をも視野に入れれば、AFCに加盟する各国・地域の実力の向上をも伝えます。

その意味で、日本が準々決勝で敗退したことは残念ではあるものの、今後の試合への興味が衰えることはありませんし、どの国が今大会の栄冠を手にするのか、一層注目されるところです。

<Executive Summary>
What Is a Meaning of the Result of Japan in the AFC Asia Cup 2024? (Yusuke Suzumura)

Japan was defeated by Iran at the occasion of the match for the AFC Asia Cup 2024 held on 3rd February 2024 and Japanese players lost the opportunity to enter the semi-final. On this occasion, we examine the meaning of the result of the match.

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