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元祖モンブランはスポンジだったのね


随分前に録画していた「マツコの知らない世界」を見ていたとき、予想外に思う場面があった。


それは「モンブランの世界」回で触れられていたモンブランのはじまりについて。

日本におけるモンブラン発祥の店とされているのは、自由が丘にある「MONT-BRANC(モンブラン)」という1933年創業のお店だそう。そのまますぎてすごい。元祖です! と言われたら100人中100人がそうでしょうねえ、と思いそうだ。



その元祖モンブランの姿を見たとき、私は「え!」と驚いてしまった。というのも、想像していたビジュアルと違っていたのである。

土台・マロンクリーム・トップにメレンゲという構成やマロンクリームが黄色いところは然もありなんといった感じだが、土台の存在感がすごい。

というのも、それだけでも販売できそうなくらい高さのあるスポンジケーキなのだ。紙製のカップに入っているし、これだけで「カップケーキ」として売れそうな勢いである。


だいたいのケーキ屋さんではクリーム部分のほうが割合的に多く、なんなら土台が見えないことも少なくない。しかし元祖は主役を食うくらいの迫力があった。

しかし、ただのスポンジケーキではないらしい。なんと中身をくりぬき、バニラクリームと栗の甘露煮を詰めているとのこと。『このスポンジとマロンクリームの割合だと栗よりもスポンジが勝つのでは……?』という心配は杞憂だったようだ。さすが元祖である。



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実は私が驚いた理由はもう1つありまして。

というのも、以前不二家のショーケースで見たモンブランと似てるような気がしたのだ。


いや、モンブランのモンブランが元祖だから、不二家がその流儀に則っているということなのだろう。あるいは昔のモンブランはどこもそうで、不二家が現代においてもそれを守り続けているのかもしれない。



サイトで改めて確認したところスポンジケーキは金色のアルミで見えなくなっていたが、店舗で見たときはスポンジが厚い! というか高い! と思った記憶がある。クリームと幅が同じというか、クリームが覆うのではなくて乗っている感じというか。



ということは、不二家のモンブランを食べればプロトタイプに近いものを味わえるのではなかろうか。土台はタルト派な私だが、はじまりの姿がどんなだったのかは気になる。


以前見たときは上背の高さはもちろん全体的なボリュームに日和ってしまったが(不二家って全体的に大きいのね!)、次は胃を万全にしてモンブランをチョイスしたい。



でも他にも気になるのがあるんだよな……何回も行かなくちゃだわ(ウキウキ)。


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