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日本の学校の音楽教師はどうポピュラー音楽を扱うべきか

はじめに

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日本の音楽教育について色々考えたい

最近、「現在の中学生の使っている音楽の教科書」を拝見すると
我々が思っている数倍もポピュラー音楽が載っている。


教育芸術社 『中学生の音楽 2・3 下』P.60~63 より

ビートルズぐらいなら、僕の時(10年ほど前)は載っていたのだが
今現在、ビートルズはもちろん、
洋楽では、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、クラフトワーク、N.W.A
邦楽は、ユーミン、YMO、フリッパーズギター、かぐや姫など

錚々たるメンツが、ジャンル別に掲載されている。

しかし、少なくとも僕も、この教科書を提供してくれた妹も
「これ(ポピュラー音楽)を授業で扱ったことはない」

そうであれ、教科書の大部分というのは、クラシックや歌曲、雅楽などで占められているのは変わらないようだ。

果たして、このポップスを主体とした授業は行っているのか?

正直ごめん、全学校の事情を知らないから
なんともいえないけど
もし「したよ〜」と言う人は
ご一報ください

そこで今日の論題はこうだ(無理やり)

「日本の学校の音楽教師はどうポピュラー音楽を扱うべきか」


正直、ここでは正解は出ない
あまりにも客観性に欠けるのだ(アカデミックバカボンのパパ)

あくまでも僕個人の意見として見てほしい


そもそもポップスは教育に必要か

僕は必要かそうでないかでいえば

「ん、まぁ必要….か、な?まぁ、うん、不必要とは思わないかな」

という感じだ。

ただ、今まで、音楽教育がクラシックなどを扱って教えてきたこと
それ相応のことを、別にもうポップスで代用することはできるんじゃないかと浅はかに考えるのだ

お借りした音楽の教科書の裏表紙には
「教科書にこめた願い」としてこう書かれている

私たちの生活には、さまざまな音や音楽が満ち溢れています。
(中略)
身の回りに多様な音や音楽があることに気付き、そこから音楽活動を通して
音楽のよさや美しさを感じとるとともに、生活や社会・文化などととの関わりについて興味・関心が広がっていくことを願っています。(原文パパ)

教育芸術社 『中学生の音楽 2・3 下』裏表紙より抜粋

なるほど
さて、ここで少しきな臭い発言でもしておこう

果たしてこれはポピュラー音楽では教えられないのだろうか?

何も僕は、クラシックや歌曲など
今、学生が触れる教材をなくせと言っているわけではない

むしろそういった音楽は、なかなか音楽の授業でないと触れる機会はなくなるため
いいことだろう

なら、、

ちょっと待って。

さっきの引用文に
原文パパいませんでした….?????

気のせいかな


まぁ、いいや


クラシックや歌曲などいわゆる「古典」から得られる素養はあるにしろ
それが占める範囲があまりにも多すぎて
引用の箇所に記述されていた『身の回りに多様な音楽があることに気付き〜』
が、音楽の実際の授業では損なわれてはいないだろうか

実際、小中高生の身の回りに最もある身近な音楽はポップスだろう
身の回りにある音楽はクラシックや雅楽が全てではないであろう

(それを教材として使うことは、学生の親近感を少しでもわかせることに働くのも
一つのメリットではある)

そのポップスにも多様なものがあるというのに
何も、クラシックや雅楽、歌曲に固執するのはどうかと思う

実際、自分事ではあるが
クラシックの良さを知ったのは、ポップスやロックをくまなく知ったあとだと思う

さらに、実際に昔よりもポップスが教科書内で言及されるようになったことにもそれなりの必要性が出てきたからではないだろうか

しかしそこで問題はある


ポップスをバランスよく教えられる音楽教師…?


いるかなぁ?

難しいよな

音楽の先生への偏見はやっぱり
音大出身で
クラシックに精通してて
ピアノが弾けて
楽譜を読めて…

要は、あまりポップスに関心がなさそう

もちろんある方もたくさんいらっしゃるとは思います!
そこはもう人の数だけいろんなミューティー(ミュージックティーチャーの略)がいるわけで


そこから、きてる「ポップス扱わない文化」もあるのかなと思いますね
それも一つの理由にはなっているのかもなとか思ったり
(これは確かな話ではないですが)

もしかしたら、他に重大な理由はあるのかもしれないし(しらべろ馬鹿!)


君たちはポップスをどう教えるか

じゃあポップスを教えるにしても

どう教えるかによって教えることの意義は変わってきてしまう

悪魔でも僕の考える有意義な教え方は
「とりあえずざっくりとジャンルで振り分けた音楽達を扱う」というものだ

何も、そんなに詳しくやらなくてもいい
歴史の授業だってそんなものだったはずだ

満遍なくクラシックからポップスに触れれば
「身の回りの音楽がどのような歴史を辿ってこうなっていったのか」というのは
クラシックや歌曲などの従来の音楽教育の範囲ではどうも現代がすっぽり抜けてしまう

「音や音楽の美しさに気付く」ということには、ポップスを仲間はずれにする理由もなかろう


今までの音楽の授業
もしポップスを教えた場合


という、まぁ作る必要があったのか?という雑な図を挟みつつ

まとめ

今後、ポップスが音楽の授業で占める割合は、教科書の発展、「〇〇の曲が教科書に載る」というニュースの増加から、増してくるとは思える気もする

それによって、必要とされる音楽の先生の特性ももしかしたら変わってくるし
音楽の授業も「音楽I」「音楽A」みたいに分ける可能性もあるかもしれない(全体のカリキュラム、ギュウギュウになるわ)

そうした場合
ポピュラー音楽を扱う方の授業に関しては
僕がやりますので
(素人無免許教師)
ぜひお声掛けください


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