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対等な関係性のチーム運営について

独立起業して半年が経とうとしています。

一人で会社を始めましたが、始めてみると、自分だけで進めるばかりでなく、チームで協働して、知恵を集めて進める案件もあってありがたく思っています。

たとえば、とある若手のキャリア支援プロジェクトではA社さんと、また、別の会社の組織開発プロジェクトはC社さんと一緒にという具合に、案件ごとにチームをつくり、その中で動いているという状況です。

ただ、プロジェクトチームで動くことは難しさもあります。

対等な関係でチームメンバーが集まっていますので、大枠の役割分担はあるものの、それぞれが何をどこまでやるといいのか、どんな役割を果たせばいいのか話し合って認識を合わせなければなりません。

単に自分の仕事はここまでと線引きするようなコミュニケーションでは
チームとしてうまく機能しません。お互いが言いたいことは遠慮せずに、
だけども相手も自分も納得感のある気持ちの良いコミュニケーションが
できるか求められます。

通常の会社組織であれば、必ずしも、明確で細かなルールや取り決めが
なくてもよいのです。リーダーとなる上司がメンバーに「こうしてくれ」と指示すればチームが動きます。
上意下達のコミュニケーションはシンプルで明確であり、チームが迷わない
というメリットがあります。

一方で、今、私が経験しているような仕事、フラットな横の関係性で仕事をする場合はむしろ、ルールや方向性の合意が必要です。共通認識があれば、一人ひとりが自分で判断し自発的に動けるようになります。

チームには優秀な個が集まっているだけではダメです。
チームとして協働するために準備すべきものがある。
毎回1からチームがスタートするプロジェクト型の仕事からは、
そうしたチームづくりに必要なエッセンスが学べると感じています。

たとえば、今私が実感していることに、以下のような要素が必要だと思います。

・チームのビジョン、仕事に共感しコミットメントがあること

・目指すゴールについての認識が揃っていること

・メンバーのスキルや能力、考え方を理解しあっていること

・率直に対立の不安を感じずに言いたいことが言えること

これらは、一般的な会社組織において、メンバーが主体的に動くために
必要な要素でもあります。

そう考えると、実は、プロジェクト型の仕事でうまくチームを運営することができれば、普段のマネジメントにも役立てることができそうだとも感じています。

また来月もよろしくお願いいたします。

2023/2/27 VOL147  sakaguchi yuto

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