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手紙の思い出聞かせてもらっていいですか


手紙の思い出。
書く部さんからのお題をお借りしています。


うーん、手紙。

私は転校が多かったことから、友達との
別れも多く、別れ際の決まり文句は
「手紙書くね!新しい住所教えて」。

そう、今やなかなか聞かない文通が
小学生の間では当たり前だった時代。

気持ちが届くのに3日かかるのです。
タイパとかタムパとか言われる現代で
信じられるかしら。


昭和のはしくれ生まれ、
中学高校まで携帯はありません。
今日こんなことがあった、
こんなドラマが面白かったと伝えるにも
タイムラグが発生します。


手紙なら、お気に入りの便箋。

ちょっと間違えた文字はかわいくシールを
はってごまかしたりして。

なるべく地味じゃないあの80円の鳥の切手
じゃないのを親にねだったりして。
←80円切手の鳥さん、歴代結構長く君臨していたのでは。


時間がかかるコミュニケーションを
楽しんでいた私たち。

げんきですか?
わたしはげんきです。


転校してしまった友達には新しい学校の
様子を。いつものクラスメイトの様子を。
次第に話題もなくなり疎遠にはなるの
ですが、まあ仕方ない。
日常に紛れてしまいます。


それでもやりとりした手書きの
文字にはLINEの文字やスタンプにはない
無骨なあたたかさがありました。ま


一文一文したためる丁寧さを
思い出す時間は貴重です。

その人のことしか考えていないから。
便箋を選ぶ時から、封筒にかわいい
シールをはるあの時間まで、
贈る相手のことを。


手紙の時間は愛しいものでした。

パフォーマンスでははかれない
贅沢。

いつ返事がくるかなとポストを
急ぐ心で郵便ポストを開けた
20年前のあの日を
今回のお題で思い出しました。


旅先で絵葉書でも買って、
旅の報告を大切な人にすることから
はじめようかな。

久しぶりの手紙。切手にもこだわって。




明日もよき日になりますように。



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