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何を評価するのか

努力は他人にはなかなか目に見えず、
 結果や成果だけが形となって他人の前に現れる。
「結果が全て」、この言葉にあるように、
 表れた結果や成果だけで評価してしまう。
 
努力を見ていると聞くが、見ているのは、〝努力の結果であり成果〟。
 
例えば、努力して足が速くなったとき、
 どのような練習をしていたかを本当に見ていただろうか。

タイムが上がったという結果しか、実は見ていない。
結果が悪ければ問い質すが、結果が良ければ何も聞かない。
 
他人には目に見えない努力を他人が評価するのは難しいから、
 目に見える結果だけで評価し、結果に対する責任を本人に負わせる。

結果だけで評価し、
 その過程である努力という行動(process)は評価しない。
 
このような評価をする人事評価制度のある会社が、実に多い。
 
会社によっては、
 「人事評価は結果だけ。それまでの過程は自由に任せます」とあるが、
 何か釈然としないものがある。
 
しかし近年、評価方法が変わりつつある。

悩みを抱えて不安な人に本当に必要で大切なことは、寄り添うこと。
客観的に評価し判断を下すのではなく、
 その人が感じて思っていることを一緒に感じて、
 どうすればいいのかを一緒に考えていくこと。

しかし人は、相手のことを考えずに、
 判断のための評価を機械的にしてしまう。
相手のことを思い考えているというが、実際は自己正当化にすぎない。

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