悟塔雛樹

闘病中の虐待サバイバー52歳。米国翻訳修士・認定心理士。人文学・異文化を研究する、今は…

悟塔雛樹

闘病中の虐待サバイバー52歳。米国翻訳修士・認定心理士。人文学・異文化を研究する、今は放送大学の学生。かつてアメリカ留学し、修士論文として心理学関係の翻訳書(未刊行)あり。逆境を乗り越えて小休止中。何も専門的にやらない「何もせんもん家」だったが、心理人類学をやろうかなあ。

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    翻訳修士号取得に際して全訳しました、Ruth Snowden著 Jung-The Key Ideas (仮邦題『キーアイデア! ユング』)をご紹介するマガジンです。

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翻訳済み未刊行:ユング心理学の入門書アピール動画

私が米国文芸翻訳修士号を取得するにあたり全訳しました、イギリスの文筆家によるユング心理学の入門書(Ruth Snowden著 Jung: The Key Ideas)をご紹介いたします(パワー…

悟塔雛樹
1年前
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今日のインチキフレーズ(161)

◯粗相のフリーレン ・意味: ドジっ子魔法使いの話。 ◯新喜劇の巨人 ・意味: 新喜劇に巨人師匠が出演すること。

悟塔雛樹
11時間前
2

アルコール依存対策では断酒会や、その一種として海外で生じたAA(アルコール・アノニマス)というのがあるらしいが、喫煙対策で似たものがあるという話を聞かない。「断煙会」のようなものを禁煙外来で催せばよいと思うが、もっぱら薬の処方だけらしい。実質、マッチポンプになってはいないか。

悟塔雛樹
18時間前
1

(前回の続き)朝日新聞大阪本社編『丁丁発止』の鼎談では「親問題」「子問題」の話が印象的。親子の問題という意味ではなく、前者は本質的問題を、後者は表面的問題を指す。例えば思春期の葛藤・哲学者が直面するのが前者、損得やお金の問題は後者だろう。前者が解決すれば、後者は何とかなるようだ。

悟塔雛樹
19時間前
1

朝日新聞大阪本社編『丁丁発止 梅棹忠夫・鶴見俊輔・河合隼雄』。民族学博物館を訪れる直前に読了した一冊。三者による鼎談を収めたもので、読みやすくも奥深い。1998年刊行という時代は感じるものの、本書での提言を我々は未だ活かせていないと思う。日本と世界とを考える上で、読んでおきたい。

悟塔雛樹
2日前
2

今日のインチキフレーズ(160)

◯さらりマン ・意味: 淡々と働く人。 ◯ヒーラー社員 ・意味: 地位は低いが欠かせない、社内の癒し手。

悟塔雛樹
2日前
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今日のインチキフレーズ(159)

◯芦田マナー ・意味: 読書に親しむこと。 ◯翔子不十分 ・オタク要素がまだ足りないこと。

悟塔雛樹
2日前
8

三島由紀夫に関して思うこと。人に期待をかけるのは相手の人生のハードルを引き上げる行為であり、彼は周囲から最大限にハードルを上げられてしまったのではないか。なまじ優秀だっただけに期待に応えてしまい、苦しかっただろう。人間は、他者の期待に応えるため生きているのではないのだ。

悟塔雛樹
3日前
4

稀ではあるが、ズボンのチャックが開いていて恥ずかしい思いをすることが。電子レンジみたいに、音で知らせてくれないものだろうか。後退する時に「バックします」と声が出るトラックみたいに、「チャック開いてます」と教えてくれるズボンが開発されることを切に願う。

悟塔雛樹
3日前
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今日のインチキフレーズ(158)

◯プロテスタンティズムの珍味と資本主義の点心 ・意味: グルメ史の本。 ◯ぜんざいの耐えられない甘さ ・意味: ミカン・カステラ作の小説。

悟塔雛樹
4日前
2

今日のインチキフレーズ(157)

◯小倉百均ティッシュ ・意味: みやびな一品。 ◯アッパー葛藤 ・意味: 高尚な悩み。

悟塔雛樹
4日前
1

岡南『天才と発達障害』(講談社)を読了。この天才とはサグラダファミリア建設のガウディと、『不思議の国のアリス』作者キャロルを指す。著者が室内設計家というのがユニークで、主に「視覚優位」「聴覚優位」の分類と解説が軸。私自身の話が人に通じにくいのも、「映像思考」の傾向があるせいかも。

悟塔雛樹
4日前
8

先日ある関西の私立大学に、修論がわりの訳書(ユング心理学の入門書)を寄贈させていただきました。図書館に置いていただけるとのこと(著作権などの問題はありません)。長くかかりましたが、ようやく少しでも、地元の学生さん達のお役に立てるかと思うと喜びもひとしおです。皆様とnoteに感謝。

悟塔雛樹
4日前
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国立民族学博物館③

悟塔雛樹
7日前
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国立民族学博物館②

悟塔雛樹
7日前
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国立民族学博物館①

悟塔雛樹
7日前
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翻訳済み未刊行:ユング心理学の入門書アピール動画

翻訳済み未刊行:ユング心理学の入門書アピール動画

私が米国文芸翻訳修士号を取得するにあたり全訳しました、イギリスの文筆家によるユング心理学の入門書(Ruth Snowden著 Jung: The Key Ideas)をご紹介いたします(パワーポイントと日本語肉声による、約8分の動画)。日本では邦訳未刊行のため、出版社そのほか心理学に興味をお持ちの方々に私の翻訳書をアピールするものです。修了作品として、修士論文に代わり受理され審査に合格済み。動画で

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アルコール依存対策では断酒会や、その一種として海外で生じたAA(アルコール・アノニマス)というのがあるらしいが、喫煙対策で似たものがあるという話を聞かない。「断煙会」のようなものを禁煙外来で催せばよいと思うが、もっぱら薬の処方だけらしい。実質、マッチポンプになってはいないか。

(前回の続き)朝日新聞大阪本社編『丁丁発止』の鼎談では「親問題」「子問題」の話が印象的。親子の問題という意味ではなく、前者は本質的問題を、後者は表面的問題を指す。例えば思春期の葛藤・哲学者が直面するのが前者、損得やお金の問題は後者だろう。前者が解決すれば、後者は何とかなるようだ。

朝日新聞大阪本社編『丁丁発止 梅棹忠夫・鶴見俊輔・河合隼雄』。民族学博物館を訪れる直前に読了した一冊。三者による鼎談を収めたもので、読みやすくも奥深い。1998年刊行という時代は感じるものの、本書での提言を我々は未だ活かせていないと思う。日本と世界とを考える上で、読んでおきたい。

三島由紀夫に関して思うこと。人に期待をかけるのは相手の人生のハードルを引き上げる行為であり、彼は周囲から最大限にハードルを上げられてしまったのではないか。なまじ優秀だっただけに期待に応えてしまい、苦しかっただろう。人間は、他者の期待に応えるため生きているのではないのだ。

稀ではあるが、ズボンのチャックが開いていて恥ずかしい思いをすることが。電子レンジみたいに、音で知らせてくれないものだろうか。後退する時に「バックします」と声が出るトラックみたいに、「チャック開いてます」と教えてくれるズボンが開発されることを切に願う。

岡南『天才と発達障害』(講談社)を読了。この天才とはサグラダファミリア建設のガウディと、『不思議の国のアリス』作者キャロルを指す。著者が室内設計家というのがユニークで、主に「視覚優位」「聴覚優位」の分類と解説が軸。私自身の話が人に通じにくいのも、「映像思考」の傾向があるせいかも。

先日ある関西の私立大学に、修論がわりの訳書(ユング心理学の入門書)を寄贈させていただきました。図書館に置いていただけるとのこと(著作権などの問題はありません)。長くかかりましたが、ようやく少しでも、地元の学生さん達のお役に立てるかと思うと喜びもひとしおです。皆様とnoteに感謝。