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心惹かれる出会い

Zoomin’s Working Holiday Dairy Day104
ズーミンのワーホリ日記 104日目


オーストラリアでワーホリ中🇦🇺
旅人担当のズーミンです👍


以前の記事でも書きましたが、散々家を探した挙句満足できず、3日前から大型ホステルで滞在しています。

日本でもゲストハウスで生活していたので慣れたもの……と思いきや、感覚が全然違いました。
以下、思ったことです。

  • イベントや娯楽が充実してる

  • 人が多いしみんな若い

  • 毎晩お祭り騒ぎ

  • 意外と自分が喋らない

  • そしてそれでいいと思ってる

年なのか性格が変わったのか分かりませんが、夜毎行われるパーティーはもうしんどいです。

友達を作るには絶好の機会ですが、疲れもあるのか基本自分から話さないです。

さらに意外だったのは、それでいいかと思っている自分の存在です。

一応ワーホリの目的の一つに「外国人の友達を作る」があったのですが、なんだかあまり気が乗らないのです。

もっと若ければ「頑張らなきゃ!」とか「周りから浮いてる」とか思っていたと思いますが、今や1人で過ごせる自分もちゃんと受け入れられてます。

……大人になったのかな?
あぁ、この人合うなぁという人が何人かいればそれで良いと思うようになりました。



そんな中、仕事のマネージャーから「今日働ける?」との連絡が。
詳しく聞くと初めての場所を初対面の人と掃除するとのこと。予定もないのでOKと返事して今日の現場へ向かいました。


指定された場所に着くと、初老の男性が出迎えてくれ、一緒に仕事をすることに。

彼に抱いた印象は「良い人そうだな」でした。教え方も丁寧だし、英語も聞き取りやすいし、何より口角が上がり気味です。好好爺の予感。

別の現場に移動する車内も、話しても良いし黙ってても良い。そんな雰囲気がありました。

世間話のつもりで生い立ちを聞くと、6歳からスイスで暮らしていたので、英語・ドイツ語・イタリア語が話せるとのこと。すごい。

その後、カナダ、アメリカ、インドネシア、南極で働いた後、オーストラリアの鉱山でキャンプマネージャーをやっていたそうです。


「……え?南極?あの氷の大陸の??」

「そうだよ。14ヶ月いたんだ。人生で最高の場所だった。空気は透き通っているし美しい自然とたくさんの動物があった。」

いつの日か南極に行くことを夢見ている僕は、古びたランドクルーザーの助手席で、彼の見た景色を想起して鳥肌が立ちました。

なんということだ。こんなにすごい人と今話せているなんて。そこから僕の質問は止まりません。

どんな仕事をしてたんですか?
ーーーシェフだったんだ。

どうやって南極での仕事を得たんですか?
---州知事のシェフをやっていた時に、今後5年の内にどこで働きたいか聞かれてね。南極を挙げたら「じゃあ行こう」ってさ。

天気はどうでしたか?
---完全な昼(白夜)と完全な夜(極夜)が3ヶ月ずつあったよ。

虹は見れますか?(その時虹が出てました)
---オーロラだけさ。

他にも、同僚の数や基地の名前などたくさん聞きました。


そして思ったのです。
この人ともっと話がしたい。


彼の持つおおらかな雰囲気はきっと、彼が過ごした豊かな時間とたくさんの経験から来るものなのでしょう。


それは僕のような青二才にはまだまだ出せないような熟成されたもので、それ故に惹かれたのかもしれません。

彼はキャンプと釣りが好きだと言っていたので、ぜひ焚き火を前にして彼の話を聞きたいと思いました。

明日からはまた別々の場所を清掃するのでそう簡単には会えませんが、マネージャーにお願いしようかなと思えるほどに魅力的な人でした。

本当に偶然ではありましたが、こういう出会いを大切にしていきます。

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