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「有料老人ホームは実際どういう施設?」その疑問に包み隠さずお話しします

有料老人ホームのメリットを知れる記事になってます

自分に合った施設は何かを知るため、ネットで調べることが多いと思います。

有料老人ホームの仕事内容を見てみると他サービスの施設の違いが分かりにくいし、イメージしにくいです。

実際に有料老人ホームを1年経験して、自分なりに
・他サービスと違って、どういう施設なのか?
・どういう人が向いているか

を熟知しています。

自分に合う施設で働きたいと私自身思うところであり、少しでも転職したいと考えている人や就活している人に力になりたいと思い、参考になれる記事を作成しました。

よかったらご覧なって下さい。

1. 有料老人ホームとは何か?

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有料老人ホームの特徴は、65歳以上の高齢者で自立〜要介護状態でも入居でき、食事の提供や日常のサポートを行っている施設です。

介護付き、住宅型、健康型であるかで変わってきます。

[介護付き]
食事介助、移動・移乗介助、更衣介助、トイレ介助、入浴介助、整容介助などといった日常で必要な介護サービスを充実にさせた施設です。
自立からも入居できる「混合型」、要介護認定している方のみの「介護専用型」で分けられています。
[住宅型]
自立〜要介護(軽度)の方が入居可能で、レクリエーションやイベント、サークル活動を充実にしている施設が多いです。
施設の介護サービスは行ってなく、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、デイサービスが併設している事が多く、日常で必要な介護サービスをしています。
[健康型]
住宅型よりも自立した高齢者に特化した施設となります。
自立の方のみ入居でき、日常的なサポート、レクリエーションやイベント、サークルを充実にしています。
他に比べて数少ないです。

有料老人ホームの多くは、介護付きまたは住宅型が一般であり、健康型は小数です。

施設の特徴として
・仕事内容は1フロア20名程度を担当し、食事介助、移動・移乗介助、更衣介助、トイレ介助、入浴介助、整容介助などの日常的な介護サービスの他、夜勤(健康型以外)、レクリエーション、リハビリ、イベントが多いです。
・調理師、看護士、メンテの方などそれぞれの専門家が配置されている。
・施設型サービスであるが、住宅型有料老人ホームだと訪問介護を取り入れているところもある。
・健康型有料老人ホームは、家事援助中心の仕事内容になり、直接的な介護業務に従事することはありません。
食事の配膳や後片付け、掃除、ゴミ出し、生活援助、イベント、レクリエーションが主な仕事になります。
・介護度が軽度、認知症でない方が多く、接客・接遇・マナーを求める場面があります。

施設サービスの中では、比較的介護度が低く、介護初心者でも取り組みやすいかもしれません。

2. 有料老人ホームでの1日の仕事スケジュール

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多くの有料老人ホームは早番、日勤、遅番、夜勤の4交代制をとっています。

多くは介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームなので、その二つを紹介します。

[介護付き有料老人ホームの1日の仕事スケジュール]
6時 起床介助
7時 朝食の配膳、食事介助
8時半 朝礼、ミーティング
9時 掃除
10時 通院の準備、入浴介助
11時半 昼食の準備、食事介助
14時 レクリエーション
15時 おやつの準備、食事介助
15時半 入浴介助、見守り
17時 夕食の配膳、食事介助
19時 更衣介助、見守り
21時 就寝介助
22時〜6時 夜間の見守り、体位交換、ナースコール対応

[住宅型有料老人ホームの1日の仕事スケジュール]
7時 朝食の案内、朝食の配膳
8時半 朝礼、ミーティング
9時 掃除、通院やデイサービスへの送り出し
11時半 昼職の案内、昼食の配膳
15時 レクリエーション、家事援助、相談対応
17時 夕食の案内、夕食の配膳
19時〜7時 見守り、緊急対応のための待機
が主な仕事内容です。

時間帯でやる仕事内容は大きく異なりません。

勤務で入浴介助の担当、レクリエーション担当、フロア担当と分けている事が多いです。

住宅型有料老人ホームで訪問介護を取り入れているところだと訪問介護にスケジュールに合わせて働く人とフロア・レクリエーション担当と分けて働いていることが多いです。

施設によって、働き方が異なるので、施設毎の確認を取ることをお勧めします。

3. 有料老人ホーム実際仕事をしてみて思ったこと

① 施設のフロアにいる人数が多く、入居者の介護度によって介護業務が変動しやすい

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施設のいる入居者さんは60人近くいる事が多く、介護度によって仕事内容は変動しやすいです。

施設によってはフロアごとに介護フロア、自立フロアを分けています。

担当フロア毎に介護業務が異なり、フロアにいる入居者の介護度が高い方が多いと仕事がハードになりやすいです。

有料老人ホームだからこそ介護度が軽度〜重度、自立〜認知症まで幅広く見られて入居者毎の支援方法を多く学び、介護知識と介護技術も身に付けやすいかもしれません。

② 入居者様の多くは接客・接遇・マナーが求める場面が多い

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有料老人ホームにいる入居者様は高い料金を支払って入居しています。

それゆえに一つ一つの質にこだわる傾向があります。

介護技術、介護知識、接客・接遇・マナーを多く学べる場でありますが、入居者様次第で仕事の負担が変動しやすいです。

人によって精神的な負担が大きく、相性が悪い人には悪いかもしれません。

③ 入居されている入居者様が多く、全員の特徴や仕事内容を理解するのが一苦労だった

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施設のいる入居者さんは60人近くいる事が多く、多くの入居者様と関わることが多いです。

私自身グループホームで働いた事が介護士の仕事の始まりであり、グループホームでは1フロア10名近くの単位で働いました。

有料老人ホームだと6倍近く覚えないといけない事が増え、仕事内容と入居者さんの顔を覚えるのも大変でした。

人の名前や介護で必要な人の把握できるのに1ヶ月くらい掛かるほどです。

物覚えがよく、多人数の入居者様と関わるのが得意な人にとっては相性がいいかもしれません。

4. 有料老人ホームはこんな人に向いています

① 介護度が軽度〜重度までの入居者様と関わり、仕事をしたい人

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他施設と違い、介護度が軽度〜重度までの入居者様に多く関われることが有料老人ホームの特徴であり、幅広い介護技術と介護知識、接客・接遇・マナーを学べられます。

「レストランなどで接客・接遇・マナーを学んでいて、介護を志望している人」「接客・接遇・マナーが苦でない人」
にとっては最適な環境かもしれません。

② 給与や福利厚生がいい事が多い

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民間企業が多く、給与が高水準で福利厚生が充実にしているところが多いことが特徴と言ってもいいかもしれません。

施設毎に福利厚生の内容が異なるので、確認してみてもいいかもしれません。

「他施設の経験をしていたが、給与面が不安で他施設を希望している」
「給与や福利厚生がよく、多くの介護知識や介護技術を学びたい」

人にとっては最適な環境かもしれません。

③ 研修が充実しており、介護知識・介護技術を多く学びたい人

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介護資格を取って、キャリアアップを推進しているところが多く、資格手当や資格に必要な経費を出してくれるところが多いです。

また、施設内の研修があって、多く学べるようにしているところが多いです。

「キャリアアップをしたい」
「研修が充実にしているところを探している」
という人にとっては最適な環境かもしれません。

まとめ

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介護度が幅広い入居者様を相手にするので、学べることが多い施設と感じます。

細かなサービスを求めることが多く、介護技術を学びたい人にとっては向いていないかもしれません。

それぞれの特徴とどういう入居者様を相手にするかしっかり理解し、自分に合ってるかを探すことが大事です。

これからも施設の特徴について記事を上げるつもりなので、よかったらご覧なって下さい。

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