東田零

さとり世代。のらりくらりと気ままに。

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【解体ショー】幕開け

はじめまして。東田零です。 ここで何を書いていくのか、目標など何も定まっていませんが、何だかわくわくしてきたのでその温度感のまま始めてみました。 軽く自己紹介をするならば、 ・クローゼットの中身は9.5割、黒。 ・食に対する興味なし。物欲なし。 ・人への興味も基本的になし。 ・断捨離大好き。 と、衣食住に無関心なまさに"さとり世代"でございます。 しかし早くも前言撤回。無関心とは真逆も真逆。 好奇心と探究心と負けん気は人一倍強く、この3つが私を動かす動力源です。 この

    • 子供の頃の居場所

      定期的にふと思い出す。 家の裏にある駐輪場。 そこは雑草が生い茂っていて、コンクリートだらけの街の唯一緑がある場所。 学校にも家にも居場所がなく、友達もいなく、人間という生き物が嫌いだった小学生の頃。 学校が終わってそのまま家に帰るのも嫌だったので、 日が落ちるギリギリまでその場所にいた。 私がその場所へ行くと、オッドアイの尻尾の短い白猫がいつもお出迎えをしてくれた。 猫だとか人間だとか区別していなかったので、人に触られたり干渉されることが嫌だった私は、その猫を撫

      • 思考の癖と体調不良

        思考の癖を治すのはなかなか難しい。 ネガティブとかポジティブとかも幼少期から続けてきた思考の癖だと思う。 私は家庭環境もあってか、感情を抑え込む癖がついている。 悲しい・苦しい・辛い・苛立ち、これら全てを出すことは醜いと幼少期に思ってしまった。 その代わり、楽しいとか面白いという感情は誰も傷つけないので、「笑う」という感情にはストッパーを付けなかった。 だからゲラになったのだろう。 けど他の感情を抑え過ぎているあまり、怒りとか悲しみの時にも「笑い」が出ることがある。

        • 不器用 〜何度目のニートだろう〜

          果てしなく不器用だ。 「程よく休む」とか「程よく頑張る」とかできない。 これをやると決めるとそれしかできなくなってしまう。 専門学生時代も課題が出されてから課題提出までの期間は、課題のことで心も体もいっぱいになる。 バイトはおろか、本も読めず、アニメも映画も観れず、遊びも全部断り、眠りについている時以外はずっと課題について考えている。 そんな私だが、現在ニートである。 生き方も不器用なもので、会社のやり方など働いてる人間、仕事内容、少しでも無理と思うとなかなか続け

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        【解体ショー】幕開け

          時空が歪んでいるのか、私が歪んでいるのか

          私は空を飛んだことがある。 それは、高校生のころ学校で起きた。 階段をふらふらと降りていたら、足を踏み外した。 階段の前の壁には小さな窓があり、高さ的に普段は窓の外を見ることはできない。 ただその時私は空を飛んでいたため、その日初めて窓の外の景色を見ることができた。 それは夏の昼休み前。 胃の中の食べ物が全て消化されたのか体が軽い。 むわむわとした湿気の匂いに 一面青の空が広がっていて 外からは楽しそうな笑い声 少し汗ばんだ体に、ふんわりとやさしい風が体の凹凸をなぞる

          時空が歪んでいるのか、私が歪んでいるのか

          生きる意味

          よく 「止まない雨はない」 とか、 「今ある悩みは5年10年もすれば、なんであんなことで悩んでたんだろって思うよ」 とか、 「生きてればどうにかなる」 などのような意味合いの言葉を、ネガティブな発言をポロッと溢した時に大概の人に言われてきた。 それはきっとそうなのだろう。 と何となく分かっていたけれど、今がとても辛いことには何故誰も目を向けてくれないのだろう。 励まされれば励まされるほど辛くなる。 「あと5年もすれば…」なんて言われても、今でもこんなに息が出来ないのに

          生きる意味

          この世で1番憎い季節の到来

          夏が来た。 夏がこの世で1番憎い。 暑いのは勿論、目が開けれないほど眩しい。 夏の匂いも空気感も嫌いだ。 むわむわムシムシごわごわしている。 夏は蚊に噛まれて痒いが、別に蚊は悪くないので殺そうとは思わない。 ただひたすらに、痒みに耐え続けなければならない。 蝉の大合唱も耳と頭がおかしくなる。 けど蝉は悪くない。耐えなければならない。 きっと秋に蚊に噛まれても、秋に蝉の大合唱を聞いても、そこまで感情的にはならない気がする。 そう、つまり夏が全部悪いのだ。 それに四季の

          この世で1番憎い季節の到来

          愛しの毛玉ボール

          猫をブラッシングして抜けた毛をまるめて毛玉ボールを作る。 それを見て自分の頭の中みたいだなと思う。 一本一本の思考が絡んで1つの球体となっている。 解こうにも解けなくて、いつもその膨大な毛玉ボールを眺めながら終わりのない討論が頭の中で繰り返される。 一度この毛玉ボールを本格的に解体しようとして、飲み込まれそうになったことがある。 何度も何度も解こうとした。 色んな本を読んだり、色んな人の話を聞いたり、紙に書いて頭の中を整理しようとしたりした。 しかし、全く整理されな

          愛しの毛玉ボール

          コスプレという名の現実逃避

          私は昔から矛盾したものに心地良さや楽しさを感じる。 やらなくてはいけないことが多い日に、カレーをグツグツと煮ることが最高に矛盾していて、最高に心地良く、とても興奮する。 カレーが食べたかった訳でも、美味しいカレーを作りたかった訳でもない。 ただ、忙しいからこそグツグツさせたかった。 そんな矛盾が好きな私は、コスプレに一時期ハマっていた。 コスプレとは一般的に、アニメやゲームのキャラに扮装することを指すだろう。 しかし、私がしていたコスプレは、本来の自分とのギャップを手に

          コスプレという名の現実逃避

          夢の中の人格

          最近、映画「13日の金曜日」に出てくるジェイソンに追いかけられる夢をみた。 私は比較的、夢を見る方だ。 それも後味の悪い夢が多い。 何かに追いかけられたり、死を感じる夢が多い。 ビビリなのでやめて欲しい。 小学生の頃はよく寝る前に目を瞑りながら、楽しかったことを思い出して、怖い夢を見ないように頑張っていた。 けど暫くすると楽しいことのネタが尽きる。 尽きてからは何故かいつも、スイカの種をププププーと口から出す妄想しか出来なくなった。 別にスイカは好きじゃないし、種をそん

          夢の中の人格

          ほろ苦く甘酸っぱい初恋

          突然ですが皆さんの初恋はいつですか? 私は小学5年生です。(嘘) 高学年ともなれば、周りは当然のように初恋を済ませており、当然のように常に好きな人がいて、当然のように恋バナで盛り上がっています。 私はというと、小学3年生ぐらいまでは人間の友達はいなく、毎日家の裏にあるちょっとした広場で野良猫と虫と日向ぼっこをするのが日課でした。 なので勿論、人を好きになるという感情は知らないどころか、家族というのも、 "男女のお付き合いから始まり、子を産み家庭を築く" というものではな

          ほろ苦く甘酸っぱい初恋

          やる気の出し方

          よく「もっとやる気を出せ」と言われる。 小学生の卒業式の練習時、 「口が開いてないから声が出えへんねん」 「指3本入るぐらい口開ける練習してこい」 と言われ、家でやってみるとギリギリ3本入るが、この状態では声なんて出ないどころかえづいてしまう。 そう思ったので次の日、何食わぬ顔をしていつも通りの口の大きさで歌っていたら、舐めているのかとブチギレられた。 腹が立ったので、声は出さずに歌詞もガン無視で、口を魚のようにただ、大きくパクパクさせてみた。 すると先生は満足そうな

          やる気の出し方

          自意識過剰

          誕生日にスタバのチケットを貰った。 誕生日は2月だが、2ヶ月経ってようやく使うことができた。 職場のすぐ近くにスタバはあるので、何度も何度も横を通って店内を覗いては、素通りしてそのまま星乃珈琲に入るというのを2ヶ月もの間繰り返していた。 くだらない自意識のせいでスタバに入れないのだ。 そもそも甘い飲み物はあまり飲まないというのもある。 それに、サングラスを掛けて髪をかき上げてる女の人や、The大学生みたいな子達や、MacBookをカタカタさせてるサラリーマンが居る空間

          自意識過剰

          春の訪れ

          排気ガスのただよう道の隅で 色も形も大きさも 様々な花が並んでいる 生ぬるい熱気と共に立ち昇ってくる 少し甘い香り ここを通る時だけは何も考えずに ただ、 日射しに目を細め、 春の柔らかい風と、花の香りを感じる 春も案外良いものなのかもしれない

          春の訪れ

          人体への好奇心

          昔から好奇心だけは人一倍あった。 人体、特に腸に対しての好奇心が強い。 というのも私は昔から便秘体質で、便が出なさすぎて泣くぐらいの腹痛に襲われ、医者に肛門を突き出したことがあるくらいだ。 「何故こんなにも便は出ないのか」 「腸の中で便はどんな風に溜まっているのだろうか」 「超極太便はどのような流れで形成されていったのか」 今思えば腸というよりほぼ便に対する興味だが、未だに腸に対して気になることがある。 人の意見を聞きたいところだが、どうしても便の話は汚いとされている

          人体への好奇心

          アイスコーヒー

          煙草の煙と珈琲の香り 使い古された木のテーブルと色褪せたクッション 美術書を読むワタシと煙草を吸うキミ さっきまでの喧騒はなくなり 時の流れはゆるやかで 濃く苦みの強かった珈琲も氷とだんだん調和して 飲みやすくなっていく この珈琲のようにふたりの中にある苦みも 時間と共に消えていくのだろうか 味が薄くなり過ぎないうちに飲み干して ふたりはふたたび喧騒の中へと戻っていく

          アイスコーヒー