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VOYAGERとスーパーフラットとエヴァ

:││ シン・エヴァンゲリオンのネタバレになるかもしれませんw

断片的に思いついたことを記しているよ。※気が向いたら追記するよ。引用、パクリ、パロディ、リスペクト、オマージュの部分から気付いたこと感じたこと。

●ボイジャーのゴールドディスク。VOYAGER、打ち上げられたのは1977(同い年w)。電池は故障せねば2020年までもつ。その後もずっと宇宙空間を漂い続ける・・・。たとえこの先ニンゲンが滅ぼても・・・。この辺は「碇ユイの願い(野望)」としてオマージュ?(芸術作品じゃねえしオマージュっていうのかな)されているんだなー旧劇ごしにやっとここに到達したよw

●裏宇宙との境界線だか南極のL結界の壁面が金色の屏風のように描写されていて、そこをヴンダーが飛んでいくんだけどあれって村上隆のいうスーパーフラットのパロディじゃないだろうか。なんとなーくそう思ってたら岡田斗司夫スーパーフラットについて言及してたので多分おれの見立てはあってるぞ(ドヤァ)wアニメが芸術に吸い取られたものを取り返したんじゃないかと思っている。まぁ元々日本の芸術はそういう「描き方」らしいのでどっちが先も何も根源的なもんなんだろう。

作品の過去の描き方も、自分のあこがれすらも全部補完してしまおうとする庵野の補完計画はまだまだ壮大なのかもしれないなー。

●そう考えるとこのシン・エヴァンゲリオン劇場版は富野でいうところの「ターンエーガンダム」に相当するのかもね。おそらく間違いなく、別の作家が新たなるエヴァンゲリオンを作り続けることになるであろうことも預言してんじゃないだろうか。※なんで富野と比べたがるかってえと俺が面倒くさいオタクだからですw

●そしてラストの宇多田ヒカルがただただよかった、本当によかった。

人類の補完は、つづく。

追記

●Qの登場時に鮮烈な違和感を与えてくれたピンク頭、北上ミドリ。彼女の今っぽいパワーワードの数々が、会話が成立しない世代間の断絶をうまく表していた。時間の経過も物語っていたわけですね。初見時、旧ガイナックスでいえばヤツにはトップとトップ2ぐらいの違いを感じさせられたけど、それもまた仕組まれていたわけですな。しかし飲尿ピンクとはヒドいあだ名をつけられたね(^q^)ちなみに声優さんはメイドインアビスのレグもやってる伊瀬茉莉也。若い声優さんはあまり存じ上げないのだけどメイドインアビスの続編にも期待しています。

●最後あたりの金屏風(スーパーフラット的な表現?)によって、このアニメが日本国製だよっていうのを再度明確に表明していたと思う。作り方からして表明してると思う。いたるところ模倣オマージュパロディパクリが散りばめられているけど引用元のほとんどが国産品なんじゃないかな。

●追記ネタバレ

お母ちゃんとお父ちゃんに追い出され、途方にくれているというかどうしよっかなーってなってたら、眼前に突然巨乳美女が現れて、その巨乳は前から自分に気があって、なんやかやあって新しい生活が始まる・・・。だなんていう都合のいいドタバタラブコメ

●追記ネタバレ

■第三の槍(思いやり)について。あの辺りの怒涛の展開はちょっと解せない部分もなくはなかった。あんな短期間にゲンドウが計画してた新たなる儀式の事象をマギ端末で観測してそのデータをもとに新たなる槍をヴンダーの背骨から生成する…。一応筋は通ってるようには見えるんだけどあの状況の一発勝負でどうにかする!という展開はもはやアニメのそれソノモノであり、奇跡を起こす!っていう非科学的なことを科学者がやってのけるというアレは…往年のガイナックス節そのものの宇宙規模パワーインフレを再現しているようで、解せなくはあるけど微笑ましいものでもあった。  (以下後ほど編集します)■シンジくんが横たわってネルフ本部後のピアノがあるとこのジオラマを見つめていたシーンにこそサクシャの祈り(願望)が込められているんではないだろうか。■儀式で思い出した。庵野自身エヴァーでやたらと儀式儀式と言ってたのは、庵野自身が作品内に受肉して下からエヴァやウルトラマンや街並みを見上げたいんだっていう欲望の昇華なんだな。やはりこのシャシンは大画面である必要があり、1度は真ん前の席で見上げる必要があるのかも。■改めて思う、そもそも旧劇場版からそうだけど、オーバーテクノロジ気味な科学万能描写下にあっても、上位世界下位世界に上昇受肉するには原始的な儀式めいた所作が必要なのかなってこと。友人(の友人)が学生時代寂しすぎて魔法陣オナニーというのを開発していたと聞くんだけど、プリミティブな何かがそこにある。■44A航空特化タイプが下からブワーッて迫りくるあの画は、なんつうか会田誠の絵を思い出さすんだよな。ミュータント花子辺りの会田誠。B-29だか52だかが群体で飛んでるあれ。備忘録だよ。違ったかなーどーだろ。



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