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詩|咲き永らう鳳仙花

最低点の計画で
小さな今朝の憶測で

君を歌えれば染まった
声だけ携えていた

屍の糸は準透明なら
消えないものが良かった

何も出来ないのに今日が終わる


最低点の計画で
小さな今朝の憶測で

点描を抱える逢引
愛など考えていた

屍の先は極楽苑
夜勤が見かねて後楽園

供えた狭間で覗いて群がる


彼は「めでたい」と笑うようになっていた

彼は「もういい」と咲き永らう鳳仙花



大学の講義で【既存の詩の子音を変えて別の詩を作る】という課題がありまして…
大好きなヨルシカさんの『詩書きとコーヒー』の歌詞でやってみました。



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