見出し画像

未来のサプライチェーンをつくるために、太平洋ベルトの“バックル”で勝負する必要があった

自己紹介

こんにちは!細井です。
私は2016年に大手自動車サプライヤー「アイシン精機株式会社」(退社当時の名称)を退社し、製造業向けのスタートアップ「ものレボ株式会社」を立ち上げました。
起業の経緯はこちらに記載しているので、ここでは詳細は語りませんが、起業という選択肢自体は、大学時代に就職活動をしていた時から持っていたものです。
就活当時の私は、自己分析を通して自分が何のために存在するかを追求しました。その結果、人類の進歩に革命的な貢献をすることを自分の人生の目的と定めたわけです。
そして、「産業革命と呼ばれることをする」を理念とし、グローバル展開を目指す、ものレボという京都に本拠地を置くスタートアップを立ち上げました。
創業者というと仕事人間というイメージがあるかもしれませんが、起業後に新しい趣味としてマウンテンバイクと釣りを始めました(笑)。
さて、今回のnoteでは、ものレボが京都に本社を置く理由についてお話しさせていただければと思います。

改めて、ものレボという会社を紹介します

ものレボのミッションは「未来のサプライチェーンをつくる」、ビジョンは「世界中の誰もが自分だけのプロダクトをつくることができる世界」です。
人々の生活や趣向の多様化の進む現代ですが、この流れはより加速するでしょう。そして世界では、より個人のニーズに寄り添ったプロダクトが供給される世界が来ることが予想されます(そして、そんな未来を信じています)。
これを実現するのが、我々の産業革命の第一弾です。
実際、経産省が出した2020年の「アジア大でのサプライチェーン強靭化に向けた調査」でも、製造業の未来は少量多品種化・短納期化がどんどん加速している現状があると発表されていました。そこで我々は、少量多品種品の短納期を実現するサプライチェーンの構築を目指しています。

ミッションである未来のサプライチェーンをつくるロードマップとして、まずはサプライチェーンを構成する工場のデジタル化を実施しています。

工場のデジタル化といいますが具体的には、少量多品種品の製造現場の効率化に特化した工程管理ソフトウェアをSaaSで提供しています。
足元は日本の中小製造業を中心に、現在、100社以上のお客様の製造現場で、私たちのSaaSをご利用いただいています。
今後はデジタルを駆使したサプライチェーン構築の第一弾として、米国の宇宙産業のボトルネック解消のために、日本の中小製造業から米国の宇宙産業へのサプライチェーンの構築を目指しています。

詳しくは省きますが気になる方は是非選考に進んで聞いてみて下さい。

我々が本社を置く京都は、ものづくり再興の鍵となる場所

さて、本題に戻ります。私たちの本社の所在地は、京都です。
なぜ京都なのか?
それは京都は日本の工業帯である太平洋ベルトのバックルの部分に一致するからです。太平洋ベルトとは、南関東から西方の東海地方、近畿地方中央部、山陽地方を経て九州地方北部へ連なる帯状の地域の通称です。
札幌市と仙台市を除く政令指定都市のすべてと東京23区を含み、全国の人口・産業・経済活動の7~8割が集中している、いわばものづくりの重要拠点です。

京都からこの太平洋ベルト上の都市に移動する場合、ほぼ日帰りで往復が可能です。京都駅から新幹線で片道約15分で大阪、名古屋は約35分、東京・横浜で約2時間、北九州・福岡も約2時間半で行くことが可能です。
最近も当社メンバーが北九州での講演に日帰りで出向いたり、愛知県のお客様のところに日帰りで出向いたりしています。
さらに京都には、元々少量多品種製造のものづくりメーカーを中心とした製造業が集積しています。例えば、島津製作所様(分析装置など)、堀場製作所様(分析装置など)、村田機械様(生産用機器など)、モリタ製作所様(医療機器)、イシダ様(計量装置など)です。
そう、プロダクト開発において新機能の検証等で頻繁に製造現場で検証する必要がある場合も、近場で複数の実証試験先を見つけることができるというのも、京都に本社を置くメリットなのです。

ものレボがチャレンジするときに意識する、働き方と今後の拠点展開

ものレボは2023年現在、日本とベトナム共和国に法人を設置していますが、働くメンバーは全員正社員です。(インターン除く)
この理由は、製造業というレガシーで大きい業界を変えることにチャレンジするには長期的なコミットが必要となるため、安定した働く環境が必要と考えたからです。
さらに、創業時よりグローバルでの事業展開を目指しているため、人材も適材適所(ポジションだけでなく、働く場所においても)で採用するという考え方を貫いています。
具体的には、現状のビジネスフェーズではビジネスサイドのメンバーはできるだけ本社地区で採用し、テックサイドのメンバーは関東圏およびベトナム共和国(若くて優秀なエンジニアが多い)で採用しています。
将来的にはビジネスメンバーは本社だけでなく顧客の近く(中部圏、九州北部、関東圏)での採用も実施するかもしれません。さらに米国でのプラットフォーム事業の立ち上げの際には、プラットフォームビジネス経験が豊富なシリコンバレーに、プラットフォーム事業の本拠地を置き、現地で人材を採用する予定です。
また、一体感を出すために各国内のメンバー間のリアル交流も月に一度開催しています。日本では日本国内メンバーが京都本社に集まって月次の各部署のKGI予実とアクションプランの発表会と社内バーでの懇親会を開催しています。

このようにものレボは京都に本社を置きつつグローバル展開を目指す会社です。

近畿に拠点を置きつつ世界にチャレンジしたい方、将来的に世界で活躍してみたい方は是非当社の仲間になっていただければ幸いです。

興味ある方は「ものレボエントランスブック」をご覧ください。

積極的に募集中の求人も複数あるので、お気軽にエントリーいただけると嬉しいです。
製造業DXSaaSベンチャーの営業責任者を募集!

ビジネスオープンポジション@東京|製造業特化の現場DXSaaSベンチャー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?