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【甲状腺がんの話 #8】入院8日目(術後5日目)~10日目(術後7日目退院日)

入院8日目(術後5日目)

この日は、とうとう朝の抗生剤の点滴が血管外に漏れてしまいました。
痛い痛い言っていたのが、ようやく形になってしまったようです。
点滴中、痛いので大人しくしていようと横になっていたので、点滴が終わったころに看護師さんが来てくれ、「腕パンパンに腫れちゃってますね」と言われて初めて気付きました。
すごい腫れ方するんですね。それこそ腫瘍できた?くらい。赤ちゃんの握りこぶしくらいの膨らみでした。
すぐに点滴針を抜いてくれ、自然に収まっていくので様子見てくださいと言われ。
夜の抗生剤の点滴はもうやめて、服薬にしてもらうよう先生にお願いしておきますと言われ、ようやく点滴とおさらばだ!!!と開放感でいっぱいでした!!

この日も隣のベッドの方の面会の方が来たので、某カフェに逃げます。3日連続。
これでもLINEギフトは使いきれず。友人たちに感謝。

点滴針が何もない状態で頭洗ったりできるのも新鮮。動きやすくて良かったです。

また、2日後が退院日なので、この日請求書を渡されました。
入院手続きのフロアの精算機で支払いをしてくれとのこと。
入院費もクレカが使えるので本当にありがたいです。
本当は退院日や退院前日にこういう手続きをするんでしょうが、私の退院日が祝日、退院前日が日曜、ということで、病院側の手続き処理的に、早めの請求手続きになったようです。

さて、夜、トラブルが発生します。
夜の抗生剤の点滴を看護師さんが持ってきたので、朝点滴が漏れたからもうルートとってないですよと伝えると、その情報が連携されていない様子。
看護師さんが確認してくれたところ、先生が薬の処方をし忘れた状態で帰ってしまったらしく、薬がない、と……
(わー、これ(医者が処方し忘れるやつ)よく看護師さんのyoutubeで見るやつ!!!!と看護師でもないのにあるあるを実感していました。笑)
なので、どこか取れそうなところでルートをとらせてもらって点滴をさせてくれ、とのことでした。
翌日が日曜だったのも災いし、タイミング的に翌朝も処方が間に合わないかもしれないから、翌朝まで針を入れておきたいとのこと。
天国から地獄に落とされた瞬間でした笑

しかしまあルートが取れない。
利き腕はなるべく避けましょうと逆の腕を見るものの、前腕は点滴漏れてしまったのでNG、手の甲は手術のときに研修医に失敗されまくって絶賛内出血中。
仕方なく利き腕でとするものの、手の甲は失敗され、前腕も失敗され、どうするの状態。
あとは寝るだけなのでと、仕方なくひじの内側に針を入れられました。

夜の点滴は痛くなかったのですが、やはり腕の曲げ伸ばしをする場所なので、寝ている間にとてつもなく痛みが出てきてしまい、冷や汗まで止まらなくなったので、消灯後に急遽ナースコール。
事情を話してせっかく入った針を抜いてもらいました。
抜いてくれた看護師さん、何度もルートとるの失敗して最終的に先輩にお願いしていた方だったので、本当に抜くの?今抜いてもまた朝入れるかもよ?いいの?とすっっっっっごい嫌そうな高圧的な態度を隠してなくて気分悪かったです。
冷や汗まで出て腕の力が入らないんですけど、そういうものですか?我慢した方がいいなら私は素人なのでその判断に従いますけど、と言ってしまったくらいです。
他の看護師さんは皆さん親切で丁寧な方だったので、この方すごく印象に残っています。
夜勤は忙しくて大変というのはわかりますが……
(ただし元凶は処方し忘れた先生。主治医ではなく、同じチームの先生らしい)

入院9日目(術後6日目)

前夜のイライラであまり眠れず。
が、朝一で別の看護師さんが先生に処方をお願いしてくれたそうで、無事に朝から服薬に変わりました!!!よかった!!!

抗生剤の薬と、胃腸の薬だったかな? 毎食後に各1錠ずつの処方です。
カプセルサイズで少し怖かったので、持参していた服薬ゼリーを使いました(詳細は入院準備の回)。

いよいよ翌日が退院なので、看護師さんから退院の時間など、翌日の流れを説明してもらいます。
退院は朝の10時~11時頃になるとのことでした。早く帰れるの嬉しい。

この日は主治医はお休みの日のようで、同じチームの先生が診察をしてくれました。
抜糸は退院日の朝の診察で行うそうで、結構ギリギリだなと驚いたのを記憶しています。

この日は、退院準備で荷物をまとめたりしながら過ごしました。
退院前にシャワーを浴びられないので、頭だけ洗わせてもらいました。

夕飯後、点滴もないのであとは寝るだけだとのんびり過ごしていたところ、20:00過ぎ頃主治医が現れます。
えっ休みのはずでは?と思いましたが、少し早いけど抜糸しちゃいましょうと。
抜糸は痛くありませんでしたが、首元でハサミが動いているのがわかるので緊張してしまい、先生に「大丈夫ですよ、普通にリラックスしていてください」と言われました。
いやいや急に抜糸しましょうと言われて首元でハサミが動いてるのはリラックスできないって!!!!
抜糸後、透明の保護テープを貼ってもらいます。はがすタイミングは、端っこが剝がれてきたら。それまではつけっぱなしでいいとのこと。

病院によっては、肌色のテープなどを患者自身が用意したり、病院が薦めてきたりするようですが、私のところはそういう指示はありませんでした。

入院10日目(術後7日目・退院日)

退院日ですが、入院費の支払いも終わっていて、点滴もなく、抜糸も済んでいるので、朝食後、準備でき次第いつでも退院できる状態でした。

主治医はお休みとのことで、主治医と同じチームの先生が最後の診察に来てくれましたが、抜糸が済んでいることが連携されていなかったらしく、抜糸終わってますと伝えると先生が「えっあの人昨日休みのはずだけど夜来たんですか???」とても驚いていました。
もしかしたら、私の退院日に休みだったから前日何かの用事ついでに来てくれたのかもしれません。
休日には休んでほしいけど、そういう理由ならそれはそれでありがたくもあり。

ということで退院準備も終わり。
最後に看護師さんに、
・次回の外来の予約日
・次回の外来までに何かあった時にどこに連絡するか
・退院後注意すること
を説明してもらい、予定通りの日数で無事に退院となりました。

ちなみに、久しぶりの外は暑すぎて、体調おかしくなるかと思いました。
首元を隠しているので余計にしんどかった……布の素材は違うとはいえ、真夏にマフラーしてたりタートルネック着てるのとそう変わらないですからね。

以上、入院生活編でした。
入院生活の番外編的なお話や、退院後もまあ色々トラブルがあったので、そのあたりも次回以降まとめようと思います!

病院によって入院生活(ルールなど)は違うと思いますし、痛みの耐性やまっすぐな血管を持ち合わせているかなどでも変わると思いますが笑、入院生活をもし不安に思っている方がいれば、こんなケースもあるんだと少しでも参考にしてもらえれば幸いです。

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