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臨床心理士/公認心理師。元劇団四季。 エンターテイメントや、パフォーミングアーツ(演…

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臨床心理士/公認心理師。元劇団四季。 エンターテイメントや、パフォーミングアーツ(演劇・ダンス・歌・ミュージカルなど、自分の身体と行動で表現する芸術)、そしてそこで生きている人達について考えます。

マガジン

  • アーティストさんへ

    アーティストさんが読むと役に立つかもしれない情報を集めました。

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    日記のような感覚で、日常的な内容をラフに書いていきたいと思います(*´꒳`*)

  • 作品を観た感想/作品についてなど

    色んな作品を観た感想や、作品に関する考察などを集めました。

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【自己紹介】

こんにちは! はじめましてzukaと申します。自己紹介をします。 ■自分のやりたいこと2020年の2月に『note』を初めました。 私が考えていきたいことは『パフォーミングアーツについて』です。皆さんは、パフォーミングアーツってご存じですか?(パフォーマンスアート、パフォーミングアート、とも言います) 要は、『自分の身体を使ってする行為が芸術作品である』という定義のアートです。 イメージがしにくいかもしれませんが、 俳優・歌舞伎役者・声優・ダンサー・パントマイマー・

    • 【契約書】どんな内容なら安心できるのか?【パフォーマー側の視点で】

      先日、レイ法律事務所の代表弁護士である、佐藤大和先生の『その<出演契約>不安、ありませんか?』という勉強会に参加させていただきました! 勉強になることが沢山あったので、一部ですが感想を交えてシェアしたいと思います! ■一体、どんな契約書を交わせると安心できるのか(パフォーマーの立場で) コロナ後、パフォーマーさんの仕事現場で、書面で契約を交わせる機会が増えた印象です。 でも『契約を書面で交わす』のはある意味怖い面もあります。 どんな契約を交わせば安心して仕事に取り組める

      • なぜアーティストや芸能人は誹謗中傷を受けやすいのか

        三浦春馬さんの自殺報道の衝撃から、まだ抜けられません。 もう彼のパフォーマンスが見られないと思うと、本当に残念でなりません。 なぜ三浦さんが自ら死を選んだのか、抱えていたストレスは何だったのか、など本当の所は本人にしかわかりません。 しかし昨今、芸能人や芸術活動をするパフォーマーへの誹謗中傷問題が注目されており、『三浦春馬さんも誹謗中傷を受けていた』などのニュースもありました。 なぜアーティストや芸能人は、こんなにも誹謗中傷を受けやすいのでしょうか。そのことについて考えま

        • 劇団四季がピンチです。

          私が昔所属していた、劇団四季がピンチです。 劇団四季は、 東宝や、阪急系列の宝塚歌劇団など、ほかの大手の演劇団体と違い、『劇場での演劇公演を行う』というほぼ『一つの事業』のみで会社を回してきた、珍しい企業です。 今思えば、とても凄いことをやっているんだなと思います。   普通大きな会社は、いくつか事業を掛け持ちし、いざというと時のリスクを分散すると思うのですが、劇団四季は、それをあえて行わずにいました。 劇団四季の社長も先日、演劇に対して真摯にストイックに取り組んでき

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        • 【契約書】どんな内容なら安心できるのか?【パフォーマー側の視点で】

        • なぜアーティストや芸能人は誹謗中傷を受けやすいのか

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          【春のめざめ/ミュージカル】に、時代が追いついてきたのかもしれない。

          2009年に劇団四季で上演されたミュージカル、【春のめざめ】に出演していたメンバー&バンドさんと、リモートで【The Song of Purple Summer】という曲を歌って演奏しました。 私もお声がけいただき、関わらせていただきました (*^-^*) とても素敵な編集をしてくださったのは、チェリストの手塚春菜さんです。 よろしければお聞き下さい(*´꒳`*) 少し思い出話… 自分が関わらせていただいた作品は、全部思い入れがあるのですが、この作品は運命的なものを感じ

          【春のめざめ/ミュージカル】に、時代が追いついてきたのかもしれない。

          ストレス対処法を見直して、コロナとどう付き合うか

          こんにちは。zukaです。 私は、仕事で人のお話を聞く機会が多いのですが、会話の中に『コロナ』という言葉が出ないことが無くなってきました。 多くの人がコロナ・ウイルスの影響を受けている証拠ですし、個人のメンタル・ヘルスにも強く影響が出てきているように思います。 ストレスへの対処は、『ストレスのもとを取り除く』など環境にアプローチするのが一番だと思うのですが、 「コロナ・ウイルスをなくす!」 「外出自粛を解消する!」 「減ってしまった仕事や収入を元に戻す!」 など、す

          ストレス対処法を見直して、コロナとどう付き合うか

          ”いつか”ミス・サイゴンを見る時までに、知っておきたいベトナム③

          「奇跡よ起きろ…!」って祈るような思いでしたが、『ミス・サイゴン』全公演中止になってしまいましたね…。 楽しみにしていたので、本当に残念です。   「サイゴン・シリーズ、書く意味無いのかも…」と、モチベーションが下がっていたのですが、 いつか、サイゴンがまた上演されるように。 いつか、このキャストさんで見れますように。 という願いと、舞台業界の復活と、コロナウイルス・ファックな思いを込めて、予定していたものは最後まで書こうと思い直しました。 自分の気持ちを供養するため

          ”いつか”ミス・サイゴンを見る時までに、知っておきたいベトナム③

          【Protopia/ミュージカル】協賛体験記② ~どうなるかわからないが頑張って欲しい~

          こんにちは!zukaです。 コロナウイルスの影響で生活が変化する中、皆さんはいかがお過ごしですか。私は、安全に生活することを優先に日々過ごしています。 ”Stay Home(外出自粛)″という、苦しい対応を強いられている状況ですが、自分・他人の安全を脅かさない為にも、なんとか皆で協力し合って、早くこの状況を収束させたい気持ちです。 久しぶりのnoteです。 応援していきたいなと思っている【Protopia】という団体の協賛体験のその後について、書いていきたいと思います。

          【Protopia/ミュージカル】協賛体験記② ~どうなるかわからないが頑張って欲しい~

          『ミス・サイゴン2020』を見る前に、知っておきたいベトナム②

          こんにちは! 今回は、『ミス・サイゴン2020』を見る前に知っておきたいベトナムの歴史、についての第二弾。 内容は、『ベトナム戦争について』です。 コロナウイルスの影響で悲しいニュースばかり。しかし、作品の理解を深めることはウイルスに邪魔されません。 ミスサイゴンを楽しむために必要な、ベトナムについての情報を皆さんとシェアして、ワクワクできたら嬉しいです。 前回の内容をまだお読みになっていない方は、そちらを先に読まれることをお勧めいたします。 それでは早速まいりましょ

          『ミス・サイゴン2020』を見る前に、知っておきたいベトナム②

          【Protopia/ミュージカル】協賛体験記① ~どうなるかわからないが参加してみる~

          こんにちは! エンターテイメントやパフォーミングアートの世界で役立つかもしれない情報を発信している、zukaです。 先日、興味深い企画を立ち上げているグループを見つけました。 そしてこのトライアル企画に、『協賛』という形で参加をしてみることにしました! この【Protopia】という団体は、オリジナルミュージカルを制作するクリエイティブチームのようですが、私が興味深いと思ったのは、ミュージカルの新しい制作方法です。 従来ミュージカルなどの舞台芸術は『チケット収入』を主

          【Protopia/ミュージカル】協賛体験記① ~どうなるかわからないが参加してみる~

          コロナウィルス VS エンターテイメント業界。

          こんにちは。 コロナウィルスの影響が様々な分野に影響を与えていますが、『コロナウィルスVSエンターテイメント業界』のニュースが注目されていますよね。 私も、様々なイベントが中止or延期になっていることを知って、とても悲しい気持ちになりました。 でも『不特定多数の人が集まる』という意味で、中止や延期になるというのは仕方が無い部分もある、という気持ちも同時にあります。 重要な問題なのは、 『この状態がいつまで続くのかがわからない』ということと、この事態で、『パフォーミングアー

          コロナウィルス VS エンターテイメント業界。

          「よし、やったるか!」というチャレンジ精神が大事なのはなぜか。

          スキルの発達、という視点から 以前から、『スポーツアスリート』と『パフォーミングアーティスト』は、 “身体を使う”という点で共通点が多いと思い、スポーツ関係の勉強会にできるだけ参加をするようにしていました。 例えばスポーツ心理学では、 『やる気』『あがり』『緊張』などの研究がされていたり、『スポーツメンタルトレーニング』といって、『スポーツ選手が、能力を最大限に発揮するための心のスキルを学ぶトレーニング』について研究されていたりします。 「…これ、パフォーミングアーテ

          「よし、やったるか!」というチャレンジ精神が大事なのはなぜか。

          イメージを引き出す『曖昧さ』という力

          これが何に見えますか? 唐突ですが、皆さんにはこれが何に見えるでしょうか? これは、『フィエスタ』という私が大好きなアメリカのメーカーのティーカップです。お気に入りすぎて使えないという、本末転倒ティーカップです…。 ほとんどの方がこの写真を見て、『ティーカップ』とか、『コーヒーカップ』、などだと思われたのではないでしょうか。 では、今度の画像は何に見えるでしょうか? これは、私が揺れる電車の中で、利き手ではない手で書いた“何か”の絵です…。私の絵心の無さへのツッ

          イメージを引き出す『曖昧さ』という力

          紅白『AI 美空ひばり』を聞いて感動したが、心がモヤモヤする。

          ~パフォーマーは、おちおち死んでいられない時代がやってきた~ 皆さんは、去年(2020年になる年)の紅白歌合戦をご覧になりましたか? 私は、何の気なしに見ていた紅白で、AI美空ひばりさんの『あれから』という楽曲を聞いて涙が止まりませんでした。 美空ひばりさんが亡くなられたのは、私が小学生の時。 人生が何たるかなどわからない年齢でしたが、『川の流れのように』『愛燦燦』などを聞いては、これから起こる人生の奥深さを想像し、音楽の素晴らしさに感動していました。 ひばりさんが

          紅白『AI 美空ひばり』を聞いて感動したが、心がモヤモヤする。

          『なぜアーティストは生きづらいのか』読書レビュー

          年が明け、仕事が始まるまで時間があったので、ずっと読みたかったけど読めていなかった本を読みました。 この本でいう“アーティスト”とは、主に音楽業界で生きるアーティストのことを指しているようです。 でも、その他の業界で生きるアーティストさんにも十分当てはまるんじゃないかな、と思いました。 題名だけを見ると、アーティストさん側から、「アーティストだけど、別に生きづらさを感じてない」 という声がありそうです。 『生きづらさ』という言葉は、“社会との関係の中での生きづらさ”の

          『なぜアーティストは生きづらいのか』読書レビュー

          『ミス・サイゴン2020』を見る前に、知っておきたいベトナム①

          ~ベトナム基礎情報・地理編~ こんにちは。 突然ですが、皆さんは『ミス・サイゴン』というミュージカルをご存じですか? 1989年にロンドンで初演された、ベトナム戦争を題材にした悲劇系ミュージカルです。 初めて『ミス・サイゴン』を見た時、凄く感動したのですが、ベトナム戦争やベトナムの歴史を知らなかったため、ストーリーについていけなかった部分がたくさんありました。 そこで、今年の5月に上演される『ミス・サイゴン 2020』を観る前に、 『知っておくと観劇がより楽しめるベト

          『ミス・サイゴン2020』を見る前に、知っておきたいベトナム①