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お茶畑に行ってきました。

皆さんこんにちは、最近コーヒーほどまでではありませんが、
日本茶を美味しく飲むコツを勉強中のZKです。
今回は日本茶をもっと知りたいとおもい、相方と参加している
宮崎市にあるお茶の専門店白玄堂さま主催の日本茶講座3回目
~茶畑編~のレポです。

1月から始まった全3回の講座。
1回目はお茶の概要2回目は自前の茶器でお茶を淹れる
そして最終回の今回3回目は、お茶畑を見学するです。

宮崎市から約50kmほど北に都農町(つのちょう)という町にある、
白玄堂の店主白尾さまのご親戚が管理されてている茶畑を伺いました

宮崎市内で受講生が集合し、大人の社会見学開始。
国道10号線を走ること約1時間。見えてきました。広大な茶畑。

宮崎県都農町の茶畑 品種はやまなみ

まず見学したのは、平地にある大きな茶畑。その規模約1ha。広いです。
収穫に向けて剪枝したての茶畑は、新芽を出すであろう茶葉の高さが
きれいにそろっていました。
こちらの茶畑は、無農薬で肥料、有機肥料で栽培されているそうです。
小さくちぎった茶葉をいただきました。口に含むと青い感じ。
どこかで噛んだことがあるなぁと記憶を手繰ると・・
あ、去年沖永良部で見学したコーヒー畑で摘んだコーヒーチェリーを
含んだ時の青い味に似ていました。
どことなく ピーマンのような、そうでないような感じです。美味しいです

よい茶畑のポイントは『茶層』だそうです。茶層と言うのは、土の上の部分
葉のついている部分の幅が20cm程度あると、いいお茶の葉だそうです。
この層の厚みが薄いと収量も少なくなるそうです。

葉がついている地上部が「茶層」 わかりにくいかな?

続いて、山の頂上にある茶畑を見学。
見晴らしの良い場所に茶畑があります。
40年前に開拓した茶畑だそうです。いや、山のてっぺんに
茶畑を作るなんて、その開拓精神に感服です。

山頂の茶畑 はるか先に見えるのは都農町の街並みと日向灘です

人里離れた山頂の茶畑なので、いろいろな獣がお茶を食べにくるそうです。訪れたときには見かけませんでしたが、
シカにイノシシ、サルも来るとか。土の中にはモグラも出没するとか。
シカが茶葉を食いちぎると、その部分の茶葉が成長しなくなるそうです。
また、イノシシはお茶の木にぶつかってを倒したり、土を掘り返したりと
なかなか厄介だそうです。
ただ、被害があるということは、それらの獣が食べたくなるくらい
美味しい茶葉であることの証拠。痛しかゆしです。

また、お茶畑でよく見かける大きな防霜ファンについて驚く
お話を伺いました。
開拓から40年去年までは、こちらの山頂茶畑には防霜ファンを
装着しなくても問題なかったそうですが、
空気の流れが変わったのか、昨年装着したそうです。
地球環境が変わってきているのでしょうか・・・

最後に茶葉に散布する肥料を製造する小屋を見学しました。
植物を細かく砕いたものに規格外のゴマや鶏糞、海藻などを
何度も何度も混和させて、長い時間かけ、肥料として活用しているそうです精製を始めてから使える肥料になるには、長いもので5年かかるとのこと。その『約5年かな』と普通に語られる白尾さま。
いやいや、長いですよ。非常に長いですよ。
そんなにも時間がかかるのですね。農業は大変です。

肥料の撹拌は、数日に1回必要な作業ですから、茶畑にいる時間よりも
肥料の小屋にいる時間の方が長いとか。頭下がります。

たっぷりの有機肥料 奥側にいくほど熟成が進んでいるとか。
しっかりと管理されて熟成がすすんでいるからかほどんど無臭でした。

最後に別の農家さんが栽培している茶畑の茶葉を少しかみしめました。
白尾さまの茶畑とは異なる茶葉の味。苦みを強く感じました。
こちらの茶畑も農薬は使っていないそうですが、肥料が異なるとか。

社会人時代、農業機械系の会社に勤めていたので、
普通(なにが普通?)の社会人の方よりも農家の方と接する機会が多かった
ZKですが、お話を伺うたびに、その大変さに驚き、
食べ物は、残すことなく美味しくいただこう、暴飲は控えようと思います。

これからZKが販売しようとしているコーヒーも農産物です。
一粒たりとも無駄にせずお客様にお届けしたいと思います。
そんな思いを抱いた茶畑見学でした。

本日はここまで。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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