見出し画像

5月8日(水)鼻呼吸で400m×20本(生徒が)

<ヘルスケア定点測定データ>
・起床時脈拍数:54
・BOLTスコア:43
・体重:66.6

<ワークアウト内容>
なし

昨日は国府高校の生徒たちが400m×20本のインターバルワーク。

で、ただただ走るのではなく、鼻呼吸のみで走るという「制限」付き。

リカバリーは200mをゆっくり1分30秒〜2分くらいかけてましたけど、400mの方は、一番速い生徒で66〜68秒くらいで走ってましたね。

生徒たちの昨日の日誌を読んでみると・・・

「鼻呼吸でインターバルなんて絶対無理って思ってたけど、意外と走れた」

っていう声がほとんどでした。

実は、途中の13本目だけ、口呼吸で走るように指示したんです。

するとみんなが「ラッキー」って思ったらしいんですけどw、口呼吸で走ると途端に苦しくなった・・・と。

走り終わった後に聞いてみると、口呼吸の方が楽だったって答えたのは、16人中、なんと1人だけ・・・。

あとは、鼻で呼吸してる方がしっかり走れた、と。

面白いですよね。鼻呼吸でインターバルやるようなチームって、日本中探してもほとんどないんじゃないかって思うんですけどw。

で。

僕はこの鼻呼吸での効果って、一酸化窒素の血中濃度が高くなるとか、ボーア効果とか、そういう文脈における効果だけだとは思ってなくて。

確かにそれはあると思うんですけど、そんな反応がすぐに彼らに起こって、彼らの走りをサポートしたなんてのは、影響としてはそんなに大きくないんじゃないかと。

それより何より、いつもより「自分の息」に集中してたよね?と。

タイムは設定せずに、「鼻呼吸でいけるペースで」が昨日の設定でした。

鼻呼吸でどれだけチャレンジできるか?

ここだけにフォーカスしてたんじゃないかって思うんです。

つまり。

今できることに、最大集中できた。

ここが大事なポイントなんじゃないかなーって。

タイムベースで練習すると、どうしてもタイムに意識が引っ張られて、足元がお留守になるっていうか、地に足が着かなくなる。

何を目標として設定するか?

このスキルって、簡単そうで難しい。

まず第一に、自分の実力を的確に把握しなければいけない。

だけど往々にして僕たちって、自分自身を客観的に評価できなかったりします。

どうしても、自分のことは自分が一番よくわかってるっていう誤解が生じやすい。

昨日の練習でも、普段のパフォーマンスが低い生徒は「背伸びをしたペース」で行きたがります。

結果、200m以降、急激にペースダウンしてしまう。

誰かと比較するんじゃなくて、今、自分にできる精一杯を出せばいい。

昨日の練習では、僕も大きな気づきを得ることができました。

______________________________________

○「ゼロベースランニングラボラトリー」でランニングをアップデート!
>>>https://www.zerobaserunning.jp/ゼロベースランニングとは/zbrラボラトリー/
○ Instagramで写真家気取ってます。すっごく暇だったらチェックしてね!
>>>https://www.instagram.com/showz08/
○ Twitterでは、僕の頭の中をリアルタイムで公表してます!フォローしてね!
>>>https://twitter.com/showz08
○ STRAVAにて、トレーニングデータを包み隠さず公開してます!「高岡 尚司」で検索してね!
>>>https://www.strava.com/

高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員