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フィンランドの”今”が見つかるデザインギャラリー、LOKAL

こんにちは、フィンランドAalto大学大学院にデザイン留学をしています、Mayuです。

ヘルシンキにはiittala、artek、marimekkoをはじめとしたデザインショップや、セカンドハンドのお店があちこちにあり、街中の至る所でこれらの名作デザインやヴィンテージのプロダクトに出会うことができます。

一方で、フィンランドで今活躍している、注目されているデザイナーは?どこで出会えるんだろう?というと、なかなか見つけるのが難しいんです。
名作デザインだけでなく、「フィンランドの”今”のデザインをもっと知りたい!」という時におすすめなのが、アート・デザインギャラリーのLOKAL(ローカル)です。

LOKALは、「地元のアーティストやデザイナーを紹介する場所を作りたい」という思いから、Katja Hagelstamが2012年にオープンしたギャラリー兼ショップです。Katja Hagelstamを筆頭にしたLOKALのディレクター陣によってキュレーションされた、フィンランドの今を代表するアーティストやデザイナーの作品を知ることができます。
フィンランドのクラフツマンシップと今の融合を感じる厳選されたプロダクトの販売に加えて、アーティストの企画展も併設されています。
ヘルシンキのデザインディストリクトにある店舗は、プロダクトだけでなく、空間やディスプレイデザインがとても素敵でセンスが良いんです。

LOKALのショップでは地元のアーティストやデザイナーによる作品を購入することができます
隅々まで心地よくて素敵な空間です


先日訪れた際の展示から、いくつかご紹介。

Anna Karhu-Cormierは医薬草の専門家でもあり、自然の草木の香りや生態に着目したアートワークや香りを制作しています。こちらのRitual Candleは、植物をキャンドルとして生まれ変わらせたもの。
こちらのアイスクリームはガラスでできているんです。ガラス職人のPaula Pääkkkönenは、ポップな色遣いが特徴的で、子供時代の夢や記憶に着想を得たポップなガラス作品を多く制作しています。
Antrei HertikainenによるMELT wall vasesシリーズ。氷塊がとけて水になっていく過程をとらえたフラワーベースで、表面の独特の質感が美しいです。
Milla VaahteraによるStabileシリーズ
蜜蝋のキャンドルと陶器のデザインホルダー

先日訪問した際には、気になったアーティストやデザイナーがいれば、直接コンタクトをとれば彼らのワークショップに案内してくれますよ、と仰っていました。
定期的に内容も変わっているので、きっと新しいお気に入りが見つかると思います。ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。

LOKAL (https://lokalhelsinki.com/fi/etusivu/)
Tue-Fri, 12-18 / Sat, 12-16
Annankatu 9, Helsinki


私のnoteでは、「デザインが社会や組織の形成にどのように関与するのか?」という大学院での学びに加えて、フィンランドのデザイン文化についても紹介しています。ご興味を持っていただいた方はよろしければマガジンの方もご覧ください。

本日もご覧いただきありがとうございました


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