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スタートアップのNo2に求められる、忘れられがちだけど1番重要なこと

個人創業の方には同意してもらえると思うのですが、ある程度事業が軌道に乗った段階で「右腕となるNo2が欲しい病」にかかる方が多いです。
個人で創業することにも多くのメリットがありますが、事業規模が大きくなってくるに従って誰かに相談したい、業務を移譲したい、という欲求が強くなってきます。

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No2に求められる要素

しかし、「自分の右腕」ということで当然誰でも良いわけではありません。
そこで多くの方ができるだけ優秀な方を採用しようと努力し、結果として優秀な方を採用できているケースも多いです。
しかし、優秀であればそれで良いわけではなく、経営を行う上でNo2に求めるべき最も重要な要素があります。

その要素とは「自分が”No2である”という自覚がある」というものです。
共同創業あるあるでもありますが、最終意思決定者が曖昧な場合、要するにNo2が社長のように振る舞った場合の結果はたいていひどいものになります。

その能力がない場合の弊害

僕は、スタートアップは社長のトップダウンであるべきだと思っています。
それは人の意見を聞かないということではもちろんなく、社長が責任を持って意思決定を行うということです。

そしてNo2の方は、おかしい点についてはもちろん指摘をしつつも、最終的には社長の意思決定の中で最善を尽くすことが重要だと考えます。
なぜなら、社長がその企業において最も責任を負っているし、彼にしか見えない未来がそこにあるかもしれないからです。
かつ、スタートアップにおいては正解がなにか分かっている状況はあまりなく、とにかくやってみてそこでPDCAを回すというのが大事だからです。

であるにもかかわらず、No2が代表の方針に同意できずそこの折衝コストが生じる場合、まず、意思決定スピードが落ちます。
次に、最終的なアウトプットが無難なものになります。
最悪な場合、派閥ができてしまい組織が破綻してしまうこともあります。

No2は社長の決断を信じられなくなってしまったのであれば辞めるべきだし、自分の意見の方が絶対に正しいと思うのであればそれはもう自分で経営した方が良い。
誰かの船に乗ると決めたのであれば、その船においてスピードを最大化することに力を注ぐべきだと考えています。

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ITベンチャーに新卒入社後2012年創業 複数回エクイティ・デッドでの資金調達を行い各種事業を行う 2015年に既存事業譲渡と訪日旅行者向けWebメディア立ち上げを並行しつつ、 2016年にフジメディアホールディングスグループに数億円でバイアウト 2019年から福岡で2度目の創業