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今更愚痴ってみる

X-genderとして生きているといろんな人が寄ってくるし、離れていく。
これはわたしが社会人1年目の時のお話。

就職のため、イギリスから日本へ戻ってきてからは、友人はほとんど海外にいるし日本には友人らしい友人がいなかった。そんな時、同期の女性に声をかけられた。”週末、お食事会をするのだけど参加しません?”
そう。所謂コンパってやつだ。ありがたいが需要と供給が一致しないぞ。どうしたものかと思ったが、これは話しておいた方がいいと判断した。彼女へ自分のセクシャリティについて軽く説明。すると、その子は眩しいくらいの笑顔で”全然!そんな深く考えなくて大丈夫ですよ。お友達作る感覚で”と言ってくれた。だったらと参加させてもらうことにした。

当日、別場所で仕事だったわたしは直接待ち合わせ場所へ。
誘ってくれた彼女ほか、メンバーが揃っていた。”お待たせしました”とわたしが席につくや否や。。彼女がテンション高めに”この人!話してたハーフのジェンダーレス女子。恋愛とかも興味ないんだって!もったいないよね。でも、人それぞれだもんね!”

その時、思った。”嗚呼、この子わたしをアクセサリー感覚かなにかでそばに置いておきたいのかな?”と。たまにいる。わたしのようなセクシャリティの者をファッション感覚でお友達呼ばわりする人。わたしの持論だが、これは偏見を剥き出しにされるより面倒。自覚なき偏見。話しているとわかる。わたしを本当に理解しようと会話をしている人とそうでない人。実際その子とはそんなに会話が続くわけでもなく今や過去の人。でも、こう言う人もいるんだと改めて気づかせてくれたので感謝もしている。

でも、相当感じ悪かったけどねw
最近、似たようなシチュエーションに遭遇したのでふと思い出した。今となってはそのような事態も楽しめる精神力にはなっている。わたしも成長したものだ。

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