高岡尚司(プロランニングコーチ)

最小の頑張りで最大の成果を引き出す「体の仕組み」 を発信|裸足でフルマラソン2時間45…

高岡尚司(プロランニングコーチ)

最小の頑張りで最大の成果を引き出す「体の仕組み」 を発信|裸足でフルマラソン2時間45分(2012湘南国際)|書籍「ゼロベースランニング」(2016年)著者|鍼灸マッサージ師|

マガジン

  • 股関節の活用|ゼロベースランニング・マガジン

    もっと速く、もっと楽に、もっと遠くへ走るために必要な「走り方」「練習方法」「呼吸法」「エネルギー代謝」「自律神経」について情報発信しています| 書籍「ゼロベースランニング(2016年)」著者

  • 胴体〜坐骨の連動|ゼロベースランニング・マガジン

    もっと速く、もっと楽に、もっと遠くへ走るために必要な「走り方」「練習方法」「筋トレ」「呼吸法」「エネルギー代謝」「自律神経」について情報発信しています| 書籍「ゼロベースランニング(2016年)」著者

  • 高岡尚司のゼロベースランニングライフ

    ゼロベースランニングクラブのオーガナイザーである高岡のトレーニング内容や、高校生へのコーチングでの気づき、その他もろもろの投稿をまとめたマガジンです。

  • 平塚でランナーの悩みを解決するジムを作ろうと考えた理由

    神奈川県平塚市に、1月中旬にオープンする予定の「ランナーのための低酸素フィットネスジム」についてお話ししています。

  • ランニングによる脚の痛みの原因

    シューズがこんなにもハイスペックになってるのに、ランニングによる膝・腰・ふくらはぎ・アキレス腱・足底の痛みなどで悩んでらっしゃる方が溢れていて、たくさんのランナーが、今この瞬間も体のどこかに痛みを抱えています。もしあなたがその一人であれば、あなたのために、脚の痛みを改善するヒントをお伝えしていきます。

最近の記事

「ヘソ左」と、もう一つ大事なこと

こんにちは、高岡です。 さて、前回は国府高校生徒を例に挙げ、ヘソを左に向けることによるランニングモーションの変化についてお話ししました。 前回の記事はこちら ヘソを左に向けることで症状が改善する例は枚挙に暇がありませんが、ただ同時に、多くの方にいただく質問がありまして。その質問とは… 「ヘソを左に向けるということは、胴体全体を左に向けるということですか?」 もしかしたらあなたも、このような疑問をお持ちかもしれませんね。 たしかに、ヘソを左に向ける、つまり骨盤が左向く

有料
150
    • ヘソを左に向けると、なぜ脚の痛みが改善するのか?

      熊本国府高校でのコーチ活動で、昨日から熊本に来てます。 昨日は1年生を中心に乳酸測定し、今朝は朝から生徒の動きのチェック。 昨日からひとり、走り方が気になる生徒がいまして。 彼は1月後半から4月に入るまでずっと左シンスプリント症状に悩まされてたんですけど、今ではその痛みも改善して、トレーニングに励んでます。 ただ、まだその動きを見てみると、いつまた脚の痛みを訴えてもおかしくないようなフォームになってたんですね。というのも… 下の動画の前半を見ていただくと、左膝上がっ

      有料
      150
      • 【股関節の活用Vol.7】半蹲踞歩きで身体落下&骨盤回旋&股関節外旋のタイミングを合わせる

        こんにちは、高岡です。 さて今日も、今月のテーマである「股関節の活用」についてお話ししていきます。 前回の「蹲踞歩き」ドリル、やっていただけましたか?上下に弾みつつ股関節に外旋力を働かせながら歩く。 このスキルが身体に馴染んでくると、脚の故障の大きな原因となるオーバープロネーションを改善することができます。 また、このスキルは故障を改善するだけではありません。 このスキルによって、下肢全体の筋腱を活用することができます。 筋腱のバネ(弾性エネルギー)、つまりストレ

        有料
        150
        • 【股関節の活用Vol.6】蹲踞歩きで股関節を外旋しながら歩くコツを掴む

          こんにちは、高岡です。 さて今日も今月のテーマである「股関節の活用」についてお話ししていきます。 前回の「蹲踞屈伸」ドリル、やっていただけましたか?なかなか難しいかもしれませんが、あの感覚を掴めると、一歩一歩の推進力が見違えてきますから、地道に取り組んでいきましょう。 前回の内容はこちらから もし今、脚のどこかに痛みを抱えてらっしゃる方は特に、です。この動きが身体に馴染めば、今出ている脚の痛みの原因になっている「負担の偏り」を解消することができます。 負担の偏りを少し

          有料
          150

        「ヘソ左」と、もう一つ大事なこと

        マガジン

        • 股関節の活用|ゼロベースランニング・マガジン
          7本
          ¥1,100
        • 胴体〜坐骨の連動|ゼロベースランニング・マガジン
          10本
          ¥1,100
        • 高岡尚司のゼロベースランニングライフ
          290本
        • 平塚でランナーの悩みを解決するジムを作ろうと考えた理由
          2本
        • ランニングによる脚の痛みの原因
          5本
        • ゼロベースランニングが生まれるまで
          5本

        記事

          【股関節の活用Vol.5】股関節外旋運動を身体に馴染ませるドリル

          こんにちは、高岡です。 さてこのマガジンでは「股関節をフル活用して走るコツを身につける」というテーマをお届けしてます。 前回は、シンスプリント症状を訴えるランナーさんを例にお話ししました。 前回の記事はこちら シンスプリント症状をはじめとする多くのランニング傷害は、最大荷重のタイミングで股関節内旋力を働かせていることが原因といえます。股関節内旋力を働かせるタイミングが早い。 それによって足首は「オーバープロネーション(過回内)」という異常運動をきたし、シンスプリントな

          有料
          150

          【股関節の活用Vol.5】股関節外旋運動を身体に馴染ませる…

          【股関節の活用Vol.4】前進運動で求められる股関節の回旋運動とは?

          こんにちは、高岡です。 さてこのマガジンでは「股関節をフル活用して走るコツを身につける」というテーマをお届けしてますが、前回は「シザース」というドリルによって「ハムストリングスがうまく活用できるよ」というお話をしました。 ハムストリングスのスイッチオンのタイミングが最適化されると、着地点が体の真下に寄ってくるので、ブレーキ要素が軽減します。シザースドリルは、その「スイッチオンのタイミング」を最適化するのにすごく役立ちます。 ただ、このシザースドリルをやる時に、膝裏の力みが

          有料
          150

          【股関節の活用Vol.4】前進運動で求められる股関節の回旋…

          故障って起こるもんだよね。その前提で仕組みを作ろう。

          僕はことあるごとに「人間の体はそもそも左右均等じゃない」とか「バランスを崩すのは当たり前。人間だもの」などとお話してますが、この前提を認識しているだけで、体の痛みに対しての向き合い方も変わってくるので、故障に悩むことも少なくなってくるんじゃないかなーと思ってます。 走ってたら痛みが出てしまう。 これってやっぱりできることなら避けたいところ、ですよね。僕も1人のランナーとして、できることなら痛みなく走りたいと思ってますし、ランニングコーチとして、そしてセラピストとして、みな

          故障って起こるもんだよね。その前提で仕組みを作ろう。

          第100回箱根駅伝で高岡が考える「影のMVP」3人

          こんにちは、高岡です。 さて。 逆張りという癖を持つ僕は、事前に「今回の駒澤、勝てないこともあるかもよー」みたいな話をVoicyやyoutubeでしてましたが、とはいえ一方では「どう考えたって駒澤でしょ」と考える、二枚舌の僕もいました。 こんなにも他大学を圧倒する戦力を擁したチームがある箱根駅伝って、記憶にありません。 がっぷり四つで組み合って勝てる大学は、ない。スタート前までは、いや、1区が終わるまではそう考えていました。 しかし1区が終わった時点で僕は、ある不気

          第100回箱根駅伝で高岡が考える「影のMVP」3人

          謹賀新年🎍

          新年明けましておめでとうございます。高岡です。今年も新年早々、母校・帝京大学の箱根駅伝をお手伝いするため、ただいま電車で八王子キャンパスに向かっております。 毎年この時期になると、大学4年時の箱根駅伝を思い出します。 12月に入ると急に調子が爆上がりしてきて、箱根駅伝も6区を走る予定でした。 チームのエースたちと同じような練習もできてましたし、ただ出場するだけではなく、区間上位で走るイメージもできていました。 しかし… 大会1週間前の10km走で、まさかのふくらはぎ

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方⑤

          昨今の居酒屋の若い店員さんに焼酎のストレートを頼むときは「焼酎のロック、氷抜きで」とオーダーするとすんなり通ります。おはようございます、高岡です。 さて。 前々回と前回で「PSIS(上後腸骨棘)を落とすタイミングと踵を落とすタイミングを合わせる」理由と、そのコツの掴み方についてお話ししました。 腸骨(いわゆる腰骨)にあるPSISを落とすことで「仙腸分離」状態にして骨盤の剛性を高めるのと同時に、踵を落とすことによるアキレス腱の弾性エネルギーを駆使して、一歩の推進力を高めま

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方⑤

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方③

          髭ではなく、髪が伸びたら「忙しいんですね」と心配される、ロン毛の高岡です。こんにちは。 さて。 前回は「PSIS(上後腸骨棘)」を落として腸骨を後傾させつつ、胸を前に出すことによって仙骨を前傾させると、「仙腸分離」状態になり、骨盤の剛性が高まり一歩の推進力が上がりますよ、というお話をしました。 そこで今日はもう少し突っ込んで、なぜ骨盤の剛性が高まると一歩の推進力が高まるのか?についてお話していきます。 右のふくらはぎが張る、とか、右のアキレス腱が痛いとか、右脚に何かし

          有料
          300

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方③

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方②

          片道1時間30分かけて「今日の練習会は中止です」を宣言しに練習場所まで行った高岡です、おはようございます。そんな外し方あります?天気予報… さて。 前回は「PSIS(上後腸骨棘)」に注意を向けて、PSISを落下させることによって腰の筋肉が上下に伸びている感触を掴みましょうね、ということをお伝えしました。 これ、やってみると意外と難しくて「え?え?ど、どう動かせばいいかわかりません」という方が結構いらっしゃいます。 ていうかむしろそんな方ばかりなので、全然悲観する必要は

          有料
          300

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方②

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方①

          「しまった!ウォッチを家に忘れた!」とジムに行って気づいたんですけど、実は前日にウォッチを外したままジムに置いてたことから忘れていた高岡です。おはようございます。結果オーライ。 さて、最近はランニング中の骨盤操作についてお話ししてますけど、今日もまた骨盤に関して取り上げていきます。 今日取り上げるのは、いわゆる腰骨(こしぼね)、つまり「腸骨(ちょうこつ)」です。 腸骨を落下させる感触。この感触を掴めると一歩の推進力が高まるんですけど、これ、上手くできない方が結構いらっし

          有料
          300

          一歩の推進力が高まる腰骨の落とし方①

          骨盤回旋することによって脚の痛みが改善する理由

          辛くもなんともないラーメンで汗だくになる高岡です、おはようございます。つけ麺最高。 さて、ここ数回は胴体の回旋のなかでも特に「骨盤の回旋」についてお話ししてますが、最近、この骨盤の回旋のスキルがランメトリックスによって可視化されるようになったことで、色んなことがわかるようになってきました。 脚が痛くて僕の治療を受けにきていただく方に、走り方をチェックする際にこのランメトリックスで骨盤の回旋(ランメトリックスの項目では「骨盤の回転」)をチェックすると、ここまでに診てきた全て

          有料
          300

          骨盤回旋することによって脚の痛みが改善する理由

          骨盤回旋することで厚底シューズの恩恵を受けることができる

          1日に2回もラーメンを食べたら、さすがに顔がパンパンに浮腫みました。こんにちは、高岡です。 さて、今日は骨盤を回旋することによって厚底シューズの恩恵を受けることができるよ!というお話をしていきます。 こないだのハーフでは、上り坂こそ厚底シューズの扱いに手こずったものの、残りの5kmではそれなりに厚底の恩恵を受けながらペースアップして走れました。 そこで今日は、厚底の恩恵とは何ぞや?ということから、なぜ骨盤を回旋することによってその恩恵を受けることができるのか?ということ

          有料
          300

          骨盤回旋することで厚底シューズの恩恵を受けることができ…

          骨盤回旋がうまくできない理由

          こんにちは、高岡です。日曜日のハーフマラソン、トレイルでもないのに、上り坂がしんどすぎて5回も歩いてしまいました。 さて前回は、骨盤周囲の「腱の弾性エネルギー」、つまりバネを引き出すための「手の平返し」についてお話しました。 手の平の操作を工夫することによって、骨盤回旋を誘導しやすくなり、「腱の弾性エネルギー」をフル活用しましょうね、という話でした。 まだ前回の内容を読んでらっしゃらない方は、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。 ただですね…「手の平」を操作するコ

          骨盤回旋がうまくできない理由