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透きとおることばの花びらをあつめています

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ことばと花と|詩

なにかが生まれてくるときは ないしょにしておきましょう 話すと ことだま が逃げるから 蝶々みたいな軽い翅で そうでなくても そよ風で吹きさらわれそうな 幽かな《気配》だもの (ことばにすると変わってしまうから  どうぞ私を書かないで) ...そんなふうに お願いされてしまうけれど でも、つかまえたくて書いてみる だけど時には 蝶々をおさめる ことばの籠を編む手を休めて 声のない花にでもなったみたいに 静かに 静かに 蝶々を花びらに休ませたまま ただ ただ

    • 「プルートーとプロセルピナの面前のオルフェウス」 (1647-50) 🎨フランソワ・ペリエ François Perrier (1594頃-1649) 🇫🇷フランス・バロック 👶ポンタルリエ🇫🇷 ⭐️パリ 🌎ルーヴル美術館

      • 「エンナの谷で友と花を摘むプロセルピナ、ケレスの娘」 (1720 - 1740) 🎨ニコラス・フェルコリエ Nicolaas Verkolje (1673-1746) 🇳🇱オランダ・古典主義 👶デルフト ⭐️アムステルダム 🌎ルーヴル美術館

        • 物語を書きながら思うのが、結局は執筆者がその小説を最も多く読んだという意味で「一番の読者」なのかも、ということ。 執筆作業には、「良い書き手」であることと同時に「良い読み手」であることが求められる...と思います。 もともと同一の人間なので、どちらもそれぞれ、いっそう難しい。

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        ことばと花と|詩

        • 「プルートーとプロセルピナの面前のオルフェウス」 (1647-50) 🎨フランソワ・ペリエ François Perrier (1594頃-1649) 🇫🇷フランス・バロック 👶ポンタルリエ🇫🇷 ⭐️パリ 🌎ルーヴル美術館

        • 「エンナの谷で友と花を摘むプロセルピナ、ケレスの娘」 (1720 - 1740) 🎨ニコラス・フェルコリエ Nicolaas Verkolje (1673-1746) 🇳🇱オランダ・古典主義 👶デルフト ⭐️アムステルダム 🌎ルーヴル美術館

        • 物語を書きながら思うのが、結局は執筆者がその小説を最も多く読んだという意味で「一番の読者」なのかも、ということ。 執筆作業には、「良い書き手」であることと同時に「良い読み手」であることが求められる...と思います。 もともと同一の人間なので、どちらもそれぞれ、いっそう難しい。

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          「ウェスタに扮する女性の肖像」 Porträt einer Dame als Vestalin (1780) 🎨アンゲリカ・カウフマン Angelica Kauffmann (1741-1807) 🇨🇭スイス・新古典派 👶クール🇨🇭 ⭐️ローマ 🌎アルテ・マイスター絵画館🇩🇪

          「ウェスタに扮する女性の肖像」 Porträt einer Dame als Vestalin (1780) 🎨アンゲリカ・カウフマン Angelica Kauffmann (1741-1807) 🇨🇭スイス・新古典派 👶クール🇨🇭 ⭐️ローマ 🌎アルテ・マイスター絵画館🇩🇪

          「ヴィーナス、ヴルカヌスとマルス」 Venere, Vulcano e Marte (1555) 🎨ティントレット Tintoretto (1518-94) 🇮🇹イタリア・ルネサンス 👶ヴェネツィア ⭐️ヴェネツィア 🌎アルテ・ピナコテーク🇩🇪

          「ヴィーナス、ヴルカヌスとマルス」 Venere, Vulcano e Marte (1555) 🎨ティントレット Tintoretto (1518-94) 🇮🇹イタリア・ルネサンス 👶ヴェネツィア ⭐️ヴェネツィア 🌎アルテ・ピナコテーク🇩🇪

          「ヴィーナス、マルスとキューピッド」 Venere, Marte e Amore (1490頃) ピエロ・ディ・コジモ Piero di Cosimo (1462頃 - 1521) 🇮🇹イタリア・ルネサンス 👶フィレンツェ ⭐️フィレンツェ 🌎ベルリン美術館

          「ヴィーナス、マルスとキューピッド」 Venere, Marte e Amore (1490頃) ピエロ・ディ・コジモ Piero di Cosimo (1462頃 - 1521) 🇮🇹イタリア・ルネサンス 👶フィレンツェ ⭐️フィレンツェ 🌎ベルリン美術館

          だからひとりの時間も孤独じゃないのね|つぶやき

          中島智さんのポスト。 絵は描かないけれど、わかりすぎるほどわかります...... お茶に行くと却って孤独だったり空虚だったり。 ひとりでことばを編んでいると、寂しいと思う暇もなく、「もうこんな時間!?」と、慌てて日常の用事に向かうことに。 非人間、とか、過去の人たち、とか── 謎なのが、"お目当て"の過去の人と仮にお茶できたとしても、「なにか違う......」と思いそうな気がすること。 ほしいのは時間と静けさです。

          だからひとりの時間も孤独じゃないのね|つぶやき

          「フローラとゼフュロス」 Flore et Zéphyr (1875) 🎨ウィリアム・アドルフ・ブグロー William Adolphe Bouguereau (1825-1905) 🇫🇷フランス・アカデミック 👶⭐ ラ・ロシェル🇫🇷 🌎ミュールーズ美術館🇫🇷

          「フローラとゼフュロス」 Flore et Zéphyr (1875) 🎨ウィリアム・アドルフ・ブグロー William Adolphe Bouguereau (1825-1905) 🇫🇷フランス・アカデミック 👶⭐ ラ・ロシェル🇫🇷 🌎ミュールーズ美術館🇫🇷

          「ティトノスのもとを去るアウローラ」 Aurora si congeda da Titone (1704) フランチェスコ・ソリメーナ Francesco Solimena (1657-1747) 🇮🇹イタリア・バロック 👶カナーレ🇮🇹 ⭐️ナポリ 🌎 ゲティ美術館🇺🇸

          「ティトノスのもとを去るアウローラ」 Aurora si congeda da Titone (1704) フランチェスコ・ソリメーナ Francesco Solimena (1657-1747) 🇮🇹イタリア・バロック 👶カナーレ🇮🇹 ⭐️ナポリ 🌎 ゲティ美術館🇺🇸

          「モルフェウスとイリス」 Morphée et Iris (1811) ピエール=ナルシス・ゲラン Pierre-Narcisse Guérin (1774-1833) 🇫🇷フランス・新古典派 👶パリ ⭐️ローマ 🌎エルミタージュ美術館

          「モルフェウスとイリス」 Morphée et Iris (1811) ピエール=ナルシス・ゲラン Pierre-Narcisse Guérin (1774-1833) 🇫🇷フランス・新古典派 👶パリ ⭐️ローマ 🌎エルミタージュ美術館

          「アモールに見放されたプシュケ」 Psyché abandonnée par l'Amour (1748) 🎨シャルル・アントワーヌ・コワペル Charles Antoine Coypel (1694-1752) 🇫🇷フランス・肖像画家 👶⭐️パリ 🌎リール美術館🇫🇷

          「アモールに見放されたプシュケ」 Psyché abandonnée par l'Amour (1748) 🎨シャルル・アントワーヌ・コワペル Charles Antoine Coypel (1694-1752) 🇫🇷フランス・肖像画家 👶⭐️パリ 🌎リール美術館🇫🇷

          「プシュケを放棄するアモール」 Amor abandonnant Psyche (1730-1735) 🎨フランソワ・ルモワーヌ François Lemoyne (1688–1737) 🇮🇹フランス・ロココ 👶パリ ⭐️パリ 🌎チャルトリスキ美術館🇵🇱

          「プシュケを放棄するアモール」 Amor abandonnant Psyche (1730-1735) 🎨フランソワ・ルモワーヌ François Lemoyne (1688–1737) 🇮🇹フランス・ロココ 👶パリ ⭐️パリ 🌎チャルトリスキ美術館🇵🇱

          ヤコポ・ズッキ「アモールとプシュケ」つながりで、少し

          ↑このつぶやき記事のコメント欄に書いた内容、せっかくなのであらためて記事にしたくなりました(^^ゞ  アモールとプシュケーの物語は、帝政ローマ期の弁論作家アプレイウス(123年頃 - ?)が書いた小説『黄金の驢馬』の挿話です。この部分が特に有名となり、古典期のみならず近現代、ポップカルチャーまで含めて、広く人気となっています。  アモールの正体を確かめるべく灯りを照らすこの場面は、ドラマティックさゆえに、数多くの絵に描かれています。  このプシュケーは人がよさそう…育ち

          ヤコポ・ズッキ「アモールとプシュケ」つながりで、少し

          「アモールとプシュケ」 Amore e Psiche (1589) ヤコポ・ズッキ Jacopo Zucchi (1542-96) 🇮🇹イタリア・マニエリスム 👶フィレンツェ ⭐️ローマ 🌎ボルゲーゼ美術館🇮🇹

          「アモールとプシュケ」 Amore e Psiche (1589) ヤコポ・ズッキ Jacopo Zucchi (1542-96) 🇮🇹イタリア・マニエリスム 👶フィレンツェ ⭐️ローマ 🌎ボルゲーゼ美術館🇮🇹

          10章構成に決めて、扉絵(タイトル画像)もだいたい絞り込めました。 アモールとプシュケーの絵って、相当たくさん描かれているようです。 サロメも多いけど、プシュケーは少し昔で、オルセーではなくルーヴルに探しに行きたい画風。そのあたりはほんと詳しくないから、掘り出し物に日々うっとり🥰

          10章構成に決めて、扉絵(タイトル画像)もだいたい絞り込めました。 アモールとプシュケーの絵って、相当たくさん描かれているようです。 サロメも多いけど、プシュケーは少し昔で、オルセーではなくルーヴルに探しに行きたい画風。そのあたりはほんと詳しくないから、掘り出し物に日々うっとり🥰