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正解がわからないから


パジャマを買うことにした。

上下セットで1万円超えるパジャマだ。
赤パジャマ青パジャマ高級キナリパジャマ。

・・・・

無駄遣いをしているつもりはないが、心理テストでは浪費家と出て、その土地の母と呼ばれる人からは手相を見てどんぶり勘定と言われたことがある。

家計簿はつけないので何にいくら使っているのか全くわからないのだけれど、多分そういうところがどんぶりだと言われているんだろう。

春ごろ。
たまたま寄ったお店で試着した服の着心地にひどく感激し、今日までに6着買い、母にも贈った。

夏ごろ。
もはや何がきっかけだったかも思い出せないが、思い出したようにフィルムカメラにハマり、レアカメラを購入し、現像とデータ転送などを楽しんでいる。

秋。
風にたっぷりなびくワンピースを着て、あの人は元気だろうかと夕焼けを待ち、コーヒーとスコーンをもしゃもしゃ食べ写真を撮り、たまにヤクルト1000を飲み、大谷翔平が絶賛したというヨーグルトを買って食べる。

・・・
とにかくお気に入りだけを側に……とかそんな生優しい感じではなく、、、
お気に入りは何がなんでも手に入れて気に入らないものは出て行け、といった勢いで買い物をしている。


その勢いでたどり着いたのが、今回のパジャマだ。

生地や襟元、袖丈や裾の絞り、ポケットまでをもカスタマイズできる夢のようなパジャマ屋さんを見つけたのだ。
希望すれば胸ポケットに名前の刺繍を入れることができる。憧れの俳優の下の名前だって誰の名前だって入れられる。



現在パジャマとして履いているパンツがとにかく心地よい。
すぐ乾き、窮屈さがまるでなく履いてるのに履いてないようでできれば毎日履きたいくらいだ。
ただ丈が短く、これからきたる季節は足首が冷えてしまいそうで、新たなパジャマを探していた。

そういった経緯から、パジャマをオーダーするに至ったのだ!ウハウハ!!


こう書いてたら、ワイワイおめでたく買い漁っているように思われるだろうが、全くそうではない。
頭痛もしたし、夜中には歯軋りもしていたかもしれない。一刻も早く心配一つないパジャマが必要だったのだ。


選び抜いた末、「結局届いてみないと、着てみないと分からない…」と自分を理性で統制し、クレジットの番号を入力した。



三連休前日の夜中に注文してしまったため、私のオーダーは工房へはまだ送られていない。
いつでもキャンセルできる環境で私は、この選択が正解だと信じて、、、例え寝不足の夜中の選択であろうとも正解にしたくて。
パジャマが届く日を待つ。

眠れぬ夜は全部全部パジャマが解決してくれると信じてる。


・・・おしまい・・・

ついでにこの三連休で、ずっと試してみたかった下着の方のパンツを買った。
それもとても高いのだが、レースが華奢だとかそういうのではなく、乾きやすく伸びがよくオーガニックコットンで色もかわいい、といったやつだ。
早速履いてみたらどうも少し小さいので、本格的に痩せようと思う。。。
正解にしたいので。

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