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年間オリコンチャートを斬る!①2005年編

どうも。エンタメ好きのoilです。

何か新しい切り口の記事を書けないかなーと思いお試し的に考えてみた企画。その名も「年間オリコンチャートを斬る!」
文字通り、オリコンの年間チャートを振り返ってその年の流行や楽曲を振り返っていこうという内容です。

初回は僕も含めたアラサー層に向けて2005年編をお送りしようと思います。
反響があったらシリーズにしたり、映画やテレビなんかでも同じ企画をしても良いかなと。

2005年 年間オリコンシングルチャートTOP20

1 青春アミーゴ 修二と彰 2005/11/02 94.5
2 さくら ケツメイシ 2005/02/16 94.2
3 四次元 Four Dimensions Mr.Children 2005/06/29 92.4
4 *~アスタリスク~ ORANGE RANGE 2005/02/23 62.8
5 SCREAM GLAY×EXILE 2005/07/20 53.7
6 Anniversary KinKi Kids 2004/12/22 52.5
7 OCEAN B'z 2005/08/10 50.5
8 ラヴ・パレード ORANGE RANGE 2005/05/25 44.7
9 ファンタスティポ トラジ・ハイジ 2005/01/26 42.7
10 GLAMOUROUS SKY NANA starring MIKA NAKASHIMA 2005/08/31 42.3
11 お願い!セニョリータ ORANGE RANGE 2005/06/08 41.7
12 キズナ ORANGE RANGE 2005/08/24 41.0
13 NO MORE CRY D-51 2005/02/02 40.1
14 BANG!BANG!バカンス! SMAP 2005/07/27 39.6
15 ここにしか咲かない花 コブクロ 2005/05/11 37.6
16 愛と欲望の日々 /LONELY WOMAN サザンオールスターズ 2004/11/24 37.1
17 友だちへ~Say What You Will~ SMAP 2005/01/19 36.5
18 Dreamland BENNIE K 2005/06/08 34.8
19 STEP you /is this LOVE? 浜崎あゆみ 2005/04/20 34.5
20 ENDLESS STORY REIRA starring YUNA ITO 2005/09/07 34.5

懐かし!となる楽曲の連続です。

ちなみに、この年僕は15歳。高校1年生です。
既に2chの芸能音楽速報板を覗いてはオリコンチャートの数字を眺め、売り上げ予測を立てていました。今と変わってねえ。

この年は年間首位争いがとにかく白熱していた印象があります。
まず、2月にいきなりケツメイシの「さくら」がサプライズヒット。


2002年の「トモダチ」あたりからメジャーシーンに躍り出た感がありましたが、この曲で一気にヒットチャートの主役となりました。
実は、この「さくら」はノンタイアップ(ドラマやCMに使用されていない)の楽曲。それでもバカ売れしたのはまさしく楽曲の力でしょう。

そのケツメイシの最大のライバルと目されていたのがMr.Children。
7月に発売された「四次元 Four Dimensions」は綾瀬はるか出演で話題となったポカリスエットのCMソング「未来」、大量にオンエアされていたカップヌードルのCMソング「and I love you」を収録した4A面シングルという力作。

これが初動で50万枚を超える大ヒットになるものの、「さくら」ほどのロングヒットには至らず。わずか0.3万枚差で年間首位に届かなかった。

ケツメイシの逃げ切りが確実視されていた中、年間チャートの集計ラスト3週前にリリースされたのが修二と彰の「青春アミーゴ」
予想を上回る大ヒットとなり、発売からわずか3週間の売り上げで94.5万枚に到達。ケツメイシとミスチルを超僅差で躱し、2005年の年間1位を奪取したのだ。
ちなみに、「青春アミーゴ」はこの後もロングヒットを続け最終的には160万枚を超える売り上げを記録している。
当時亀梨和也はKAT-TUNとしてデビューする前であり、お祭り的に作ったプレデビューユニットで大ブレイクしてしまうという波乱が起きた。

その他に強い存在感を見せているのが、4・8・11・12位とTOP20にアーティスト別では最多となる4曲を送り込んでいるORANGE RANGE

2004年に大ブレイクを果たした彼らの勢いは凄まじかったが、「*~アスタリスク~」「キズナ」の数字の落差を見ると2005年の後半には既に勢いがなくなってきているのがわかる。
この辺りエンタメ業界の怖さ、盛者必衰感が見て取れる。

10位の「GLAMOUROUS SKY」、20位の「ENDLESS STORY」は実写映画版「NANA」関連の楽曲。

「NANA」は40.3億円の興行収入を記録する大ヒットで社会現象を巻き起こした。アラサー世代なら知らない人はいないはず。
この年の末には「花より男子」が実写化され大ヒットしており、今では定番となった少女漫画実写化の礎が築かれた。
年間ランキングで上位には絡んでいないものの、「花より男子」の主題歌であった嵐の「WISH」、挿入歌であった大塚愛の「プラネタリウム」も週間チャートでは1位を獲得しロングヒットを記録している。

ジャニーズ勢は1位の修二と彰に加え6位にKinki Kids、9位にトラジ・ハイジ、14・17位にSMAPと4曲がランクイン。
当時は嵐・関ジャニがブレイク前、KAT-TUNがデビューしていなかったためまだまだSMAPとKinkiが全体を牽引していた時期。
トラジ・ハイジは堂本剛とTOKIO国分太一によるユニットのため、実質的に堂本剛は年間TOP20に2曲ランクインさせていることになる。

ベテラン勢で気を吐いたのはB'z、サザン、浜崎あゆみの3組。
B'zとサザンは令和になった今でも普通にチャート1位を取っているのが怖い。

2005年当時の流行を象徴しているのがD-51とBENNIE K。
前者はドラマ主題歌、後者はCMソングと時代を象徴するタイアップでヒットとなった。

同じく一発屋枠だと思われたものの、実力で生き延びたのが15位のコブクロ。

この「ここにしか咲かない花」続き2005年末発売の「桜」、2007年の「蕾」を立て続けにヒットさせることになる。
…こうやって曲名並べてみるとこの人たち花の曲ばっか作ってるな。

2005年一番のサプライズ枠は年間5位のGLAY×EXILE。
全盛期を過ぎたGLAYと今と比べると小粒な印象だったEXILEのコラボがここまでヒットするとは。
まあ、楽曲はほぼGLAYの雰囲気な上にボーカルも本来主旋律ではないTERUの声ばかり聴こえてしまっているんだけど。
まあ、曲自体はカッコ良いのでOKってことで。


2005年の音楽業界はこんな感じでございました。
意外と書くのに時間がかかってしまったぞ(約2時間)。

さあ、次回は何年を取り上げようかな。

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