Takeshi Tada

レコード、旧車(二輪、四輪)のレストアが好き。ベーシスト。 好きなジャンルはサザンロッ…

Takeshi Tada

レコード、旧車(二輪、四輪)のレストアが好き。ベーシスト。 好きなジャンルはサザンロックとロカビリー、二輪はカフェレーサー、四輪は古いアメリカ車、ベースはリッケンバッカー。 物流業界で現場マネージメントが職業。

マガジン

  • ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介

    サン・レコードなど、‘50年代のピュアロカビリーから、ストレイ・キャッツに代表される’80年代のネオロカビリー、メテオス、フレンジーなどの’90年代サイコビリーとオールディーズポップスまで、ロックンロール系のレビューのまとめはこちらから。

  • サザンロック/スワンプ系のアルバム紹介

    オールマン・ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナードの定番から、マーシャル・タッカー・バンド、ウェット・ウィリーなどのベテラン勢、スティルウォーター、ウィンター・ブラザーズ・バンドなどのマイナーまで、南部系のレビューのまとめはこちらから。

最近の記事

ティファナ・スタイル/ビル・シェパード&ヒズ・ボーダー・ブラス (‘67)

Tijuana Style / Bill Shepherd and His Border Brass (‘67) アレンジャーやコンポーザーとして知られるビル・シェパードのプロジェクトの一つ、ビル・シェパード&ヒズ・ボーダー・ブラスの唯一作品、ティファナ・スタイルを紹介させていただこう。ティファナと聞いて思い浮かぶのは、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスであろう。彼らは多くの曲をヒットさせ、今ではスタンダードとなった曲も多い。 どことなくメキシコとの国境を連想させるサウ

    • ニューヨーク発ロックンロール便/シャ・ナ・ナ (‘73)

      From The Streets of New York / Sha Na Na (‘73) 今回は、‘69年にニューヨークで結成され、その後のロックンロールバンドに多大な影響を与えたバンド、シャ・ナ・ナの’73年リリースのライブ盤を紹介させていただこう。所謂、オールディーズやドゥー・ワップのカバーバンドであるが、フロントのボーカル&ダンスが3名、バックのメンバー合わせて、総勢12名の大所帯バンドであった。 ‘69年のウッドストック・フェスティバルにも出演しており、映画でも

      • イン・デトロイト/ナッシュビル・ギターズ (‘69)

        The Nashville Guitars in Detroit / The Nashville Guitars (‘69) テネシー州ナッシュビルを中心に活動するミュージシャンであるジャック・ユーバンクスらが、持ち前のカントリー風味全開で、モータウンの有名曲をカバーしたアルバム「イン・デトロイト」を紹介させていただこう。 残念ながら、ナッシュビル・ギターズについて説明されている記述は見つからなかったが、ジャック・ユーバンクスら、ナッシュビルのカントリーミュージシャンが、モ

        • 映画:マーズ・アタック! (‘96)

          Mars Attacks! (‘96) 先日、紹介させていただいた映画「ニューヨーク東8番街の奇跡」と同じく、宇宙人をテーマにした映画であるが、こちらはブラックジョークも含めて楽しめる映画である。今回はこの「マーズ・アタック!」を紹介させていただこう。例によって、ネタバレを防ぐために、DVDの解説を引用させていただく。 火星人が地球にやって来る!宇宙からの交信を受けたデイル米大統領を中心に地球全体が、人類初の“未知との遭遇“に歓迎ムード。しかし地上に降り立った火星人は、友愛

        ティファナ・スタイル/ビル・シェパード&ヒズ・ボーダー・ブラス (‘67)

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        • ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介
          61本
        • サザンロック/スワンプ系のアルバム紹介
          114本

        記事

          母の日に捧げるレコード

          今日は母の日。私の両親はすでに他界しているが、毎年、何かしらのお菓子などをお供えして、つつがなく平穏な日々を送っていることを報告している。私は10代のうちに家を出て、何年も帰らなかったという経緯があるが、それでも時間が経過すれば、いつしか雪も溶けた。 親孝行もしなかったが、親から言われたことで2つだけ守っていることがある。一つは妹をよろしく頼むということ。もう一つは、どんな仕事でも真面目に汗をかいて働けということ。これらの約束は最初で最後の親孝行だと、自分に言い聞かせている

          母の日に捧げるレコード

          レコード購入から収納まで

          アナログレコードが好きで、レコードが死語とされていた時代にも、変わらず購入、収集をしてきたが、実際にレコード購入をし、部屋の棚に収納するまでをお話ししてみようと思う。 レコードの購入方法はいくつかあり、完全に自身のウォントリストにあるものは、大手アナログ店で購入することが多い。店のタグに「ジャケット/盤」の状態が記載されているのがほとんどで、価格はそれなりであるが、購入後はそのまま収納する。一番スムーズに片付けまでできるのがメリットである。 ネットショップで購入した場合、

          レコード購入から収納まで

          マイ・ウェイ/ポール・アンカ (‘77)

          My Way... / Paul Anka (‘77) オールディーズのファンなら「ダイアナ」や「あなたの肩に頬うめて」などのヒットでご存じ、ポール・アンカの’70年代の作品を紹介させていただこう。本作は国内企画盤であり、「ジュビレーション (‘72)」のA面と「ポール・アンカ (‘71)」のB面をカップリングしたアルバムとなっている。 トム・ジョーンズのヒットで知られる「シーズ・ア・レディ」や、もはやポピュラーソングの超定番曲、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスもカバ

          マイ・ウェイ/ポール・アンカ (‘77)

          アグネスの小さな日記/アグネス・チャン (‘74)

          私が幼少期にTVでよく見たシンガー、アグネス・チャンの’74年リリースのアルバムであるが、今回、このアルバムをピックアップしたのは、演奏やアレンジがキャラメル・ママや加藤和彦、石川鷹彦が名を連ねているからである。 昭和歌謡として一蹴してしまえばそれまでだが、キャラメル・ママがティン・パン・アレイとして活躍し、彼ら自身のアルバムは3枚しかリリースされていないが、多くのアーティスト作品に演奏やアレンジで参加していた。 ちなみにキャラメル・ママは、細野晴臣(ベース)、鈴木茂(ギ

          アグネスの小さな日記/アグネス・チャン (‘74)

          リトル・リチャーズ・グルーヴィエスト・17オリジナル・ヒッツ!/リトル・リチャード (‘68)

          Little Richard’s Grooviest 17 Original Hits! / Rittle Richard (‘68) 今回は、ピアノによるロックンロールの第一人者としても知られる、リトル・リチャードの作品をコンパイルしたアルバムを紹介させていただこう。 「のっぽのサリー」や「トゥッティ・フルッティ」など、説明不要のナンバーをヒットさせていたのはご存知の通りであるが、かつてはオリジナルのアルバムが入手困難な時期もあり、本作を購入した記憶がある。所有しているのは

          リトル・リチャーズ・グルーヴィエスト・17オリジナル・ヒッツ!/リトル・リチャード (‘68)

          映画:ニューヨーク東8番街の奇跡 (‘87)

          Batteries Not Included (‘87) 今回は久しぶりに映画の紹介をさせていただこうかと思う。かなり前の映画であるが、私の好きな映画の一つでもある「ニューヨーク東8番街の奇跡」をピックアップしてみたい。 監督はマシュー・ロビンス、製作総指揮としてスティーヴン・スピルバーグが名を連ねている。ネタバレになるので、あらすじはDVDの解説を引用させていただく。 古いビルが立ち並ぶイーストサイド東8番街。その中でも最も古いオンボロ・アパートにまだ何人かの住人が住ん

          映画:ニューヨーク東8番街の奇跡 (‘87)

          リトル・トウキョウ/河合夕子 (‘81)

          今回は、ホリプロ・スカウトキャラバン出身、’81年にシングル「東京チーク・ガール」でデビューした河合夕子のファーストアルバムを紹介させていただこう。その一風変わったキャラクターと、エキゾチックな無国籍風なサウンドが散りばめられた楽曲が魅力の一枚である。 東京をはじめ、香港、ジャマイカ、北京など、アジアンテイストのタイトルと、それらのタイトルにマッチしたサウンドは、リリースから40年以上が経過した現在でも十分楽しめる。 本作に続いて翌’82年には「フジヤマ・パラダイス」、’

          リトル・トウキョウ/河合夕子 (‘81)

          青春の暴走/テリー・ウェブスター (‘76)

          I Want to See You Dancing / Terry Webster (‘76) 今回はテリー・ウェブスターが’76年にリリースしたファーストアルバムを紹介させていただこう。彼はイギリスで’60年代に登場した多くのビートグループの一つ、ロッキン・ベリーズのドラマーとして活動し、本作がファーストソロアルバムとなる。 サウンドのカテゴリーは、グラム、ディスコ、ファンクなど、解釈の幅により多岐に分けられているが、個人的にはアメリカのディスコとは異なり、やはりイギリス

          青春の暴走/テリー・ウェブスター (‘76)

          カナダからの手紙/平尾昌晃・畑中葉子 (‘78)

          当時 中学生だった私が、エレキギターを身近に感じ、曲のアンサンブルを意識するようになった曲の一つが、この「カナダからの手紙」である。ラジオやTVで頻繁にオンエアされており、イントロがエレキギターで始まり、ボーカルのオブリガードに入るギターのフレーズや、何よりも男女のボーカルのハーモニーに惹かれた。同様に山口百恵の「イミテーション・ゴールド」もギターのカッコいい曲という認識であった。その1年後にギターを弾き始めるが、コーラスワークに魅力を感じるようになったきっかけでもある。

          カナダからの手紙/平尾昌晃・畑中葉子 (‘78)

          映画:「アメリカン・グラフィティ」関連のレコード

          オールディーズやロックンロールの映画の金字塔とも言える映画「アメリカン・グラフィティ」であるが、一般的によく知られているアルバム(オレンジ+ウェイトレス)以外に、続編やVol.Ⅲとしてリリースされたアルバムもある。まあ「アメリカン・グラフィティ〜American Graffiti」というタイトルだけでは、無数のアルバムが該当するので、正統な流れとしてのアルバムを紹介させていただこう。 この映画は、ご存知のようにカリフォルニア州の小さな町が舞台で、4人の主人公の’62年の夏の

          映画:「アメリカン・グラフィティ」関連のレコード

          ダーツ/ダーツ (‘77)

          Darts / Darts (‘77) ‘80年代はストレイ・キャッツをはじめとする、ネオロカビリーが注目されたが、このムーブメントはイギリスから発信されたものであった。イギリスではマッチボックスらが’70年代から活動をしており、すでにリバイバルとしてのロックンロールは定着していた。 今回 紹介させていただくのは、同時期にロックンロールやドゥー・ワップをアップデートさせた音楽を演奏していたバンド、ダーツが’77年にリリースしたファーストアルバムである。彼らは’76年にブライ

          ダーツ/ダーツ (‘77)

          ピュア・エレクトリック・ソウル/クリエイション (‘77)

          Pure Electric Soul / Creation (‘77) 高校1年の時、同級生とバンドを始めた時によくコピーしたのがクリエイションだった。今回紹介させていただく’77年の作品「ピュア・エレクトリック・ソウル」は、彼らの3枚目のアルバムになる。 竹田和夫(ギター、ボーカル)率いるクリエイションは、日本のバンドでありながら、曲はすべて英語詞で、最初から照準を海外に向けていた。最初はステージのMCまでも英語でおこなっていたという拘りようである。 サウンドはツインギ

          ピュア・エレクトリック・ソウル/クリエイション (‘77)