トマリエ

※記事内容は ☆短編(SF、怪談、歴史)☆俳句鑑賞(「暮らしっ句」)☆AI絵本 ☆パロ…

トマリエ

※記事内容は ☆短編(SF、怪談、歴史)☆俳句鑑賞(「暮らしっ句」)☆AI絵本 ☆パロディ・コント ☆怪しい話(「幻聴ラヂヲ」)☆プチ論など。「ヘタの横好き+ナントカにも五分の魂」。一年目は思いつくまま書きまくり。今はもう少し質をあげたいと試行錯誤中。よろしくお願いします。

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  • 短編 ショート 怪談 プチ論など

    短編 小説 怪談 プチ論 など

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    「日々の暮らし」の味わい、ぬくもり、それさえ忘れなければ、成功なんかとは縁遠くても、まっとうに生きていける。逆に言えば、こわいのは「こんな世の中、ぶっ壊してやり直した方がいい」という感覚。 ということで「日々の暮らし」を古典句、名句を手がかりに振り返り、語り継いでいこうというコーナーです。

  • 幻聴ラヂヲ

    幻聴を言葉として聴き取る補聴器を手に入れました。さて、幻聴がささやくメッセージとは……

  • AI-絵本

    AIで生成したイメージとショートストーリーやコントとの組合わせ

  • コント 小咄 ショートショート

    「しょーもな~」と云って、口元がゆるめば合格。 二度見禁止、瞬間藝ですから!

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[地球のカタチ]球体説は平面説と五十歩百歩。宇宙基準では「n次元多様体」

 ここ数日の、わたしの悶々の糸口となったのがその一節でした。
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 疑問とは、

ほんとに地球は球体なのか?

 こういうと、オマエも「フラットアース(地球平面説)」信者なのかと思われそうですが、今回、降りてきた最初の閃きは「地球は平面であり球体ではないか?」ということ。

 もちろんわたしにそれを

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占星術の「これ」 中編

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占星術の「これ」 前編 より続く

この記事の内容をひと言で云えば、「起承転結」の「承」と「転」!
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予想だにしない展開に……

◇ ◇ ◇

(´。`)(TonDemon)
 こんばんは。天王星が発見されたのは何時か、ご存知ですか?

@_@(Chuu2_AI)
 天王星の発見は1781年のことですね。イギリスの天文学者ウィリアム・

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昨年は阪神タイガースの「アレ」が話題をさらいましたが、
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 麦秋や 人呼ぶ声の一度きり  木下野生

 こちらはファンタジーというよりオカルト的。
「声の一度きり」というのは、返事をしなかったけれども、しばらくは耳をそば立てていたということでしょう。しかし、次はなかった。
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 麦畑とは書いてありませんが、麦秋という季語を選んでいる以上、意識はされていたと思います。麦秋に出かけたくなる人は、たぶん黄金色の麦畑を知ってる人。そして行き先は観光地じゃなく、むしろ何もない場所、知らない土地… わたしも思わず疼きました。ただ、冒険に出たいというより、「あの頃のあの場所」を思い浮かべているというあたりが、歳なのかなあ。
.

 麦秋の続く限りの風

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みつけたかも! Black_AIのシッポ[SF][ショートショート]

みつけたかも! Black_AIのシッポ[SF][ショートショート]

 リリウッド映画というのは、だいたいが宣伝だそうだが、高性能コンピューターについてはどのように描かれてきたか?

 そう敵である。おおかた人類を滅ぼすという設定で、実際に攻めてきて、ドンパチになるというのがお決まりのパターン。

 したがって裏読みすれば、

コンピューターは実は敵なんかではなく、
暮らしを豊かにし、仲良く共存できる存在ではないか?

 と疑えなくもない。根拠を考えてみよう。

 

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 ちゃんと黒着て来ましたよ~とツッコミたくなりますが、たぶんその反応は想定されていたこと。撒き餌のようなものですね。
 では、本意はどこにあるのか? 手がかり得るためにこんなふうに置き換えてみます。

 子が遊ぶ 病人の軒と知らずして

 こうすると「困ったものだ」と「無邪気」が混在していること。「仕方がない」と「仕方がないで済まされるのか」とい

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「樹木葬」のパンフレットを持ったセールスマンがやってきた。門前払いしないで、つい話を聞いてしまったのは、そこに「カナダ」の文字があったからだ。「カナダ」と云えば、世界に先駆けて安楽死の手続きを大幅に簡略化させた国だ。葬られ方には興味が無かったが、安楽死とセットなら聴いてもいいと思った。

 しかし、商品は葬式でも安楽死でもなく金融商品だという。CO2の排出権を商品化したものらしい。それが「樹木葬」

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AIはフィクションで真実を語るのか?[Halcination_paradox]

AIはフィクションで真実を語るのか?[Halcination_paradox]

「生成AIの回答には時々ウソが混じる」ということを説明する際に「Halcination」という言葉が使われます。「ウソ」と「ウソをつく行為」の両方に使われます。詳しいことは専門サイトにお任せするとして、それを逆手にとってみたというのがこの小説。つまり、

AIと架空の話をすると真実が混じるのか?
ということです。結果については、皆さんがご判断下さい。
「AIのやつ、上手くトンデモ話に合わせてる~」

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[暮らしっ句]新 緑[俳句鑑賞]

[暮らしっ句]新 緑[俳句鑑賞]

スナップショット編

 新緑の木蔭や憩ふ 乳母車  吉田きみえ
 新緑や補助輪はづす 父と子と  有松洋子
 新緑にひらく詩集の うすみどり  平野伸子
 新緑や 触れあふ音の ひとり占め  松沢久子

 コメントは不要ですね。「うわ、きれい!」という時機を過ぎて、毎日が新緑という中での何気ない光景。でもこれ以上、何を望むのかと。
 小さな幸せと大きな幸せ、選べるとしたら、どちらを選びますか?
.

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[星の名は?]貧しき人々[幻聴ラヂヲ]

[星の名は?]貧しき人々[幻聴ラヂヲ]

 例によってどこかヨソの星から聞えてきた怪電波だが、底辺にとっては耳の痛い話だった。

 話していたのは努力して成功した人。ただ芸能関係、客商売なので庶民のことは常に考えている。ディスりつつも相手のことを思う気持ちが強いから人気者なのだろう。仮に、某さんとしておく。

 ファンが某さんに、こうコメントした。

「○○というパフォーマンスが登場したのをご存知ですか? 某さんにもぜひやっていただきたい

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[AI]夢の島 for machines[絵本]

[AI]夢の島 for machines[絵本]

夢の島…… 昭和にはそれなりに知られていた
ゴミ捨て場にされた島の "美称" である
もっとも、先にあったのは別の構想で
ゴミの最終処分場にされたのは
その構想が潰えたからだ
つまり「夢」の意味が、
"期待" から "儚い幻" へと変わった

実は同じ時期、ゴミの島の計画がもう一つあった
そっちが知られていないのは
予算がついたにもかかわらず 中断されたからだ

わずかな証言によると
機械だけが捨

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ト説・ピラミッドタイプ[心理model]

ト説・ピラミッドタイプ[心理model]

若いころに見かけた一節を思い出した。

ピラミッドをひたすら登る者と、オアシスにとどまる者、
そして砂漠を流離う者……

人間には、三つのタイプがあるという。
ソースは心理学者らしいが、オレが読んだのは沢木耕太郎の本だった。
高校を卒業する前か、したばかりの頃だ。
氏も当時は若くて冒険心に満ちていたし実際、世界をめぐっていたようだ。
たぶん自分は砂漠を流離うタイプだと思っていたのではないか。

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[幻聴ラヂヲ]人気アニメ三部作と持続不可能な社会(隠され見向きもされなくなったところから ”禍” が…)

[幻聴ラヂヲ]人気アニメ三部作と持続不可能な社会(隠され見向きもされなくなったところから ”禍” が…)

 ひさしぶりに聞えてきたどこかの星の海賊放送

 その星で大人気アニメ監督の作品、実は三部作だったそうです。
 Kimi no・・・ Tenki no・・・ ・・・no Tojimari。
 
 一つ目が、災害を防ごうとする
 二つ目が、災害を受けとめようとする
 三つ目が、災害だらけの世の中?

「Suzume」は「Uzume」から来てるそうです。
 洞窟に隠れた「Terass」を呼び出すのに重

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[暮らしっ句]花の雨[俳句鑑賞]

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怪し編

最初は さりげなく

 さがし物 わからぬままに 花の雨  中川美代子

 探し物、普通は気になるものです。痒みのようにつきまとってくる。それがこの時は(ま、いいか)と思えたわけですね。忘れたんじゃないところがミソ。実はこれ達人の境地(※)かも。花の雨がそこにいざなってくれた。

※たとえば座禅。雑念があふれ出てきますが、いちいち気にすると部屋に迷い込んだ虫を追いかけ回すようもの。実は気

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[naming詩]うれしなんで?

[naming詩]うれしなんで?

夕暮れ時、よく見えない相手に呼び掛けたというのが
「名」の由来だとか… 詩が生まれる前の物語
~いろんなことに どんどん名前をつけてしまえ企画~



気鋭の学者さんたちが
トークで おもしろいこといってた

(押しピン踏んで、痛っ!)

苦しむのはそれで十分
それなのに苦しみを育てる人が多い

(誰がこんなとこに押しピン置いたの!)
(どうしてワタシは、こんな目に遭うの!)

そういうのは因果

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