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久保帯人よりも詩人になれ
初めて読んだ詩集は金子みすずだった。
言葉の優しさや伸びやかさが音になって聞こえてきて、白黒印刷された文字の中、あたたかいという温度さえ感じる。それが楽しくて、私は「詩」というものを好きになった。
しかし、どういうわけか思春期において「詩」というものは嘲笑の対象だった。
ポエマーというのは今で言うところのチクチク言葉で、詩集を読んでるということがバレたらクラス中からバカにされると中学生の私は理解
1人で海水浴に行き、取ったサザエを直火で焼け
少し前の話ではあるが。
「この人はこの人のことが好きなんだなぁ」と目に見えてわかるようなあからさまなパフォーマンスを目にすることがあり、その日、私は体調を崩した。
教科書通りのさりげないボディータッチ、こまめな世話焼き、気が効く女ですアピール等の古典芸能をここぞとばかりに披露され、「ヨッ!世話焼き屋〜!」と歌舞伎のようにヤジってやろうかとも思ったけど、無関係なので見てみぬふりをした。正直、前々か
あなたが嬉しいと、私も嬉しい
毎日毎日、ありえないようなことがたくさん起こる。
ニュースはあんまり見ないようにしてたけど、それでも戦争、裏金、男女差別、法律改正、もうそれはマシンガンのようにありえない出来事とかありえない判決とかが、ものすごい速さで私の心を貫通していく。数分Xを眺めれば心は即死。無視するのも怒るのも、考えて意見を述べるのも、とっても体力がいるように思う。現代社会を生きるのって、すごいことだよ。マンモス追いかけて
2月の神に嫌われている
毎年2月はろくなことがない。
特にバレンタインデーの前後がひどい。交通事故にあったり、会社を突然クビになったり、尿路結石をやったり、生牡蠣に当たったり、インフルエンザにノロウィルス、付き合ってた人にバレンタインのチョコを届けに行ったら不審者に追いかけられて、泣く泣く彼の家まで行ったらその不審者が彼の父親だったりなど、多種多様な災難が訪れる。今年は、有給を取って念願だったガーラ湯沢にスノボしに行こう