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良い記事は、正しい問いから生まれる ~求人原稿・採用記事の作成コツ~

こんにちは!採用領域に関わって10年が経ったテラッシーです。w
ベンチャーで働いていたり、フリーランスだったり、職種もポジションも様々ですが、10年間ずっとやっているのは取材・ライティング。求人原稿改善によってPVからの応募率10%超え&採用を実現したこともあります(企業によって平均が全然違うので一概に言えませんが、目安は1%)。

ただ、語彙力が高いとも思っていないですし、ライティング力が自分の武器だとも思っていません。

では、なぜ応募率の向上が実現できたのか。

それは、『アピールポイントを見つける力』だと思っています。

今回は、そのためにどのようなことをやっているのかをお伝えしていきます。


良い文章を書くには、良いヒアリングをすること

では、何に神経を使っているかと言うと、ヒアリングです。

文章の出来は、ヒアリングが終わった時点で、70%くらい分かっていると思っています。求人原稿でも、経営者・社員インタビューでも同じです。

若い頃は時間をかけて細かいところまでとことん質問していて、長い時には求人原稿を書くのに2時間くらいヒアリングしたこともざらにありました(こちらから食らいついたということももちろんありますが、創業の背景など聞いたら社長が喜んで話してくださって長くなったりもw)

ただ、最近思うのは、かける時間や質問の量ではなく、『正しい問い』をすることが重要だということ。5問程度の質問でも、正しい問いであればそこから打ち出す点が引き出せたり、点と点が繋がって全貌がクリアになったりします。
(たぶん、これは最初からできるものはないとも思うので、我武者羅に食らいついて質問していたことが活きているのかなとも思ったりしますが)


『正しい問い』のために、していること

『正しい問い』というと、ドラッカーを思い出す方も多いかもしれませんが、私が正しい問いをするためにしていることは2つです。

■事前準備は手を抜かない
そんなことかと思われるかもですが、当たり前のことを当たり前にやるってとても大切。事前準備ができているかどうかで、ヒアリングがうまくいくかも変わってきます。

クライアントへのヒアリングの場合であれば・・・
◎オフィシャルサイト、サービスのサイト、採用サイトは一通り見る
◎「社名 採用」「社名 求人」でググる
(掲載中の求人原稿を見つけるためです。求人原稿には企業のアピールポイントが詰まっているので、企業の特徴や強みを把握しやすいからです)

採用担当の方が、社内の各部署へヒアリングをする場合であれば・・・
◎採用競合や同職種の求人をチェック
(自社ならではのユニークポイントをヒアリングによって明確にできるように、相場観をインプットするためです)


■聞きにくいことをあっけらかんと聞く
◎競合他社と比べた時に、なにが強みなのか
(そして、その根拠や具体例まで踏み込んで聞きます)

◎ビジネスモデル(意外と聞きにくかったりするものですが、こうだろうと思って確認しなかったら実は違っていたということも。事業内容を正しく理解することは良い記事を書くのに欠かせません)

◎課題(採用、事業、組織)
これを進んで話してくれる企業は、採用がうまくいく企業が多いと感じています。たまに、「課題なんてないです」「課題はあっても解決していくので課題ではなくなる」という回答をいただいたこともありますが、課題ってやっつけても次から次へと違う種のものがやってくると思うので、それを正しく把握して解決のために必要な行動をとっていることが重要なのだろうなと感じています。

良いことだけを伝えるのではなく、自社の魅力・課題・今後をセットで伝えられると読み手の納得感も増すのではないでしょうか。


ライティングの時に注視していること

こちらも主に2つです(重要度順)。

■得た情報を整理し、分かりやすく伝える
文章って、同じことを伝えるにしても幾通りも伝え方があります。正解がないのが難しさでもあり、面白さでもあります。
そこで私が基準としているのは、「文章を読んだ100人が、100人とも同じ認識を持ってもらえる」ということ。読み手の解釈によって異なる意味に捉えられてしまうというのは、求人原稿や採用関連の記事においては好ましくありません(映画や小説では必要だと思いますが)。

■適した表現・温度感で伝える
◎企業であればブランディングの方向性と合わせたり、社風が伝わるように
◎社員インタビューのような場合は、その人の人柄が目に浮かぶように


おおよそ、気を付けているのはこのくらいです。ただ、どんなにいい原稿だができた!と思っても、実際に出してみないといい原稿かどうかは分かりません。あとは原稿を実際に公開して
・PV数
・PVからの応募率
・応募者の選考通過率
をみながら改善を重ねていきます。


ではでは、本日はこのあたりで失礼しまっす。
ご相談などありましたら、お気軽にご連絡ください。

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