やべーやべー。昨日の朝のあさイチで花粉症対策を特集してるのを見て、書かなきゃ！　書きたい！　と思ったままで放置していたことを思い出した。
タイトルそのまんま。お鼻の対策です。鼻水。
この時期、花粉のせいで鼻水に悩まされている人も多数いらっしゃることでしょう。そんな皆さんに、私が体験してゲッツした対策をお伝えしたいんです！！

鼻水ってツラい

鼻水のヤツ、ただ出るってだけでも鬱陶しいのに、鼻の内壁がカッピカピになるのも辛くないですか？　鼻水という水が出まくってるのに、カピカピに乾いていくこの矛盾の極み。鼻水が乾くんですよね。乾いて内壁にへばりつくのもうとましい。引きつれて痛かったりしますし、その状態で鼻を噛んだり、掃除したくなって触ったりすると、今度は内壁が傷ついて血が出ちゃったりして。こうなると、まあーーーーー地獄ですよね。内壁は荒れ続け、傷ついた壁から血が滲み出し、鼻水は流れ続けさらに内壁を荒らす。そして血が……まさに無限地獄。

でもね。皆さんには救世主がいるのです。そんなお鼻の中を助けてくれる救世主が。
とっとと正体を明かしますね。

鼻水無限地獄の時は、ワセリンを召喚してください！

ワセリンを召喚してください！！

大事なことなので2度書きました。

「ちょ……既出じゃん、昨日のあさイチでも言ってたし、とっくに知ってるよ」
そう思う方もいらっしゃるでしょう。とっくの昔からやってるよ！　という方も。
お察しの通り、これはワセリンを鼻の中に塗るという作戦です。なんの捻りもありません。やってみたらすごかったよ、ということを言いたいだけです。
ですが、やってる方にも読み進めていただきたけると嬉しいですし、知ってるけどやったことなかったと言う方にはぜひこのまま読み進めていただきたいのです。欲張りです。

なるべく簡潔に進めますね。

発見までのイキサツ

実は私自身、花粉症対鼻にワセリンを塗るといいよというのは、何年か前にテレビで放送しているのを見て知っていました。でも私、花粉症ではないのです……なんかすみません……。
ではいつやってみたのか。
昨年11月頃から約2ヶ月、謎の鼻水に悩まされていた時です。
かぜを引いてるわけでもなく、アレルギー症状でもなく、ただひたすらに流れ続ける鼻水。気づけばカピカピに乾いて壁にへばりつくから、鼻の奥が常に荒れる荒れる。これがイヤ。どれが先かわからないけれど、どこかのタイミングで鼻の壁も炎症起こしてるのですよね、きっと。そこにカピカピが被さってくるからタチが悪い。カピカピを取り除こうとすれば壁の表面を道連れにし、鼻をかんでも壁の表面を道連れにするからティッシュの中は血まみれ観音(懐かしマンガをぶっこむな)。これを繰り返すから、鼻の中がずーっと傷ついて四六時中痛い状態に陥ってしまうのです。地味に辛い。

しばらくは甘んじてました。どうしようもないよなって。今思えば、市販の鼻水を止める薬を使おうと思わなかったのはなぜなんだ？　ってところですが……。普段の数倍の勢いでティッシュを消費しながら、
「花粉症の人の気持ちがやっとわかった。こんなに辛いんだ！(涙)」
と思いを馳せておりました。
余談ですが、アレルギー検査ではスギ花粉のメーター振り切ってるらしいのですよね。お医者さん曰く「毎年辛いでしょう！」と、いきなり同情してくださるレベル。でも症状はなし。たまに花粉が多いなって日に顔が痒くなることはありますが、それだけ。他の症状に飛び火することなく終わってしまいます。
そうは言っても、爆弾は抱えているので来年あたり急に発症してる可能性も消えませんけどね。

止まらない鼻水に困り果てた頃、不意に思い出したことがありました。

汝の名はワセリン

フィンランドだったか北欧の人が、花粉症対策でワセリンを鼻に塗ってらっしゃるということを、テレビ番組で見たことを思い出したのです。
これまさに天啓。ちょうど手元に使いさしのワセリンがあったので早速試しました。
鼻をかんで、カピカピはあえてそのままにして、綿棒にまあまあたっぷりめにとって、両方の鼻の穴の中に優しく塗り込んでみるーー
するとどうでしょう。ヒリヒリピリピリ痛かった鼻の中から痛みがほぼ消えたのです！　あんなに不快で辛かった鼻がウソみたいに快適。
おそらくワセリンの油分でコーティングされて、鼻水からの刺激から護られるようになったからなのでしょう。いや、マジでびっくり。こんなに変わるならもっと早くからやっておくべきだった！

ワセリン効果は他にもあります。
油分と水っぽい鼻水が徐々に混ざっていくのか、垂れてくることがなくなっていくのですよね。言い方はアレですけど、鼻くそ状に固まる感じ。だからと言って内壁にへばりつくことはない。くっついてるけれど、ワセリンの油でカピカピにならなくなるのでしょうね。
徐々に改善されて油断してしまうこともありますが、万が一カピカピになっても大丈夫。ワセリンを綿棒で優しく塗ると、カピカピが綿棒にくっついてするりと取れてくれます。その際に取れなくても、徐々に緩んで、次に鼻をかんだときに自然と出てくれる場合もあります。
鼻水がひどい時は、出先にもワセリンと綿棒を持参して、1日に4〜5回やってました。なんか変な感じがし出したらワセリンタイム！　という感じでやってましたが、目安としては、鼻を横に広げる動きをしてみて、抵抗があったり引きつれる感じがしたら塗り時と判断しています。引きつれるということはカピカピが発生しかけていて動きを封じようとしているサインですから。

おすすめのやり方は

こんな感じです。
最初に、 鼻水が出ていたら軽くかんでおいてくださいね。

① 綿棒でワセリンをたっぷり取る

② 片方の鼻の穴に綿棒の頭だけ入れて内壁に軽く当て、ゆっくりと3回、くるんくるんくるんと内壁に沿って綿棒を回す。反対回しでくるんくるんくるん
③ 綿棒の綺麗な方の頭でワセリンをたっぷり取る。
④ もう片方の綿棒の頭だけ入れて、②と同様に、くるんくるんくるん3回まわし、反対回しでくるんくるんくるん

ちょっと多いかな？　と感じる量を取ると、入り口あたりで回してもワセリンが奥の方まで届くので都合がいいのです。綿棒を奥に入れるの、別の危険が孕んでいますからね。
ひと冬だけでは使い切れないなあ……となりがちなワセリンもサクサク消費できます。
3回ずつ回すと書きましたが、この辺はもうお好きにやってください。なんか足りないなーと思ったら、何度も回してみて大丈夫。

一応デメリットもあるにはある

いいことづくめのワセリンですが、気になることがないわけではない……。たったひとつだけ、気になることがあるのです。
毎日塗っていると、鼻くそがなんとなーく臭くなっている気がします。どんな匂いか例えられないですけど、なんとなく、今まで知らない臭いがしてるなって思っております。
でも気になるのは本当にこれだけ。

私の鼻水は2ヶ月半ほど続いたのですが、ワセリンを塗るようになってからはずいぶん楽でした。ワセリンに気付いてなかったら、鼻水収束まで痛みとも付き合って、相当ストレスだったことでしょう……ありがとう、ワセリン。

もし鼻水と鼻の中の痛みで悩んでいたり、今はまだ鼻水だけだけど長引きそうだなあと感じていたら、ぜひ試してみていただきたいです。

なんて書いてて、鼻かんだら血が出ました……油断してた……。ワセリン塗らねば！！