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2020年4月の振り返り・5月の目標


4月の振り返り


勉学
-研究方法調査/文献収集
どっちもしばらくは情報を集めながら自分に合いそうなやり方などをアップデートしていく必要があるので、最初から揃えようとしないことに。
-オークションハウス関連の本を読む 0%
本だけではなくて映画なども入れてみたらやりやすいかも〜。ただ本を読むこと自体を目標にするのはどうなんだろう、という気もしてきている…。


✔︎研究計画案提出 100%
とりあえず提出はしたが、内容は計画とは言えない大雑把なものだ。5月にももう一度提出する機会があるので、そこで再考。
✔︎フェミニズム関連の本読む 80%
借りていた3冊の本をとりあえず、さらっと読んでみた。月末には大学の友人が開催してくれたジェンダーについて語る会にも参加させてもらい、日常レベルでのフェミニズム/ジェンダーの問題について考えた。

ステレオタイプから抜け出して互いの違和感を言語化し、それぞれの立場で心地よさを見出していくためにできるのは、行動だ。小さいか、大きいかは人によるけれど、私は今まで検討に検討を重ねてから行動するタイプだったので、こうやって誰かと一緒に考えながら進むことが必要だなと思った。気になるテーマなどをさらに勉強したいので、今月のところは80%に留めた。

◉『男も女みんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ、訳:くぼたのぞみ、河出書房新社、2017

この本はナイジェリアで生まれ育ち、19歳の時に渡米して作家になったアディーチェが2012年にTEDxEustonで行ったトーク「私達は皆フェミニストになるべき」に加筆された内容である。彼女はこれに先立って2009年のTEDトークでも「シングルストーリーの危険性」というスピーチもしている。本自体はスピーチ原稿のような形式で文字も大きく、非常にシンプルな作りの本で読みやすい。



ある男性がわたしに「なぜあなたが女性としてでなければならないの?なぜ人間としてではないの?」といいました。この種の質問はある人の具体的な経験を沈黙させる方便です。もちろんわたしは人間ですが、この世界にはわたしが女性であるがゆえに起きる個別の出来事があるのです

『男も女みんなフェミニストでなきゃ』p72

アフリカからアメリカに渡った彼女の語りからは、自分が持っているステレオタイプがどんどん剥がされていく感じがして、「人」としてではなく「女性」として自分を語ることこそに意味があるということがこの本でわかったように思った。



◉『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみたーあなたがあなたらしくいられるための29問』監修:佐藤文香、著:一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同、明石書店、2019

第1章「これってどうなの?素朴な疑問」から始まる本書は、29の具体的な問いに対しての回答が3段階に分けられて記載されている。問いの本質的な意味はどのようなものなのか、どんな議論や研究があるのか、すごくわかりやすく書かれていて、何かわからなくなったら戻ってきたいと思う本だった。


◉『女になる方法 ロックンロールな13歳のフェミニスト成長記』キャトリン・モラン、訳:北村紗衣、青土社

第2章「お毛々もじゃもじゃ!」が一番好き…笑いながら読んだ。毛を「お毛々」っていうことでかわいくなる。中学生の妹に読んでもらいたい。

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そういえば、今月は何回か特定のテーマについて語る会に参加させてもらった。
先述したジェンダーだけではなくて、SDGsを軸に10年後の自分にとっての心地よい暮らしを考える会、広く文化・芸術について語る会(下記リンク)など。特に文化と芸術の哲学対話でファシリテーターをしてくださった菅野さん、参加者からたくさん話を引き出してくれて、全く知らない方々とも安心して参加できた。ありがとうございました。テーマも抽象的であっちに行ったりこっちに行ったりしやすいけれど、一つ一つ大事なものとして捉えてもらった気がする。私もこういう活動していきたいな〜対話。



労働
✔︎応募したバイトに合格して労働を開始する 20% 
1つは合格して、オンラインでもできるかもしれないので、他の活動も考えてできるか検討しなきゃいけないところ…もう1つは面接自体が5月に延期になったがどうなることやら…。


生活
-朝8時までには起きる 0%
本当にできなかった…。
✔︎1日2食は自分で用意する ほぼ100%
数ヶ月前は1日寝たままで水だけ、みたいな日も珍しくなかったので、まず1日2食以上食べることができたことがよかった。自宅にいる時間が長いことでコンビニにちょいちょい買いに行くこともなくなった。お金との向き合い方も今後大きく変わりそうな予感だ。

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相変わらずの身の丈ごはん。身の丈と言いつつ、これでも結構頑張っているごはん。美味しかった…。これを書いている今日の晩御飯は混ぜごはんでした。

✔︎ルームメイトたちと掃除の役割分担・家計・防災グッズについて話し合う 100%
ひとまず話し合っておきたいことは解決した。「汚いところを除去する掃除ではなく、きれいな状態を保つための掃除をしたい」という話をルームメイトに打ち明けて、当番制も整えて今のところうまく回っていると思う。防災グッズについても、できる限り揃えた。


制作
✔︎zomynoteを10日分記録する 90%
今月はクレヨンやダーマトグラフ(小学校の時先生が丸付けとかで使ってた紐を引っ張ってピロピロを剥がして芯を出すやつ)をよく使った。白紙に対して自分がどう向き合うか、毎回気まぐれにやっていきたい。

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✔︎最低1つはエッセイ執筆・投稿に挑戦する 70%
「私のコンプレックスを、私のアドバンテージにする」というコンセプトを持つメディア、かがみよかがみで「姉だから妹だから」の特集と「私はNOと言う」の特集に応募し、掲載していただいた。

私は三姉妹の次女である。自分が兄弟の真ん中に生まれたことで家族の中の立ち位置や振る舞い方が変化しているのかな、と思って書いた。

こちらのエッセイは、コミュニケーションで「NO」と表明することが苦手な理由を探ったもの。人との違いを前提にしながら、自分が生きやすくなるためにはどういう心構えでいたら良いのかを考えて書いた。

自分の経験や考えを言語化し、広く人に伝える経験をさせてもらえる機会となり、こういう活動もできる限りしていきたいと思う。

70%なのは、今月考えたことを書いたはいいけれど、整理して伝える段階まではできなかったから。とにかく発表することに慣れていきたいから。とりあえずの形を作る練習をしたい。

4月によかったものたち


◉マンガ・アニメ:NARUTO-ナルト-/BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS/鬼滅の刃
私が今まで見たことがなかった有名な作品の一つが、週刊少年ジャンプに1999年〜2014年のあいだ連載されていた忍者マンガのナルトである。ナルトのような長期連載の固有の世界観がある作品は、だんだんと理解するのに追いつけなくなるので今まで手を出していなかった。

しかしGYAO!で配信されていた、現在Vジャンプで連載されているボルトのアニメを観て大丈夫(?)な気がして、ジャンプのYouTubeチャンネル公開されているナルトのアニメ(全500話中ピックアップされた61話) とマンガアプリ ゼブラックで期間限定で無料公開されているマンガ(ナルト:全72巻中27巻、ボルト:現在刊行されている全10巻のうち3巻)にも目を通した。

何がよかったのかというと、壮大なストーリーを設計し実現するマンガ家の凄さ…。作者の岸本斉史(きしもとまさし)さんは、ナルト単行本の空きページに自らの生い立ちヒストリーを綴っており、大学時代の記述には「(そんなに自分の絵が認められたきゃ、もっとエンターテイメントを大切にしろ!)と心の中で思ったことがある」とあった。人を楽しませるぞ!という原動力ってすごい!

私の推しキャタクターはナルトが所属していた第7班のカカシ先生です。ナルトの先生といえばイルカ先生かもしれないけれど、飄々としたカカシ先生が私は好きです、いい笑顔(たぶん)。井上和彦さん演じる声もいい〜!

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キャラクターひとり一人のストーリーを省かず丁寧に描写していて知れば知るほど共感度が増すし、果てには「忍者の言語学」「漫画の登場人物の顔の分析」などの文献を見て、自分のマンガ体験を振り返った。とても楽しんでいる。


ナルトやボルト作品以外にも、加入したてのamazon prime videoで鬼滅の刃も見たなぁ。大正時代の日本が舞台。人間を食らう鬼に、1人の妹以外の家族を全員殺された主人公 竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、仇討ちを試みて鬼を狩る組織=鬼殺隊に入る。そして命拾いしたが、鬼になってしまった妹を人間に戻すための旅をする。

3DCGの精密さとカメラワークのドラマチック加減にびっくりした。鬼の生首が飛んだり、血が飛び散ったり滴ったりする描写にも幅がある。生首を情緒的に見せられるってすごくない…?めちゃくちゃコミカルで笑えるシーンもたくさんあって、出せる限りの声をすべて出していくメインキャラクターたちが愛しい。

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私がお気に入りなのは、臆病なのに鬼殺隊士になった我妻善逸(あがづまぜんいつ)。頑張って欲しい。

◉アーティスト:マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)
友人と電話させてもらった時に、私が卒業研究を美術の対話型鑑賞にしようとしているという話をしたら、彼女が「対話」「向き合うこと」に関連する作家を教えてくれた。のちに調べた中で私の印象に強く残ったのが、ユーゴスラビア出身のマリーナ・アブラモヴィッチの作品だった。

この動画は、マリーナ本人が自分の活動について語る『An Art Made of Trust, Vulnerability and Connection』。中でも、2010年にニューヨーク近代美術館で行われた彼女のパフォーマンスアート『The Artist is Present』の様子を見て、私は泣いた…。マリーナが展示空間に用意された椅子に会期期間中ずっと座っていて、向かい側の椅子には観客が1人、アーティストと顔をあわせて座ることができる。観客は他の鑑賞者に見られ、写真を撮られ、アーティストからは凝視され続ける。見つめ合い、向かい合うだけでいろいろなものが漏れて溢れていくのを目撃した。


◉習慣:いいことを貯める
いいこと/楽しいことがあったらメモして入れる。情けないけれどすぐに忘れてしまうから。

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5月の目標

勉学
-鑑賞教育(美術)の方法について学習
-研究計画提出
-英語

労働
-面接がもし開催されるなら参加する
(-バイトをオンラインでできる体制を整える)

生活
-朝8時までに起き上がって活動を始める
-部屋の整理整頓(特に本棚)

制作
-エッセイ執筆・投稿
-クロッキー/デッサン/模写/zomynote…なんでもいいから毎日手を動かす
-オンラインzine作りたい

5月もマイペースに、できることからやって、悩んだら人に相談する!

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投稿日:2020/05/02

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