青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第15話 作/奈良あひる


加恵の隠し持っていたきれいな胸があらわになった。
浅田「きれい。あのときからずっと見たかったんだ」

加恵「そうなの?」

浅田「今僕が揉んでいるこの胸はもっときれいになるよ」

加恵「どういうこと?」

浅田は加恵の手をひいて、ベッドにたどり着くと、キスをして、加恵を横にした。
覆い被さるように、心地いい体重感を加恵は感じていた。

浅田「歴史かな、体の歴史」

加恵「歴史?」

浅田「この胸を揉み、キスをして、挿入して、射精した人がいるでしょ」

浅田「その歴史だよ」

浅田「ある人はお腹に出して、ある人は胸に出して、ある人は顔に出して…」

浅田の右手の指は先程から、加恵の温かい中を旋回していた。
加恵はもう声もでなかった。さわられて、
浅田の言葉のリズムが気持ちよくて

浅田「いい感じになってきた」

加恵のあそこは、もう充分に濡れていた。
加恵が思う気持ちより早く、浅田は、その気持ちを口にした。

浅田「もう入れたい」
加恵は、もう入れちゃうの?という気持ちと、早く入れてほしい気持ちが入り交じって、もうなにも考えられなくなっていた。

浅田「早い段階で入れて、一回イッちゃいたいんだ、一緒に。夜はそれからだよ」

これらは、二人にとって、それはそれなのである。

つづく



田中屋の少年雑記にも過去の作品など寄稿してます。そちらもよろしくおねがいします。

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