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まさか私が『源氏物語』に挑戦するなんて!! 本職はジュエリーラブな美人(?)女社長の言…

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まさか私が『源氏物語』に挑戦するなんて!! 本職はジュエリーラブな美人(?)女社長の言の葉。愛猫オシリス(アビニャン♂)もたまに登場します☆

マガジン

  • 令和源氏物語 宇治の恋華

    創作満載☆令和の我々に読みやすく共感できる源氏物語を。 宇治の恋物語をおよそ250話ほどで書き下ろします。

  • 画像を使ってくださり感謝いたします

    私の画像をつかってくださった皆様の記事を収録致しました。 ありがとうございます。

  • 紫がたり 令和源氏物語

    青木紫 が語る「令和源氏物語」。創作を盛り込んだ現代語意訳です。 千年前でも現代人でも変わらないのは人の心。 光る君の生涯「桐壺」から「雲隠」まで、449話にて完結です。

  • 令和六年 誕生日別 和のお守り文様令和/3月(有料記事)

    令和六年は閏年。 例年とは節目も違う日もあります。 数秘術によって導かれた令和六年の誕生日別お守り文様3月版。 完全オリジナル版です。 こちらは有料の記事となっておりますので、ご了承ください。 その日ごとでご購入いただけますが、月まとめでご購入いただきますと、幸運日と注意日、その月の歳時記を読むことができます。

  • 令和六年 誕生日別 和のお守り文様/2月(有料記事)

    令和六年は閏年。 例年とは節目も違う日もあります。 数秘術によって導かれた令和六年の誕生日別お守り文様2月版。 完全オリジナル版です。 こちらは有料の記事となっておりますので、ご了承ください。 その日ごとでご購入いただけますが、月まとめでご購入いただきますと、幸運日と注意日、その月の歳時記を読むことができます。

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紫がたり 令和源氏物語 第一話 桐壺(一)

 桐壺 (一) いづれの御時にか 女御 更衣    あまたさぶらひたまひけるなかに いとやむごとなき際にはあらぬが    すぐれてときめきたまふありけり 世に優れ…

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紫がたり 令和源氏物語 第一話 桐壺(一)

紫がたり 令和源氏物語 第一話 桐壺(一)

 桐壺 (一)

いづれの御時にか 女御 更衣 
  あまたさぶらひたまひけるなかに
いとやむごとなき際にはあらぬが 
  すぐれてときめきたまふありけり

世に優れた天子(=帝)が出られると古からの伝説では、瑞兆として鳳凰が現れると伝えられております。そして、天下は天子の徳を映したように平和であるのだそうな。
この帝もそのような御方であったのでしょう。
名を桐壺帝(きりつぼのみかど)と仰せになり

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【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 6月8日<翡翠>

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令和版 誕生日別 和のお守り文様

令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。
たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓

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令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十七話

令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十七話

第百六十七話 浮舟(三十一)

まるで心が砕けたように痛い。
信じたものが儚く消え去ったのが虚しくて、とめどなく溢れる涙を抑えきれぬまま、浮舟は目を醒ましました。

今、見聞きしたものは夢であったのか。
果たして惑うものは心がその身を抜け出て彷徨うこともあるという。
ならばあれは真実のことであるに違いない。
薫君が自分に向けたまなざしの向こうには恋しい女人への尽きぬ想いがあり、匂宮の心を蕩かす

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令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。
たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓

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令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十六話

令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十六話

第百六十六話 浮舟(三十)

何やら具合が悪そうに臥した娘が可哀そうで、常陸の守の北の方は子供の頃に聞かせた子守唄を歌いながら優しく手を握りました。
「何も心配することはありませんよ。ゆっくりお休みなさい」
その心地よさにいつしかうとうとと、浮舟はようやく安らかな眠りに引き込まれてゆくようです。
姫がすっかり寝息を立てはじめると北の方はこの宇治にはもう来ることも無いであろう、と一人寂しく取り残さ

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令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。
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平安貴族みたいに暮らしたい

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みなさん、こんにちは。
次回、『令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十話』は明日6月6日(木)に掲載させていただきます。
本日は平安に思いを馳せる女子のダラダラ本音エッセイ(???)でしょうか。

私は源氏物語を現代語版にアレンジして掲載しておりますが、その前には落窪物語や以前アメブロで竹取物語なども書き下ろして掲載しておりました。
そして文様のことも日々綴っておりまして、けっこう平安時代には詳しいほ

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令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
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本日は『光る君へ』第22話を視聴しての感想です。
タイトルは「越前の出会い」でした。

 受領について

舞台は越前に移り、生真面目な為時(岸谷五郎さん)は国府に入る前にさっそく松原客館を訪れて宋人の様子を視察しました。
ここで少し受領という職について補足しておきましょう。
中央から地

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それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
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令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十五話

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第百六十五話 浮舟(二十九)

娘(浮舟)の加減が悪いと聞いた常陸の守の北の方は、末娘のお産につき祈祷や読経で邸中が慌ただしく浮足立っておりましたが、どうにも心配になり、様子を伺おうと宇治へと赴きました。
久しぶりに見る娘は洗練された装束を着こなし、女性らしく匂やかな乙女となって磨かれて、薫君に大切にしてもらっているのだと安堵する母ですが、たしかに以前よりも痩せ細って悩ましげに伏していられるのが

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令和版 誕生日別 和のお守り文様

令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。
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令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十四話

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第百六十四話 浮舟(二十八)

薫は少し前から進めていた浮舟の為の邸の造作に本格的に取り掛かることにしました。
しかしながら表だって仰々しくして、薫右大将は女を迎える為に邸をこしらえている、と噂されては見苦しいものです。
密かに整えようと信頼する家司に差配を任せました。
運命とはまったく皮肉なもので、この家司こそ大蔵の大夫・仲信という、娘婿にあの匂宮の小飼いである大内記・道定を持つ者なのでした。

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【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 6月2日<紫陽花>

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令和版 誕生日別 和のお守り文様

令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
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令和源氏物語 宇治の恋華 第百六十三話

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第百六十三話 浮舟(二十七)

浮舟は薫君と匂宮、どちらを愛しているのか己の心がわかりません。
それゆえにそれぞれに送る手紙には真摯に向き合い、思うままを素直にしたためているのです。

 つれづれと身を知る雨のをやまねば
      袖さへいとどみかさまさりて
(御身が間遠であるので独りがちになると物思いに沈んでしまいそうです。その涙が宇治川に注いで水を増すのも辛いのです)

この歌は薫が訪

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【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 6月1日<鮎>

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令和版 誕生日別 和のお守り文様

令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。
それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。
しかしちょっと考えてみてください。
さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。
たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓

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