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zen日本紀行

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近場から遠くまで…ミナサンの町に訪れることもあるかも。(受信料は要りません)
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【紀行】めぢからの園

今回は先にふれたSONYのカメラ。 A7R5の新機能(AIの進化したフォーカス)について検証をするため、広島市立安佐動物公園に赴きました。 装着レンズはSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM/ Contemporaryという…天文でもスポーツでも幅広く使われる重量級の廉価な望遠レンズ。こちらにMC-11(CanonFE マウントなので)なるマウント変換アダプターを介しての起用。 SIGMA社が自身の会社レンズのみならず。他社製のレンズにあっても使

【紀行】紅葉狩(今高野山龍華寺)

10月初旬までは台風も訪れたりした今年ですが、11月に入ってからようやく人心地ついて。冬の前には紅葉のシーズンがおとずれるワケです。 筒賀の大銀杏も黄色に色づき。「県央世羅の龍華寺あたりもそろそろか…」と思い、買換・下取の近づいたSONY ILICE-7RM4を携えて出かけます。 実は、ゴリゴリの紅葉シーズンにこちらを訪れるのは、珍しいのです。 シーズンをはずして、どちらかといえば夏前・初夏の青紅葉を撮りに来ることは、ままありました。人が居ると…憚られるのもありますし。

【紀行】剣山ふたたび(徳島県三好市)

Google MAPで自宅から剣山リフト・見ノ越駅前駐車場までの(車利用による)所要時間の計算だと、4時間19分と出る…ので。経路にもよりますが、朝のラッシュ時を考えると6時に出れば10時半には到着の勘定。 瀬戸中央自動車道07時50分通過。 で。 午前10時34分には見ノ越駅から山上の西島駅にむかうリフトに乗ることが可能。実際、往路登山口までの道を除いて、高松道美馬ICまでがほぼほぼ高速道路というのは計算が立てやすくもあります。 雨天ではない、ということは。この時期、

【紀行】CAT TOWN(広島市中区)

旧市内(いわゆる三角州内はかつての城下町であったことから…町名に特色の有る場所もあり。こちら猫屋町は「三味線屋が軒を並べているから猫屋町」なる得手勝手な由来が一人歩きをしている町。 その実、先述の通り「屋号」が「猫屋」。 岡山県に「猫山スノーリゾート」というスキー場があり、こちらも「猫山」があるわけだけど。麓に神社があり、山頂には旧い祭祀遺跡があります。 で。 地元の古老に尋ねると「『猫山』はな、『願う山(ねごうやま)』を指して、当て字に猫を使ったものじゃ」と教えていた

【紀行】D51194(津和野)

駅舎が新しくなって、駅前のイメージ全然変わりました津和野駅。 そんな駅舎前にはかつて「青野山荘」に置かれていたD51194号車が宿舎の営業を取りやめたので移設されております。 鉄道マニアではないので、今回初めて知りましたが。D51(ほか)末尾3桁のデータベース作ってる人がおられるんですね。 ん~博覧強記。 カメラ界隈でも、この(蒸気機関車)写真の撮り方? 頭が前に来てて何分の一かで後ろがきちんと収まる形で撮りましょう!とか書いてあるんです。例の太ったオニーさんがSON

【紀行】桑原史成写真美術館(津和野)

何度か赴こうとして赴けなかった場所…というのもあって。 こちら「桑原史成写真美術館」もそのうちの一つ。 津和野町立…ですからね。 本来、報道写真家として著名な活動をされる桑原センセイ。 作品には「はっ!」とさせられるものもあります。描かれる内容に感じるアンビバレンツな部分…とでも言うんでしょうか。漫然と眺めて思うことは、土門拳センセイが突き詰めて描こうとした「リアリズム」でしょうかね。 植田正治さんが鳥取砂丘で家族を並べて写した写真をして、芸術性は認めるものの…それを

【紀行】徳佐八幡宮(山口市)

徳山東ICからR315経由のR375•R9へのスイッチを経て山口市阿東徳佐の集落に入ります。R9…ということはですね。やったことはないので分かりませんが…まーっすぐ行けば、京都まで行けちゃいます。 山口県は瀬戸内側の二号線と山陰側の九号線の両方が走っております。高速道路も中国道と山陽道が束ねられて下関に向かいます。 歴代総理大臣にも山口出身の方が多いのが、関係してるのか関係してないのか…。道路事情、山口県内はすこぶる宜しい。とりわけR375は直線が多いんですよ。列島最西端

【紀行】Sea Paseo

広島から松山迄の交通手段。 しまなみ海道経由で車にて松山迄赴くことも可能ですが、時間にゆとりがあるときにはフェリーを採択することが多いのです。 片道は車移動とし、片道は船の旅。運転せずに済む二時間半程度というのは移動手段としての目新しさもあってか。割と利用する人は多いのではなかろうかと判ずる次第です。 長らく石崎汽船・瀬戸内海汽船にて利用されるフェリー船舶は。たばこ臭いごろ寝エリアと、背もたれの薄い腰掛け椅子のイメージが定着しておりました。 バイクで乗り込み、客室ごろ

【紀行】theme Blue(尾道)

尾道市にある造船業、(株)ナカタ・マックコーポレーションの経営する「なかた美術館」に赴いて参りました。 ただいまの展示は『Blue アイズピリとクリスタン』(R04年06月18日~10月02日)でございます。 アイズピリは現代フランス画家。 具象絵画…という位置づけ。「花のアイズピリ」との別称アリ。 花瓶に生けられた花が印象的な作品を、ちょっと検索しただけでも数多見つけることができる。リトグラフもさほど高い値付けがされているわけではなく。飾る方も沢山おられるのではなか

【紀行】伝説の源(竹原市)

歴史上のヒトになってしまった「頼 山陽」。その父「頼 春水」、さらには祖父である「頼 惟清」本拠がご当地竹原であり。山陽その人も、折々赴くこともあった旧宅がこちら。 頼家のハナシをする時には…やはり二人の作家を挙げることになる。ヒトリは森鴎外。そしていま一人は、1978年に「もう頬づえはつかない」を書いた見延典子女史。 実験的な小説として早大一文在学中に書かれた「もう頬づえはつかない」は後に映画化され、桃井かおりさんや伊丹十三さんなどの出演がイメージに色濃い作品。良作だっ

【紀行】御座船館(呉市倉橋町)

桂浜神社と財崎神社の間、県道沿いに宮島管絃祭で使われる「御座船」が展示されております。管絃祭の御座船、倉橋MADEでございました。 船舶修理、自然の入江を船渠として行っていたご当地倉橋島は、旧く先進の技術と技術者集団を擁していた…と云えば聞こえは良いですが。船舶造船を請け負う棟梁とその職人が集住してたという事。 仕事のないところにヒトは集まりません。 御座船にはご神体(管絃祭用の御分霊)をお遷しした神輿と、渡御に伴う奏楽者(嚴島ゆえ、管弦雅楽演奏を同時に行う)「伶人」が

【紀行】桂浜船渠(呉市倉橋町)

早瀬大橋を渡ると江田島市。 家人にオーダーされ、「だし道楽」で出汁(白出汁)を買う。 通販だと送料・受取手数料を取られるので車で赴く。。だけだともったいないので、久しぶりにヒト島手前の倉橋島に戻る。気候はからっと初夏の風。 今回は出汁四本(1.5Lボトル・濃縮タイプ)をもとめました。これで、暑い時期に出汁を買い求めに来る必要もございません。 紫外線バシバシ降り注いでおりましたが、車内UVカットガラスにて心配ご無用。 で。 倉橋と云えば…桂浜。 往古より開かれた海岸と

【紀行】世羅高原『花の森』

学名:Physocarpus opulifolius 和名:アメリカテマリシモツケ 扉絵の花。 早口言葉の様な和名ですが、別称『ナインバーク』。バラ科・テマリシモツケ属ということで、アジア東部・北アメリカ・メキシコに分布する落葉低木なのだそうです。 生き物でも国外から流入・放流されたものの中には特定外来生物として繁殖を抑制したり、駆除されたりするモノが多いワケですけど。観葉植物もしくは国内での同種駆逐の恐れがなければこうやって育成することもある…と。 タンポポの黄色いの

【紀行】三瓶姫逃池(大田市)

花びらの中央に白い筋があるのが燕子花(杜若)ということで、05月半ばから池畔・自生群落を楽しむことが出来ます。 管理も大変だとは思いますが、ご当地によらず燕子花は島根県(指定?)の天然記念物ということで。撮るのはいいけど、採るのは御法度。当日、池のまわりのベンチにて花見旁々の方がおられました。 昨年まではおそらく、飲食禁止だったんでしょうが。少しずつ緩んでいるイメージが致します。(罹患者数は緩んでないんですけどね) のどかな昼下がりでございました。