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#5 一度生活レベルを下げても、もう元には戻れない

(884字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)

 缶コーヒー、1本30円。
 8枚切りの食パン、1袋67円。
 3つ入りプリン、1セット60円。
 冷凍ハンバーグ30個入りで、1袋350円。
 アイスバー、1本20円。
…………

 足を踏み入れた瞬間、目を疑った。
 普段買っている食材の数々が豪快な価格で売られていて、本当にこの値段で手に入れても良いのかと戸惑う程だった。

 「こ……これが業務スーパー……!」

 なんて庶民の財布に優しい楽園なのだ。


 実家を出て、一人暮らしを始めようと決めたあの日。
 真っ先に心配したのは「お金」だった。

 幸い、私はあまり遊びやショッピングには行かないので、元から比較的月々の出費は少なめな方だ。
 その上携帯を格安スマホに乗り換えたり、本は買わずに図書館で借りたりとあれこれ節約の工夫をしているが、家賃というものはやはり大きい。
 給料も高くない。貯金をする為には色々と我慢しなければならない。

 だから空腹を我慢しても家計の為に食費を削れるだけ削ろうとしたのだが……


 今、実家暮らし以上に豊かな食生活を送っている。


 ありがたや!業務スーパー様!
 (しかも自宅から徒歩5分なのである)


 現在、毎月の食費は1万円前後。
 これでも多い方で、おやつや嗜好品(コーヒー等)を我慢すれば8千円ぐらいに収められる。

 業務スーパー自体の価格が低いのもあるが、出費を抑えられるようになった理由はもう一つある。

 タイトルにあるように、「一度生活レベルを下げても、もう元には戻れない」からだ。


 冒頭で話した通り、私は今30円の缶コーヒーを飲んでいる。
 よって、以前「安い」と思ってついつい買っていた100円の自販機缶コーヒーには全く手が出せなくなってしまった。

 ジュースもそうだ。
 紙パック1リットル70円で買えると考えたら、ペットボトルジュースに150円もかけるなんてばかばかしく思えてくる。

 おやつは50個入りの大パックで断然お得!

 食事も、200円もあればごちそうが作れる。
 それなのに外食だとコーヒーは1杯で350円!嗚呼、とんでもない!!!


 よく「一度生活レベルを上げると元に戻すのは簡単じゃない」というが、逆も全く同じ。

 給料が上がらなくとも、日常品の物価が下がれば前より裕福な暮らしが出来る。
 もう戻れまい。


📚「高級品」だけが贅沢ではない


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