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【ワーホリ】英語を伸ばそうとしたら、ヘタクソな営業マンを思い出した話

オーストラリアでワーホリ中🇦🇺
旅人担当のズーミンです👍


英語を伸ばしたい。


オーストラリアに来てはや半年。

【英語より日本語を多用しているワーホリ中の30代男性ランキング】で、TOP10入り確実と言われるこの僕が、最近切実に思っている事。

英語を伸ばしたい。

理由は大きく二つ。

一つ目、最近ハウスキーパーの仕事に新しく日本人男性が入ってきた。
メルボルンで4ヶ月語学学校に通っていた彼は僕よりも英語が上手い。

それは別にいいのだが、管理人が冗談めかして「彼は君(筆者)より英語が上手いからコミュニケーションが取りやすいね😉」と言ったのがカチンと来た。

事実だとしても、それ言う必要あるんか?
お茶目ウインクで全て許されると思ったら大間違いやで?あぁん??

二つ目、その仕事で長期滞在のゲストさんの部屋を掃除していた時のこと。
最近ハマり始めたポッドキャスト番組「月曜トッキンマッシュ」を聴きながらニヤニヤ掃除していたら、外出していたゲストさんが帰ってきた。

そしてそのゲストさんがマジ美人。二言三言交わしただけだが、「こういう人ともっと喋れるようになりてぇ〜!」と思ったのが理由。
要は下心です。スミマセン、ハイ。


そんなこんなで英語を伸ばしたい!と思った僕は早速行動に移った。
ダラダラ書いても読みづらいので箇条書きで。

  1. 隙間時間で英語に触れる。
    英語版ワードクロスアプリの再開。

  2. 英語を発する機会を増やす。
    BBCの記事を食事中に音読。
    (汚いので食事中はやめます)

  3. 耳から英語に染めていく。
    ポッドキャストで英語ドラマを拝聴。

  4. 改めて英語を学び直す。
    母校の無料オンライン授業に参加。

そして事件は現場(オンライン)で起きたのだった……


怒涛の英語

先ほど触れた無料のオンライン授業について詳しく書く。

僕は1ヶ月だけ語学学校に通っていたのだが、先日その学校からメールが来た。

「アフターフォローとして、1ヶ月間無料でオンラインレッスンやります」

渡りに船とはまさにこのこと。
参加しない手はないと、はやる気持ちで飛び乗った。

なお、クラスはA1-2(初心者向け)とB1(中級者向け)の2つ。簡単すぎても意味がないので、迷わずB1を選んだ。

そして本日待望の授業。
運命を共にする同乗者(生徒)は3名。
船頭(先生)はうら若い美女。
なんてったってアラレちゃんメガネであのクオリティなのだ。否が応にもテンションが上がる。

そんな僕たちの授業内容は「仮定法」。
それも、仮定法過去と仮定法過去完了をミックスした文を勉強するという、仮定法を愛し仮定法に愛されたサンシャイン○崎にしか理解できない内容である。そりゃ奇声も上げるって。

どうやら今宵の船は激流を進むつもりのようだ。さながらラフティング、いや混乱の渦に巻き込まれるという意味では鳴門の渦潮か。
絶対渡るべきじゃないな。

というか仮定法なんて言葉、大学受験以来使ってないかもしれない。当時の自分から一回りも歳を重ねてしまった。中身は永遠に厨二病なのに。

何はともあれ授業は荒波を進んでいく。
予想通り、僕を含めた3人は基本的に「?」が頭に浮かんでいる。
みんな仮定法自体はなんとなく分かっているのだが、それがミックスされた文なぞワケワカランに決まってる。

ズーミンは こんらんしている!
ズーミンは わけもわからず じぶんを こうげきした!

その混乱に拍車をかけるように、船頭である教師がとにかく早口で考える隙を与えない。
お前さんは四天王のキョウか。

ねむらせ まどわし どくをくらわせる
あやしのわざよ!
ファファファ!

四天王のキョウ ポケットモンスター 金・銀

例えば、仮定法過去完了+仮定法過去の例文を作ってみて!と問われる。
こちらが考えていると、例えばこんなの!例えばこんなの!とドンドン例を出してくる。
挙句の果てには、仮定法過去の基本文型ってなんだっけ?思い出してみよう!と投げかけてくる。

いや、ちょ、今考えてるんだから!話しかけないで!!
英語で例文を考えてるのに英語で話しかけられたら混乱するんだって!!!
こちとらなんとなく理解はできてるの!
どんな例文にしようかなって考えてるだけだからそんなにボール投げないで!!

その時、ふと思い出した。
あ、このパターン、売れない営業マンあるあるじゃん。

回想

今こうしてふざけている僕は、かつてソーラーパネルの営業マンだった。
空き地に設置するメガソーラーではなく、個人の住宅の屋根に設置するタイプの、いわば嫌われがちな方の営業マンである。

その時の上司が、営業は待つことが大事と言っていた。
ある程度の情報を与えたら、興味のある人は考え出す。
その時にこちらからアクションをしてはいけないのだ。
焦る気持ちや恐怖を押さえつけてお客様の言葉を待ち、質問や否定的意見に丁寧に対応していく。
そしてタイミングを見計らい提案をする。

お客様が考えている時に、商品のアピールなど1番いらないことなのだ。
というわけで四天王のキョウは今すぐ営業マンに転職した方がいいと思う。

そんなやり方を教えてくれた元上司は、ブサイク・口下手・元ワキガという、人としての三重苦を背負いながらも営業マンとして非常に優秀な成績を収めていた。

あの人、今も元気にしてるかな……


時を戻そう。
そんなことを思い出していたので、もちろん授業の理解度は微妙なまま進んでいく。
僕らの理解が追いつかなくて、当初予定していたペースよりも遅れていく。

焦る先生。戸惑う僕ら。
早口になる先生。口ごもる僕ら。
どうやら船は完全に渦潮に飲み込まれてしまったようだ。

そうこうしているうちに時は経ち、終了時間が近づいてきた。

先生は言う。「今日はここまで、続きはまた明日!」
みんな安堵の顔を見せ、またねと言いながら画面から消えていく。

だが、残念なことに僕は違う。
授業のタイミングで仕事が入っているので、今週はもう参加できないのだ。
つまり僕だけ渦潮に取り残されたままになってしまう……

そう思って少し暗い気持ちになったが、すぐに気づいた。

……仮定法って普段使わなくね?


これからも英語頑張りまーす。

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