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2020年3月の振り返り・4月の目標

はじめに

asumiさんや燈里さんのマンスリーレビューを拝見して「いいな〜」と思いながら結局見るだけで終わってしまっていた。4月から新年度が始まることもあって、限りある自分の時間と体力を自分のやるべきこと・やりたいことにうまく配分するために、やってみることにした。

マンスリーレビュー自分的ルール

1.目標は、理路整然と簡潔にわかりやすく
私は中期的な目標設定が非常に苦手で、時間・仕事量・質の見積もりができないので、その訓練。

2.気持ちよりも事実を整理する感覚で書く
気を抜くとすぐに自分の気持ちを書いてしまいがちなので(別にいいんだけど)、自分がメディアになって他者に伝える(マンスリーレビューではもう一人の自分に伝える)イメージを持つ訓練。

3.マンスリーレビューを書くこと自体に苦しめられない 
「訓練」とか言ってすぐになんでも意味を求めてしまうのが私の悪い癖なので、もう少し気楽にやっていけるように、自分で自分を追い込まないようにするための最も大事な心がけです…。てきとうに!


3月の振り返り

先月末に目標をリスト化したわけではないので、今月は特にゆる〜く書きますね。

勉学
✔️研究の方法そのものについて調査 到達度20%
✔️文献収集 20%
卒業研究が本格的に始まるのに何も知らない…ということで開き直って本を読んで大体のやり方などを把握しようと努める。どちらも4月も引き続き行う。

労働
✔️アルバイト応募 40%
時間も体力も管理が下手で半年前にバイトを辞めて以来働いていない。さすがにそろそろ働きたいなと思い、とりあえずいくつか応募した。多分力みすぎなんですよね…肩の力を抜いてできる範囲で仕事につながればいいな。
✔️就職活動 10%
コロナウイルスの影響で就職活動らしいことを精神的にも現実的にもしにくく、就活の優先度を上げても色々なことが決まらない。思いつくだけの不安を紙に書いて頭から出して、他のことも兼ねて優先順位を決めて、時間がかかってもいいからあまり焦らないでやることだけを決めた。ちょぼちょぼだ、ちょぼちょぼ…。

生活
3月前半は2月後半の心身の不調から回復し、後半はコロナウイルスによって抑圧的な日々が続いたが食事や文化的な活動でなんとか気持ちを落ち着かせた。
✔️実家に帰る 到達度100%
コロナウイルスがここまで猛威を振るうとは思っておらず反省…。家から出たのは6日のうち2日間くらいだったが、マスク・手洗いうがいは少なくとも徹底。人と近づきすぎないのも気にした。帰省後2週間以上毎日検温を続けている。ただ、久しぶりにきちんと人と会話した…という気がして精神的にはいい帰省だった。以下豊かな記録たち。

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✔️高校時代の恩師と友人に会った
「今、あの人は…」みたいな当時のクラスメイトたちの行方を知る限りで報告し合い、この春社会人になる友人のお悩み相談があり、先生に美味しいビールを教えてもらった。

✔️高校時代の友人と電話してzine(?)を作った
私の就活に対するぼんやりとした不安や悩みを聞いてもらったり、社会人の先輩として感じていることを教えてくれたりした。最低限の生活ってなんだろうね、何のために働くんだろうねと言った私に、彼女は「お茶できたり、スーパーで気にせず買い物できたり、欲しいもの5個のうち1つは買えること」みたいな回答で、私は肩の力が抜けた。ささやかでいいな、と思った。むしろ自分が欲張りすぎなんだと少し反省した。「買うことによって、モノを買ったことが成功か失敗かがよくわかる」というのも説得力があった。そこから自分の生活に馴染んでいるものをあげてみようという話になり、記事にした。

そして彼女が大事にしている「『どうしよう』と思っても、なんでも一回でもやってみる。イヤだったらやめればいい」というめちゃくちゃシンプルな言葉に励まされた。

✔️家族とご飯・会話・映画を見た
特に妹とは、彼女がコロナウイルスによる学校休校で大量に出た課題をこなす合間に、一緒に過ごした。一回りくらい年が離れているとジェネレーションギャップがあり、違う文化の中を生きている彼女の話は面白くて新鮮!私が帰る前夜には、一緒にシールに絵を描いたり、ラベリングシールを作れる機械(テプラではなかったのです)でモチベーションが上がる名言をプリントしたり、楽しかった〜。

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✔️UNTAPPED HOSTEL(アンタップト ホステル)に顔を出した
UNTAPPED HOSTELは札幌北18条にあるホステルで、意気消沈していた休学中に清掃ヘルパーでお世話になった、私にとって第二の実家のような安心感のある場所。ここで素敵な人たちに出会って、私は元気になった。

本館は鰻屋だったビルで、2017年の札幌国際芸術祭のプロジェクトで相川みつぐさんが描いたウォールアートが目印。本館裏にある別館はお家なので、ゆったりまったりできる。インスタに素敵写真いっぱいあるので見てください。コロナウイルスが落ち着いたら、ぜひ泊まりに行っていただきたい!!てか私も泊まりたい

UNTAPPEDを作ったひと、神さんと30分くらい人生の話をしてまた帰ってくると約束した。。実家じゃん。。

✔️旅古書シャンティブックスに行った
UNTAPPEDを出たその足で古本屋の旅古書シャンティブックスに行った。ずっと行きたかったんです〜〜。

『ルポ』は特集の「海外旅行オールガイド」のうち「海外ハント旅行」他「女とうまく別れる方法」「女にはこの酒を飲ませろ」「現代やくざの生き方」など内容が…何と表現していいものか…やめてくれ〜って内容のオンパレードだったのに、購入してしまった(中身をパラっとめくっただけで買った)…。でも時代の価値観がリアルで、記事の言葉遣いにも世相を感じ、ルポということだけあってとにかく生々しい。1971年の社会の欲望の一部を垣間見ている気分になる。

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✔️家事をさっさとやる 80%
家事そのものをよく見直すように意識しているけれど、「本当に面倒くさいな」という一面と、「思考停止した時に没頭する時間としては効果的だな」という面があってどうやって向き合うのが適切か、たまに困惑する。

「家事をさっさとやる」は、気が向いた瞬間を逃さず「面倒くさいなぁ〜」と感じる前にやっつけたかどうか!達成の指標としては「溜まっているか否か」で、洗濯物でも茶碗でもホコリでも、溜まっていたら家事をしていないというのが私の中の目安。最近わかったのは、自分が納得するまでの綺麗さに到達するまでには、トイレ・洗面台などは10日くらいの汚れで1箇所につき15~20分は少なくともかかること。

コロナウイルスで外出を控えていることもあり自炊も続けざるをえない。食事に豊かさを求めすぎるのもしんどいということがわかって、とにかく見た目は後回し(最初からおしゃれさを求められない性格)。1日3回は食事をとること、体が動くのに必要なエネルギーをとること、そこそこ美味しいと感じる/満腹感があれば良し!行動食という考え方を得てぐんと炊事の負荷が下がった。

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梅・塩昆布・めんつゆとご飯を混ぜてアボカドをのせて食べたの、美味しすぎた…冷食のささみチーズフライいくらでも食べられる…そして渡し箸はお願いですから気にしないでください…

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ゆで卵も適当に分かれてくれればいい。コンソメスープも野菜ぶちこめばいい。箸…

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ほうれん草を茹でて冷凍したはいいけど、解凍する時に温めすぎた。またコンソメスープ。トーストはチョコレートとツナマヨ塗った。朝からハッピー。

あとは焼うどんや焼きそばのファンなのでよく食べる。本当によく食べる。自分で作ったらそれで満足できて大体のものは結構美味しく感じるし、普段コンビニで選んで買って帰ったり、お店で食べたりする時間やお金を考えると、自炊の方が時間も取らずお金も減らずかもしれない。

到達度の残りの20%は複数人で部屋をシェアしているのに掃除の分担などがそこまでできていないので、何とかしたいから。

制作
✔️zomynote投稿 60%
zomynoteとは私がInstagramやnoteに投稿している、日記とドローイング・コラージュを兼ねた記録作品。愛用しているmarumanクロッキー帳のサイズをフォーマットに、1日を振り返って考えたことや気になったことを書き留めたり、人と電話しながらドローイングしたり、お店の席から見える人をスケッチしたり、内容は様々。今月は6件の投稿でコロナウイルス関連の記述・描写が多い。

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2020年3月の投稿をまとめたnote。かきながら考えていたこともメモ。

投稿を始めた2018年11月から月ごとにまとめたマガジン。

すごく時間(1時間半〜2時間くらい)もエネルギーも使ってしまうからか、自分が想像しているよりも投稿頻度が少ないことに気付いた。時間があれば、ノルマもエネルギーも考えずにとにかくあるだけ使ってしまうのが悪い癖なので、より少ない時間と労力でアウトプットできるようになる。

✔️エッセイ執筆・投稿 50%
1つ掲載してもらえそう…!掲載まではまだ少し時間がかかりそうだけれど、自分でこうして書くこととはまた違う視点を持ててすごく勉強になる。
自分が読んでいるメディアにもっと投稿したい。

✔️フィルム現像 100%
現像した写真の1/3くらいは像を捉えていなかった。暗闇にぼうっと浮かび上がるようなものに琴線が触れるのかもしれない。いったい何を撮ろうとしたのかが自分で気になる。

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3月好きだったもの
◉雑誌:『月刊たくさんのふしぎ 』2020年4月号、石川直樹 文・写真
世界中を旅する写真家石川直樹さんのアラスカ・デナリへの一連の遠征が掲載されている。2月後半に落ち込んで月末に精神的に回復した頃、本屋さんに立ち寄って見つけた。見開きでバッと広がる壮大な山は、綺麗な青だった。自分の部屋でずっと閉じこもっていたから、突然世界が開けた感じがして泣きそうになった。子供向けに書かれた優しく素朴なテキストも自分に語りかけられているかのようだった。

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私はちょうど1年前に東京オペラシティで開催されていた『この星の光の地図を写す』という展示で見た、世界で2番目に高いK2という山の写真がすごく印象に残っていて、私はは直接K2に行っていないのに、極限の場所であの写真を捉えた石川さんの見たK2がそのままそこにあるんじゃなかろうかと思える写真だった。

石川さんの熱気球による太平洋横断の挑戦について『最後の探検家』、普段の仕事・遠征などで活用している道具について『ぼくの道具』、ポール・トゥ・ポール2000(P2P)という、世界各国から集まった若者が北極から南極までを人力の移動手段によって旅する計画について『この地球(ほし)を受け継ぐ者へ』などの本も読んだりして…。

ぼくは心揺さぶられる何かに向かって旅を続けている。
本当にそれだけだといっていい。

                        『最後の冒険家』p178

「それだけ」の理由で世界に行ってしまう石川さんのように、私も力強くシンプルな動機があればないいな、と思った。つまり自分の人生にあまりに多くのことを詰め込もうとしているということに気づかされて、何が本当に大事なのかまだわかってないんだーと感じた。極地でやるべきことの優先順位を間違えれば命に関わる。環境に応じて自分を変化させながら、ただ心揺さぶられる何かを求め続けるその姿を想像して憧れた。

◉映画:『魔女の宅急便』1989,宮崎駿監督
金曜ロードショーでやっているものを久しぶりに見たら、新しい街でキキを受け入れてくれたグーチョキパン店のおソノさんと自分の歳が近くてめちゃくちゃ驚いた…。コロナの影響で沈みきった私の気持ちも、登場人物たちの朗らかなやりとりで和んだ。

あとはデザインに関連したテーマでドキュメンタリーを撮るゲイリー・ハストウィットさんが製作した映画が週ごとに一本ずつ無料で公開されていたので、そのうちの『Objectified』を見ようとしたけれど、家のネット回線が悪すぎて断念…。ちょっとしか見たことがなかった世界中で使われている書体の映画『Helvetica』もフルで見たかった…。

◉podcast:こんにちは未来〜テックはいいから
NY在住のジャーナリスト佐久間裕美子さんと『WIRED』日本版前編集長でコンテンツメーカー「黒鳥社」の若林恵さんが様々なジャンルについて30分ほどお話しするチャンネルで、先述したUNTAPPEDの神さんに教えてもらって聞き始めた。

まだまだ聞いている途中で、作業しながら聞いてもなるほど・勉強ポイントが多く、私がグローバルスタンダードに達するまではまだまだまだ…。聞きながら、私も一緒に各テーマについて考えています…。


4月の目標

勉学
-研究方法調査
-文献収集
-研究計画案提出
-オークションハウス関連の本読む
-フェミニズム関連の本読む

労働
-応募したバイトに合格して労働を開始する

生活
-朝8時までには起きる
-1日2食は自分で用意する
-ルームメイトたちと掃除の役割分担・家計・防災グッズについて話し合う

制作
-zomynoteを10日分記録する
-最低1つはエッセイ執筆・投稿に挑戦する

ちょぼちょぼ、少しずつ、求めすぎず、できることから…。
マンスリーレビューの加減がわからなくて、自分的ルールも全然守れなかった!…自分との約束を守れるようになりたい。

そしてウイルスの混乱の中であらゆる価値観が揺れ動いていて、不安定な毎日が続く。本当は常に情勢は変化しているはずなのに、その変化が自分ごとになるまでには結構な時間がかかってしまう。不安だからこそ頭を使って落ち着いて考える、立ち止まる、生きていくための選択をする。どうしようもなくなったらオンラインでいろんな人と電話しよう。第一線で対応している方々に感謝と敬意を。少しでも早く落ち着いて、安心して、静かに過ごせますように。

最後に私の癒しの猫さま

3匹揃ってお腹を見せて仲良く寝ているのがほほえましい

ファッサファサのモッフモフな感じがステキ

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投稿日:2020/04/01

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