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リアリティのダンス

リアリティのダンス

リアリティのダンス (2013 チリ・フランス)

アレハンドロ・ホドロフスキーの作品を初めて観た。

とても興味深い作品だった。色味も雰囲気も好きだった。

今年は観たことのないものを多く観たり聴いたりしてみたい。、、と例年、新年には思っている気がする。

でもホドロフスキーの作品は、是非また観たいと思う。

怪物はささやく

怪物はささやく



怪物はささやく(2016 スペイン・アメリカ)

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少年がお母さんとの別れと向き合うために現れた怪物。

怪物が教えてくれる真実の物語。

そして彼に試練を与え、そして彼を助けてくれた怪物は、お母さんからの送りのもだということに気がつくラストシーンには、心が救われる思いがしました。

原作は小説とのこと。
読んでみたいと思った。

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「アウシュビッツ 死者たちの告白」

今日見た番組。
アウシュビッツでゾンダーコマンドとして同じユダヤ人の虐殺に手を貸さざる得なかった人々の証言。とても悲しい。でも人間はこういう歴史を知らなくてはならない。

ジョーカー

ジョーカー



ジョーカー(2019 アメリカ)
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狂っている人間のお話って、訳がわからず狂っているのではなく、普通の人が気がついたらその状態に至っている、というところが怖いんだと思う。

「若きウェルテルの悩み」を読んだ時もそう思った。
最初から読み進めると、まるで、彼の精神状態は誰にでも辿り得るもののように思える。

ジョーカーだって、最初から狂っているのではなく

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映画『日日是好日』

映画『日日是好日』

世の中には、すぐ分かるものとすぐ分からないものがある。

すぐ分からないものに囲まれて私たちは生きている。だから楽しい。分からないものが分かるようになるから、きっといつか分かるんだろうと思えるからかろうじて生きていかれるんだと思う。

そして毎日がいい日。そう思いたい。会いたい人に会う、やりたいことはやる、毎日を悔いなく、でも静かにすごしたい。

そんな風に思った。とても好きな映画になった。