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個人開発:筋トレ記録アプリをリリースして1年目の振り返り

こんにちは!筋トレ記録アプリ「Mott(モット)」を個人開発しているyuyahayashidaです。アプリをリリースしてから1年が経過したので(2022年12月18日にリリース)、これまでの結果をリアルな数字とともに振り返ってみます。

自分のための忘備録としてまとめつつ、「これから個人開発を始めたい人」や「すでに個人開発をしている人」にも参考になるように、等身大でリアルな結果をシェアできればと思います。

ちょうど1年前にアプリをリリースした記事も書きました。


簡単な自己紹介

3行でサクッと自己紹介をします。こんな人間です。

  • 👨🏻‍💻 普段はIT企業でデザイナー(App・Web)をしています

  • 🔥 1人で自由にプロダクト開発をしたい、自分が使いたいアプリがないという理由から筋トレ記録アプリの開発を始めました

  • 🤝 開発は主にChatGPTを活用し、たまに社内の先輩iOSエンジニアのサポートを受けながら取り組んでいます

どんな筋トレ記録アプリを作っているか

App Storeのスクリーンショット

名前の通り、シンプルに筋トレの記録をするアプリです。App Storeで筋トレ記録アプリを探せば、似たようなアプリを無限に見つけることができますが、自分が使いたいアプリがなかったため、開発を始めました。記録という行為は基本的に長く続けるものなので、どうせ長く使うのであれば自分が愛着を持てるツールを使いたいと思いました。

1年間でアプリはどれぐらい成長したか

アプリをリリースしたのは2022年12月18日ですが、キリが良いので2023年1月1日から2023年12月31日までの記録を紹介します。以下が日々コツコツと開発を続けたリアルな数字になります。

【ダウンロード数】1,700ダウンロードしてもらえた

2023年1月1日〜2023年12月31日までの変遷(App Store Connectより)
2023年1月1日〜2023年12月31日までの変遷(App Store Connectのデータ)

「Mott(モット)」は日本語だけでなく英語にも対応しており、上記の数字には海外ユーザーも含まれています。
全体的に見ると、ダウンロード数は右肩上がりに成長していますが、数字としては正直まだまだだなと思っています。伸び代しかありません💪

そして、まだ収益化はしていないので収益は0円です。個人開発を通じて、収益を生み出すことも目標の1つとして掲げているので、がんばっていきます。

【海外ユーザー数】特にイギリスからのダウンロードが多く、80カ国に及ぶ

国別ユーザー数(Google Analyticsのデータ)
国別ユーザー数(Google Analyticsのデータ)

「Mott(モット)」は英語にも対応しています。おかげで、一定数の海外のユーザーさんからも利用されています。

先ほど1,700ダウンロードされたと紹介しましたが、内訳としてはなんと日本よりもイギリスの方が多い状況です🇬🇧
ただし、アプリをインストールした後の継続利用者数においては、日本が上回っています。海外のユーザーさんが離脱せずに継続してアプリを使用してくれるよう、改善を進めるのが現在の課題です。

【月間ユーザー数】400人に到達し、毎日40〜50人が使っている

MAU・WAU・DAUの推移(Google Analyticsのデータ)
MAU・WAU・DAUの推移(Google Analyticsのデータ)

12月末の時点で、月間アクティブユーザー数(MAU)は400人に到達しました。最近では、1日あたり40〜50人のユーザーさんがアプリを利用しています。アプリリリース初期の6ヶ月後までは、1日のユーザー数が1桁だったことを考えると、成長が感じられます😭。亀のようなスピードではありますが、1年を振り返ると着実に成長していることにやりがいを感じています。

伸び代しかないので、長期でじっくり腰を見据えながら、開発を続けていきます🏋️

【アプリレビュー数】5カ国から25件の評価を獲得した

2023年のアプリのレビュー数
2023年の国別アプリのレビュー数

リリース初期にはレビューが全くつかないので、友人にレビューを依頼していました(これで3件ほど増えました😅 )。でも、この方法はただのサクラと同じで意味がないのでw、レビューが0件を脱した後は、問い合わせをくれたユーザーさんに対して「もしよければレビューをお願いできませんか?」と依頼することで、徐々に増やしていきました。これは効果があったので、引き続き地道にやっていきたいと思います。

他にも、よくあるアプリのレビュー数を増やす方法として、一定回数アプリを使ってくれているユーザーさんに対してレビュー依頼のダイアログを表示する案もありますが、こちらは頃合いを見ながら実施してきたいと考えています。

【お問い合わせ数】20件のフィードバックがあった

アプリの設定画面に設置しているお問い合わせフォーム(Google Formを活用)
アプリの設定画面に設置しているお問い合わせフォーム(Google Formを活用)

アプリの設定画面に設置したお問い合わせフォーム(Google Formを活用)から、機能提案やバグ報告をしてくれるユーザーさんがいます。

初めてお問い合わせが来たときは、飛び上がるほど嬉しかった記憶があります。知名度の低い小さなアプリに対して、時間を割いて問い合わせをしてくれる人がいることは、とても嬉しいです。今でもお問い合わせが来るたびにテンションが上がります。

やっぱり生のユーザーさんのご意見はとても参考になり、開発者としても自分では気づかない点に気づかされることが多いので、助かっています。

2023年に主に取り組んだこと

2023年は28回のアップデートを行いました。そして、以下の3つの方針に基づいて開発を行いました。この方針は最初から決まっていたわけではなく、作りながら「こうした方が良いのでは?」と考えて、最終的に以下の方針に落ち着きました。

  1. 筋トレ記録アプリとして当たり前の機能の開発

  2. ユーザーさんからの口コミが自然に発生する機能の開発

  3. アプリを継続的に使いたくなる機能の開発

1.筋トレ記録アプリとして当たり前の機能の開発

アプリをリリースした当初は、筋トレの記録をつける程度の最小限の機能しかありませんでした。なので、まずは筋トレ記録アプリとして当たり前の機能の拡充をしました。細かい機能紹介は割愛しますが「筋トレ記録アプリなら当たり前にある機能」の軸は以下のような考え方で選定しました。

  • 複数の競合アプリで共通して当たり前に実装されている機能

  • アプリの目指す世界に対してあるべきと感じる機能

2.ユーザーさんからの口コミが自然に発生する機能の開発

筋トレの記録をSNSなどにシェアする機能の画面UI
筋トレの記録をシェアする機能

アプリのユーザー数を増やすためには、認知度を高める必要がありますが、1人で取り組むのは大変です。そこで、ユーザーさんが自然と口コミで「Mott(モット)」を広めてくれる仕組みを考え、SNSシェア機能を開発しました。記録系のアプリ(DuolingoやNike Run Clubなど)によく見られる機能ですが、筋トレも同じく「今日はこれだけやりました!」という結果を誰かにシェアしたいという普遍的な欲求があると思うので、同様の機能を導入しました。この機能はリリースして間もないので、今後徐々に広まることを期待しています。

3.アプリを継続的に使いたくなる機能の開発

自己ベスト更新時に祝福する機能の画面UIデザイン
自己ベスト更新時に祝福する機能

アプリの運営者としては、ユーザーさんがアプリをダウンロードした後に離脱せず、できるだけ継続的に使ってもらいたいと考えています。そのため、「自己ベスト更新時に祝福する機能」を開発しました。筋トレでは自己ベストを更新できた瞬間は嬉しいので、そのタイミングで誰かに祝福してもらえるとモチベーションが上がり、結果的に継続して取り組む人が増えるのではないかと考えました。こちらの機能もリリースして間もないので、これからデータを観察していきたいと思います。

2024年の方針

僕は、Mott(モット)をユーザーさんに長く愛され使い続けてもらえる筋トレのパートナーとして育てたいと考えています。そのためには便利で役立つだけでなく、使っていて楽しいと感じる機能開発にも力を入れていきたいと考えています。Mott(モット)の目指す世界観を軸に「どうしたらもっと筋トレが楽しくなるだろうか?」「どうしたらMott(モット)を使い続けたくなるだろうか?」を試行錯誤していきながら、どんどん磨きをかけていきたいと思います!

という感じで、まだまだ小さなアプリではありますが、引き続き個人開発を楽しみながらがんばっていきます💪


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