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【七十二候】季節と言葉たち〜水沢腹堅

かつて暦として使われていた、一年を5日ごと72に分ける七十二候。
その名称は、気候の変化や動植物の様子が短い文で表されています。
美しい言葉なので、それをテーマに、作家の方の名文や、創作したエッセイを綴ります。

七十二候(1/25~1/29頃)

水沢腹堅 (さわみずこおりつめる)

厳しい寒さで、沢に張った氷が厚く堅くなる時期

テーマ「水沢腹堅」
(創作エッセイ)

沢に張った氷が厚く堅くなる、そんな季節。
確かに日本全国で雪が猛威を振るい、札幌は吹雪で外出もままならぬ。
まさに七十二候通り、ですね。

何か書こうと「氷が張った沢」をイメージするも、どうしてもアンデルセンの「雪の女王」に邪魔される。
ということで、今日は雪の女王について。
一応アナ雪のモデルだつたんですね。
舞台設定が似ているなーとは思っていたが。

改めて調べてみると、私、カイ少年の目に入ったのは、女王の鏡だと思い込んでいたけれど、違ったみたい。

子どもの頃に読んだのは絵本だったため、ところどころ自分で勝手に補足していたようです。

せっかくなので簡単なストーリー。

【ストーリー(うろ覚え)】
雪の女王が持っていた(本当は悪魔が作った)「悪い心を持った人は、うんと悪くなる魔法の鏡」が割れてしまった。
地上に落ちてきた鏡のカケラが、主人公ゲルダの幼馴染で、もう一人の主人公カイ少年の目に入り、カイは悪い子になってしまう。

ある日雪の女王が現れて、幼馴染を攫ってしまったので、主人公の女の子が、いろんな人の助けを借りて、救いに行くお話。

ザックリですが。

カイがどんなに意地悪をしても、あれは本当のカイじゃない!何かあったに違いない!
と、信じ切っちゃうゲルダが偉い。
ネタバレになるので下数行注意⚠️

ラストは詳しく書きませんが、愛が勝つわけです。
よかったですよ、ほんと。
アンデルセンは「人魚姫」に代表されるように、なんでだよーー!と叫びたくなるラストが多いイメージなので。

雪の女王って聞くと冷たいイメージですが、クールでかっこいいと子ども心に思った記憶があります。

うろ覚えが過ぎるので、もう一回ちゃんと読もうと思いました😊

七十二候の説明

「二十四節気」は、立春や夏至などを含む、半月(15日)毎の季節の変化を示すもの。
古代中国で暦として発達してきました。
これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。
こちらも古代中国で作られましたが、二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は日本での気候風土に合うように改定されました。
その名称は、気候の変化や動植物の様子が短い文で表されているのが特徴的です。


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