「かぼちゃ味」とか「かぼちゃ風味」という言葉に非常に弱い。見るとすぐに買いたくなってしまう。
「かぼちゃ」と書かれていたらと飛びついてしまうのだからもうパケ買いに近い。

　かぼちゃそのものは野菜の中では上位にいるが私はかぼちゃに対してかぼちゃ味ほどの熱意はない。
私はふんわり甘い、原料にかぼちゃを使っているのかもしれない程度の人工的に作られた"かぼちゃ味"にそそられるのだ。

　今年も多くのかぼちゃ味を口に入れてきたがその中で出会った"ベストかぼちゃ味"トップ5を紹介していきたい。
＊このランキングは誰でもお買い求めできそうな商品の範囲内から選定しております。なお100%個人の感想です。異論は認めます。

第1位 ロイズバーチョコレート　
焼かぼちゃとピスタチオ

　北海道の物産展で偶然見つけたこのロイズバー、6本で918円と「かぼちゃ好き」をまるで挑発しているかのようななんともお高いチョコの棒だった。奮発して食べてみたらこれがありえないくらいかぼちゃなのである。焼きカボチャと歌っているだけあって香ばしいカボチャフレークが舌を舞う。そしてピスタチオとナッツのゴリゴリ感とのマッチングも100点。
でもなんと言っても主役の甘みと風味がかぼちゃの味そのもののチョコレートがぶっちぎりですごい！かぼちゃ好きの口が喜ぶ。

私のように物産展で買えればいいのだが、ロイズの通販はもう取り扱ってないようだ💦楽天の通販の在庫しか手に入らないので興味をお持ちなら焦ってポチをしたほうがいいかもしれない。

第2位　キッコーマン　
豆乳飲料かぼちゃ

　もはや紀文の文字が消えていることをこの記事を書きながら知ってショックだが2位にこのチープな豆乳をランクインさせてもらった。
最初買って飲んだとき「うわー、予想通りのエセかぼちゃ感、、やっぱり紀文の豆乳は冒険せずに紅茶だったな」と思った。しかもレビューを見てもそんなに評価は高くない。しかし飲んでいくうちにだんだん　かぼちゃかも！？となっていきその似ても似つかない感が病みつきになり今年一番かぼちゃ商品の中では嗜んでいる商品だと思う。最後まで飲みきってもかぼちゃ味のゴールは切れないのだが、飲みながらうずくまっているかぼちゃを探すのが美味しくて楽しい。

100%個人的見解のランクイン。原料を見てもかぼちゃと予想できるものは一切見て取れないが栄養満点なのでチャレンジしてみてほしい。ちなみに今、「焼き芋味」も同日発売されており、まだ手を出せてない私より勇気のある方はもっとチャレンジしてみてほしい。

木村屋総本家
ジャンボ蒸しケーキ　かぼちゃプリン

かぼちゃの一番好きな食べ方がプリンのため迷わず買って迷わず美味しかった。98円という菓子パンならではのチープな価格。しかも"北海道産えびすカボチャ"なんてチープなのに高級感に溢れている。

ふっくらもちもち食感でジャンボなのにすぐ食べきってしまった。プリンのほろ苦さやシナモンなど余計なことは考えずに蒸しパンの卵とかぼちゃの風味を絡ませてくれた、期待どおりの味にしてくれた、そのシンプルさがベスト・オブかぼちゃにランクインのワケである。

第4位　山田家
パンプキンもみじ

もみじまんじゅうの老舗の山田家がこしあん以外にかぼちゃを詰めたことが嬉しくて購入。
もみじまんじゅうのあの柔らかい生地に優しいかぼちゃあんが香るどこか懐かしい一品である。東京のホテルの売店で見つけたから広島に行かなくてもばったり会えるのかも！？オンラインショップでも4つ540円で売ってるのでお買い求めしやすい！

第5位セブンイレブン
かぼちゃプリンアイスバー
（アンディコ製造）

完全プリンの再現アイスバーで革命を起こしたアンディコから"買うしかないでしょう"かぼちゃアイスプリンバーが登場。
クオリティの高いかぼちゃプリンをマジで冷やしてアイスにした感じ。
プリンのようなねっちり感、かぼちゃのホクホク感が出ている。かぼちゃペーストも原料のトップバッターにすえられていて本格的なので作った側の気合さえ感じる商品になっている。
欲をいえば上のほろ苦キャラメルのところは要らないのだが、ほろ苦キャラメルを最初に持ってきてくれたのでキャラメルを食べながら後に待っているかぼちゃプリンのところの期待がより高まった。
かぼちゃプリンよりプリンなアイスバー、美味しさは筆舌に尽くしがたいので、セブンイレブンで買えるので買って食べて体感していただきたい。

かぼちゃのチャ・チャ・チャ

もう秋から冬に季節が進みハロウィンも終わってしまったため、かぼちゃが食品棚を彩る季節は終わりつつある。
今年もたくさんのかぼちゃ商品の中から理想の味に出会えるのは難しかった。

かぼちゃ味"には多くの"ハズレ"商品も存在する。かぼちゃとは思えないような強すぎる甘さや単純味覚だからかシナモンなどの香辛料が入っているかぼちゃ味も許せない。期間限定が多いかぼちゃ味、シーズン中に理想のかぼちゃ味に出会うのは運と努力が必要だ、、、

総評として、今年は菓子パンや和菓子部門から優秀なかぼちゃ商品が去年より多く輩出されていたが、パンプキンラテ部門はどこもエスプレッソが強すぎてかぼちゃとケンカしていたり変な香辛料が入っていたりなど惜しくもランクインならなかった。

来年も秀逸なかぼちゃ食品を見つけられるように商品棚でのかぼちゃとの一期一会の出会いを大切にしていきたい。