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UXデザインのプロセスを学べる本

UXデザインとは具体的にどんなプロセスや手法で進めるのかを学べるオススメ本の紹介です。
本で紹介されているプロセスや手法は、実際にプロジェクトを進めたり仮説検証をしたりする際に役立ちます。

ただし、本に載っている具体的なプロセスや手法を取り入れる前に、まずは、これからつくろうとしているプロダクトによって何を実現したいのか、どんな課題を解決したいのか、どんな世界に変わるのかをちゃんと定めておかないといけません。
プロセスや手法から入ってしまうと、それをやることが目的になってしまい本当にやらなければいけないことができなくなってしまいます。

本で学べるプロセスや手法は、あくまで、ものづくりをするための一手段として捉え学んでいってもらえればと思っています。

Web制作者のためのUXデザインをはじめる本 ユーザビリティ評価からカスタマージャーニーマップまで

UIとUXの違いなどの基礎から、UXのプロセスを8つに分けて簡潔に紹介しています。この本を読めば、どんな手法があってどのように進めるのかを理解できます。
この本の良いところは、業務への取り組みレベルを、「こっそり練習するレベル」「一部業務でトライアルレベル」「クライアント巻き込みレベル」の3つに分けて書かれているので、業務として実施する機会をどのように作っていけば良いのかのイメージがしやすいです。

UXリサーチの道具箱 ―イノベーションのための質的調査・分析

こちらはUXリサーチに必要な手法をより具体的に解説している本です。
各手法の目的や注意点まで事細かに書いてあり内容は濃いですが、簡潔にまとめてあり図やイラストも多いのでサクッと読めます。
業務でUXリサーチを行う際にはこの本を読んで確認しながら進めるのが良いですね。
また、各手法をさらに深掘りするための本も紹介されているのはありがたいです。


本を読んでプロセスや手法を学ぶことは大切ですが、プロセスや手法を実践すること自体を目的にせず、プロダクトの目的をしっかり理解した上で必要に応じて使い分けができるようになることが望ましいことだと思っています。


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