ワンハンドで食べられるチーズケーキっていいよね。


チーズケーキには色んな種類がある。


イメージ的にはベイクド・スフレ・レアの3つが往年の選手で、ここ数年でバスクが市民権を得たという感じ。ローソンのバスチー、大好きだったな……無くなったのがショックすぎて代わりに登場したチーズケーキは食べられていない。



しかし、今述べた4種のほかにニューヨークチーズケーキというのもある。

濃厚でどっしりとしており、ベイクドチーズケーキと何が違うのかと思いがち。それもそのはず、ニューヨークチーズケーキはベイクドチーズケーキの一種だった。

焼き目をつけずに「湯煎焼き」をしたり(確かにどこにも焼き目がない)、ものによってはクリームチーズの量が多いといった違いがあるとのこと。よりチーズ感を味わいたい人はニューヨークチーズケーキが良いのかもしれない。


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私がニューヨークチーズケーキで思い出すのは、大学の購買で売っていた「札幌パリ」というメーカーの「ニューヨークチーズケーキ」である。そのまんまの商品名が潔い。


紙やプラスチックの土台はなく、1切れサイズがそのままフィルムで包まれている。包装をちょっと剥がし、ワンハンドで食べられるような手軽な雰囲気があった(だからこそ購買にあったのかもしれない。空きコマにサクッと食べられるから)。


しかし、ただ手軽なだけではない。しっとりしているのが見た目からも伝わってくるし、重みも十分。これは美味しいだろうな……と、初めて見たときから目をつけていたが、なかなか購入に踏み切れないでいた。


しかしここで急展開が訪れる。なんと、かぼちゃ味が登場したのだ。


ただでさえ美味しそうなのに、そこにかぼちゃが入ってくるなんてカンストしちゃわない? インフレ起きちゃうよ??


ちなみに、かぼちゃバージョンを発見したのは近所のコンビニだった。購買にはプレーンしか置かれていないとかではなく、既に卒業していたのだ。急展開までのスパンが長い!


とは言え、気になるものを数年単位で寝かせる私には日常茶飯事のこと。何か大きなプッシュ要素が無いと実食までこぎつけられないのだが、今回は”かぼちゃ”という無視できない存在によって無事に購入することができたのである。


その結果だが……もう、素晴らしく美味しかった。
期待通り、いやそれ以上と言っていいかもしれない。

かなり濃厚なのに口溶けなめらかで、スッと消えていく。ちゃんとどっしりしているのに胸やけもなし。土台のタルトもクッキー感のある、私好みの味と口当たりである。

あっという間に食べ終わってしまい、これは定期的に食べたいぞ、前からあったチョコバージョン(これもチーズケーキ)も食べたいぞ、と淡い希望を抱いたのだった。


それかあっという間に3、4年(!)。未だに2回目は訪れていない。

実はそこまでじゃなかった、とかではない。引っ越したことによって目撃する機会が減ったのと、いくら手軽と言ってもコンビニでスイーツを買うというのはなんとなくハードルが高いのだった。



べらぼうに高いわけでもなかったはずだから「次に見つけたら絶対買う」というルールを設けてしまおうか。5年ぶり2回目とか、甲子園じゃないんだからさ。



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