見出し画像

直感を大切にすると人生が変わる

HSPに関する本を何冊か読んで一番印象に残ったのは、「直感を大切にする」ということだった。

気がつくと「○○すべき」「○○した方がいい」という義務感を優先して物事を選択している。頭で考えて、選ぶ。その事柄に対して、自分の気持ちを置き去りにすることに慣れてしまい、どう感じるかということはほとんど無視していた。

自分の中で感じた「なぜかわからないけど、そんな気がする」「なんとなく、そう感じる」という直感は、何かを決定する理由にはならないと思っていたけど、それでいいし、その方がいいと知ったのは驚きだった。

いいなと感じたことをしたらいいし、嫌だなとか違和感を感じることはしなくていい。それは私にとっては目から鱗だった。

実際にそれを実行するのは難しいだろうな・・・と思いつつも、最近直感に従って選択することができ、直感を大切にすると人生が変わることを感じられたので少し書いてみる。



唐突ではあるが、私はカメラが趣味だ。

一眼レフカメラで、照明などは使わずにあるままで撮影するのが好き。風景やモノよりは、ポートレートが好き。前職では情報発信のために風景撮影をしていたし、友人から依頼を受けてお金をいただいて撮影をすることもあった。

最近、ある友人から連絡が。2年前にその友人に依頼されて、あるイベントの写真撮影に行ったことがあり、その時の主催者の人がウェブサイト用の写真撮影を仕事として依頼したいとのことだった。

その2年前のイベントの撮影には、実はあまりいい思い出がなかった。

撮影料や交通費などのお金が発生しないこと、撮影した写真も無料で全て引き渡すことについては、了承していた。

ただ、イベントでの私の扱いがひどいものだった。私なりに一生懸命撮影したし、撮影した写真については満足してもらえたから良かったが、搾取されたような気持ちになってしまったのだった。もやもやとした気持ちが残って、今でも忘れられないでいた。

その時の主催者からの依頼だという。

最初聞いた時は「うーん、微妙だなぁ・・・」というのが感想。でも話を聞いてみないとわからないから、主催者と繋いでもらった。撮影について簡単に説明されて、今後も撮影を依頼したいので詳細について打ち合わせをしましょうと提案された。

好きなカメラでお金を稼ぐということは、やってみたいことの一つだった。そんな中飛び込んできた話。頼まれるのはありがたいし、せっかくの機会や人脈を大事にした方がいい。そう、大事にした方がいいと思ったのだ。

けど、どうも心が反応しない。むしろ、なんとなく嫌だなぁと感じている。こんな気持ちで仕事を受けていいのか?気持ちよく撮影できるのか?良い写真を納品できるのか?疑問ばかりが頭をよぎる。

そんなとき、思い出した。「直感を大切にする」ということを。そうだ、直感を理由に物事を選択してもいいんだ。

私は、撮影依頼を断ることにした。断るという行動は、私にとって勇気のいる選択で、なんと言って断ろう・・・と悩み、角の立たない言い方で伝えて断った。


自分の直感を信じて選択し、断ることができた。

これは、自分の中でひとつの成功体験になった。今まで直感を無視して、義務感を頼りに選択してきた。だけど、やっと直感を受け入れて、同時に自分を受け入れることができた。心がスッキリして満たされ、なんだか一歩前に踏み出せたようだ。

撮影の仕事という機会は逃したけど、それ以上に得たものは大きかった!よく頑張ったと、自分を褒めてあげたい。



撮影の仕事は、私にとって必要な経験ならいつかやってくるはず。そう信じて諦めた数日後、仲良しの先輩から連絡があった。

「営業用のプロフィール写真の撮影してほしいな!」

やりますーーーーー!!!!

5分と経たずにスケジュールを返信し、打ち合わせすることに。よくしてもらってる先輩だから、お金はいらない。きっと楽しい撮影になる!それだけでもうワクワク。

直感を大切にすると人生が変わる

そんな瞬間を感じた。人生は、きっとこの小さな選択の積み重ね。これからも自分の直感を大切に、ひとつひとつの選択をしていこう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?