GW西尾フィールドワーク① 世界最長漂流ギネス記録:小栗重吉
4月に佐久島へのフィールドワークに出掛けた際、江戸末期に重吉という船頭が遭難に遭い、その漂流期間記録がギネスに認定されたと知った。重吉は佐久島の百姓善三郎の次男として生まれ、尾張半田村百姓庄兵衛の養子となった。29歳のときに廻船督乗丸の沖船頭として乗組員13名とともに師崎から江戸へ航行し、その帰路に伊豆子浦沖で暴風雨に会い、約17ヶ月間、太平洋を漂流した。イギリス船フォレスター号に救助され、アラスカ、カムチャッカを経て5年後に帰国を果たしたが、この間に船員は次々と亡くなり、