読書についての雑感
先日、バラエティ番組「イワクラと吉住の番組」を観ていて、ゲストで出ていた能町みね子さんがお金の使い道について「服と本」と述べたあとで
「本、買って読まないんですよ。並べたい本を並べて、読みたいなぁって思うんです」
とおっしゃっているのを観て、そんな能町さんをなんだかかっこよく感じた。
本をたくさん読む、ということにどこか屈折した思いが私にはあるのかもしれない。正直、本をたくさん読んだだけではどうってことないのに、そんな人に出会うと圧倒されてしまう。
そんななか、先述のテレビ番組を観て「本を買うけど読まないことが多い」とさらっと言える能町さんに憧れた。そんな人になりたいと思った。
何をどれだけ読んだかなんて他人にはどうでもいい。そんなことで競っていてもむなしい。それより、生きていくなかでどんなことに幸せを感じ、他人にどんなことを与えられたのかの方が重要である。そこに読書は必ずしも必要ではないが、読書がその手助けをしてくれることがある。
自分なりの方法で読書と付き合い、それが人生に彩りを添えられたらいい。
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