<おじさんDX Vol 517>

小売業と運送業は、切っても切れない仲です。

特にトラックドライバーの方々、各物流関係者には感謝の気持ちでいっぱいなのです。出入り業者でトラックドライバーの方と仲良くなるのですが、そこには困った課題もあります。

✅運ぶ人のことを考えていない❓

運送業の運賃は、正直言って安いと思います。

昨今ではECビジネスの拡充もあり、個人宅への配送も増えているとのことです。ちなみに個人宅は、時間指定や不在再配達が多いと聞きました。

職場は、ほとんど年中無休なのもあって再配達になるケースはまずありませんが、一度に大量の荷物です。

個人宅は、荷物の量も少なく取引件数もかせげるのでは？と素人な私は思うのですが、単価が安く個別となると、これまた違った大変さがあるそうです。

時間指定があれば、指定時間帯に届けないとクレームになります。

ですが、各世帯同じ時間帯で時間指定されることは稀ですので、「さっき来た付近」「午後から隣の家に配達」なんてことは往々にしてあるそうです。

さて、そのような状況の運送業界ですが、Web注文等で商品を頼むと送られてくる商品の大きさに対し、段ボールや梱包物でサイズが大きくなっているケースがあります。

ポストに投函すれば配達完了！としたいところですが、梱包物が内容物を過剰に保護するが故に大きくなってしまい、不在時にポスト投函出来ないそうです。（業者による）

さらに今や便利になって、どこまで荷物が運ばれているのか追跡出来る「追跡サービス」があります。

これもその昔の出前の言い訳のような「今…出ました」という言い訳が通用せず、その運ばれる日程まで知れてしまいます。

共働き世帯が多い平日は、家に誰かが在宅しているケースが少なかったり、リモートワークで家に在宅していても仕事中で気を遣う場面だったりと、なにかと運ぶ人にとって負担があるのが現状なのです。

✅簡素化出来ないものか

サービスの充実は、利用者にとって便利な反面、競合他社の兼ね合いもあってなかなか価格転嫁できていない様子です。

価格競争が続いている運送業界ですが、私も個人で荷物を受ける際に、もっと簡素化出来ないものか思うのです。

1日に何度も、担当者は違いますが同じ会社の人が来ているのです。

増々便利になるのは良いのですが、何だか申し訳ない気がするだけでなく、利便性追求のために得られる利益が適正にないと、いずれは担い手がいなくなる可能性もあるのです。