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カルト映画の真骨頂に到達『オオカミの家』の魅力と実在した虐待要塞コロニア・ディグニダとは

どうも!じきどらむです!

世界中のマニアックなカルト作品が大好きな映画ファンたちが「これはヤバい!」と唸るような怪作が誕生しました。

チリの映画監督コンビ、クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャが全編ストップモーションアニメで制作したホラー作品です。

という訳で今回は『オオカミの家』と同時上映『骨』の魅力をまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します。


悪夢のような物語

本作は脚本、美術、撮影、編集といった作業を2人の監督が担当し、企画から完成までにおよそ5年の歳月を費やした気合の入った作品です。

厳しいルールが課せられる施設から逃走したマリアは森の中にポツンとある一軒家で二匹の子ブタと出会い悪夢のような出来事に巻き込まれます。

この物語は的ナチスの残党が1961年からチリに設立した「コロニア・ディグニダ」というカルト施設からインスパイアされて制作されました。

コロニア・ディグニダとは

性的虐待で国を追放されたパウル・シェーファーが設立したコロニアでは洗脳、独裁、拷問、虐待などが365日永遠に続く恐ろしい施設でした。

パウルは28.000人の信者の中から約3000人を殺害しており、40年間で4人しか脱獄することが出来なかった政府が黙認した監禁要塞でした。

彼はペドフィリアだった為、少年たちを数えきれないほど犯し、気に入らない者を殺す、まさに独裁者が政権を握っていた悪夢のような施設です。


この映画のルール

これはカメラによる絵画である

Ⅰ.人形はいない
Ⅱ.全てのものは「彫刻」として変化し得る
Ⅲ.フェードアウトはしない
Ⅳ.この映画はひとつの長回しで撮られる
Ⅴ.この映画は普通のものであろうと努める
Ⅵ.色は象徴的に使う
Ⅶ.カメラはコマとコマの間で決して止まることはない
Ⅷ.マリアは美しい
Ⅸ.それはワークショップであって、
Ⅹ.映画セットではない


まとめ

コロニアという施設を知ってから観ると、背景もしれてより深く作品のダークな世界観に沈むことが出来る怪作です。

『ミッドサマー』のアリー・アスター監督が「本作みたいな作品は一度も作られていない!」と太鼓判を押す作品なのでオススメです。

最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!

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